4日午前、三田市総合福祉センターにて三田市市立幼稚園PTA連合会主催による「まちの子育て広場講演会」が開催されました。
講演会講師は、井上序子(いのうえ つぎこ)氏臨床心理士でもあり、年間50講演ほどこなしている方です。
お話しは、幼児教育の大切さ、幼児と親の関係性などが中心でした。
3歳~小学校へ上がる段階での親子関係、特にコミュニケーションは、大人の立場からの一方通行の会話が多いとのことで、子どもが親に何を求めているのかを知ることが大切とのお話しでした。
例えばの事例として、子どもがボールを買ってほしいとせがむとします。
親は、その時に「好きなボールを買いに週末に行こうね」と約束します。
親は、子どもとの約束を週末に守り、ボールを買いに行きます。・・・ここまでは、親と子の信頼関係ばっちりです。
子が仮に男の子だったらの場合、ボールの色が「赤」を気に入り、「これにする」と子が親に伝えます。
子どもはこの時点まで親の「好きなボール買っていいよ」との言葉を信じて非常に素直になっているので、そのまま伝えます。
しかし、ここから親のコントロールが入ると言うことなのです。親は何故赤なの?男の子らしい青系統ではダメなのか?と思ってしまいます。
親は「こっちの色の方が良いのでは?」と案に子の選択肢や判断を曲げようとします。
そして、最終的には、なんとなく好きな色を回避して「男の子らしいという親の判断」を通さないとボールは買ってもらえない。と言う感じになると、親に対する子の信頼は崩れると言うのです。
これらの会話が続くと子どもは、自分で進路を決められない状況をつくり出しているというのです。
また、親子の上手なコミュニケーション技術としては「オウム返し」と言うものがあるとのこと。
子が「○○したいねん」と言うときがあります。親は、忙しい時に「ダメです」とつい言ってしまうことが多くあります。
その「ダメ」と言う言葉が子どもの人格をひどく傷つける原因となる。とのこと。
それよりも、「○○したいのー。そうー」とまずは、子の話しを受け止めて「何でそう思ったのかな」「今は○○だからできないね」と言うと、子はちゃんと受け止められる。とのことでした。
これが続くと「親に何を言っても聞いてもらえない」モードになるとのことです。要注意ですね。
我が家での子育てが上手く行ったのか、子どもに親として深く傷つける言動はなかったのか?と自問させられました。
私の場合は、少なくとも井上先生のような形で、コミュニケーションを取っていなかった気がします。
きつく「ダメ」出しの連発ではなかったのか?仕事、子どもの保育園への見送り・・・・。子どもとどのような会話を交わしたのかさえ、今は記憶にありません。ちゃんと、幼児教育論なり何なり勉強しておけば・・・。後の祭りです。
話しは急展開ですが、私は毎週木曜日の朝に新三田駅でご挨拶させていただいています。
私の立っている支柱の上で今、燕が必死になって子育ての真っ最中です。
5分に一度は、巣に戻り子に餌をやっています。
燕の子も親が巣に戻り、餌が貰える。また、温かなぬくもりも伝わるのでしょう。
写真では巣から親鳥の尻尾しか見えていませんが、夜になると蛍光灯に餌となる虫がいっぱい飛び交ってくるので、絶好の餌場なのかも知れません。
最後に井上先生から最近気になる親の現象があるとお話されていました。
このお話し、私も良く見かける現象です。小さい子を持つ保護者の皆様気をつけましょう。
それは「携帯」です。
幼児は、親にコミュニケーションをとろうとするのは当たり前ですが、子が「ねー、ねー」と親に何か質問しても、親は携帯メールや電話でのコミュニケーションを優先している姿を良く見かけます。
これは、子どもでなく大人同士でも、コミュニケーションが途絶える要因にもなります。
最近は会議でもモバイルを手元から話さない方が増えてきていませんか?
また、画像撮影などをして、ツイッターへ送信していることも良くある話です。
大人同士の場面でさえ、礼儀をわきまえない方が増えているような気がします。
皆様の周りでは増殖していませんか?
講演会講師は、井上序子(いのうえ つぎこ)氏臨床心理士でもあり、年間50講演ほどこなしている方です。
お話しは、幼児教育の大切さ、幼児と親の関係性などが中心でした。
3歳~小学校へ上がる段階での親子関係、特にコミュニケーションは、大人の立場からの一方通行の会話が多いとのことで、子どもが親に何を求めているのかを知ることが大切とのお話しでした。
例えばの事例として、子どもがボールを買ってほしいとせがむとします。
親は、その時に「好きなボールを買いに週末に行こうね」と約束します。
親は、子どもとの約束を週末に守り、ボールを買いに行きます。・・・ここまでは、親と子の信頼関係ばっちりです。
子が仮に男の子だったらの場合、ボールの色が「赤」を気に入り、「これにする」と子が親に伝えます。
子どもはこの時点まで親の「好きなボール買っていいよ」との言葉を信じて非常に素直になっているので、そのまま伝えます。
しかし、ここから親のコントロールが入ると言うことなのです。親は何故赤なの?男の子らしい青系統ではダメなのか?と思ってしまいます。
親は「こっちの色の方が良いのでは?」と案に子の選択肢や判断を曲げようとします。
そして、最終的には、なんとなく好きな色を回避して「男の子らしいという親の判断」を通さないとボールは買ってもらえない。と言う感じになると、親に対する子の信頼は崩れると言うのです。
これらの会話が続くと子どもは、自分で進路を決められない状況をつくり出しているというのです。
また、親子の上手なコミュニケーション技術としては「オウム返し」と言うものがあるとのこと。
子が「○○したいねん」と言うときがあります。親は、忙しい時に「ダメです」とつい言ってしまうことが多くあります。
その「ダメ」と言う言葉が子どもの人格をひどく傷つける原因となる。とのこと。
それよりも、「○○したいのー。そうー」とまずは、子の話しを受け止めて「何でそう思ったのかな」「今は○○だからできないね」と言うと、子はちゃんと受け止められる。とのことでした。
これが続くと「親に何を言っても聞いてもらえない」モードになるとのことです。要注意ですね。
我が家での子育てが上手く行ったのか、子どもに親として深く傷つける言動はなかったのか?と自問させられました。
私の場合は、少なくとも井上先生のような形で、コミュニケーションを取っていなかった気がします。
きつく「ダメ」出しの連発ではなかったのか?仕事、子どもの保育園への見送り・・・・。子どもとどのような会話を交わしたのかさえ、今は記憶にありません。ちゃんと、幼児教育論なり何なり勉強しておけば・・・。後の祭りです。
話しは急展開ですが、私は毎週木曜日の朝に新三田駅でご挨拶させていただいています。
私の立っている支柱の上で今、燕が必死になって子育ての真っ最中です。
5分に一度は、巣に戻り子に餌をやっています。
燕の子も親が巣に戻り、餌が貰える。また、温かなぬくもりも伝わるのでしょう。
写真では巣から親鳥の尻尾しか見えていませんが、夜になると蛍光灯に餌となる虫がいっぱい飛び交ってくるので、絶好の餌場なのかも知れません。
最後に井上先生から最近気になる親の現象があるとお話されていました。
このお話し、私も良く見かける現象です。小さい子を持つ保護者の皆様気をつけましょう。
それは「携帯」です。
幼児は、親にコミュニケーションをとろうとするのは当たり前ですが、子が「ねー、ねー」と親に何か質問しても、親は携帯メールや電話でのコミュニケーションを優先している姿を良く見かけます。
これは、子どもでなく大人同士でも、コミュニケーションが途絶える要因にもなります。
最近は会議でもモバイルを手元から話さない方が増えてきていませんか?
また、画像撮影などをして、ツイッターへ送信していることも良くある話です。
大人同士の場面でさえ、礼儀をわきまえない方が増えているような気がします。
皆様の周りでは増殖していませんか?
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