三田市議会議員 肥後淳三のウェルビーイング(幸せ)日記

幸せな出来事、その日の思いをブログにしたためます。        皆さんと一緒に幸せを追求しましょう!

中学生徒の「いじめ」そして逮捕~地域力をいかしたのか~

2013年01月22日 | 生活・教育
 正月気分も覚めない7日に市内中学生徒がいじめによる生徒への暴行や教員に暴行を加え逮捕されると言う事態となりました。さらに、先週末にも別のいじめによる暴行で市内中学生が数名逮捕されるに至りました。

 逮捕理由は様々ですが、「暴力を決して許さない」と言うことは否定するものでもなく、毅然とした対応を取ることも当然のことだと思います。
 しかし、私たちは、今の現状を見る場合に「事件の経過」が余りにも分かりにくいため、「傍観者」的な考えしか出てきません。
 例えば「いじめ」が発展して「自殺者」を出さなかったから良かった。未然に防止ができた。
 さらには、「逮捕された生徒の家庭環境が悪かった。そして親も・・・」と言う風に・・・。生徒の置かれた境遇など、何も知らされないのに、こちら側が勝手に想定して話をしてしまいます。議員の苛立ちも、前回の教育委員会の説明を聞いているとさらに高まるばかりです。
 
 今回の事件での対策は、次の対策を打っていく
 教育委員会は「今回の事件をきっかけに①第三者の委員会を立ち上げ検証する 他に事例がないかどうかを生徒に②アンケートを取る ③研究者による生徒指導者への研修会の開催 ④問題行動対応マニュアルの作成」

 どれも対策としては、やらなくてはならないものばかりですが、逮捕者を出した学校が、これまで地域の方々の出入りがどれほどあったのか?ようは、開かれた学校になっていたのか?をしっかりと検証しても良いのではないかと思います。
 学校内で起こっている様々な現象。「外部に漏らしたくない」と言う学校の意思が強ければ強いほど、地域の方々への「公開」「ヘルプ」が遅くなり、後手後手に回る。
 地域や保護者は、事件後に「報告」と言う形で会が持たれる。まるで、負の連鎖のようです。
 教育基本法にも地域との連携がうたわれていますが、地域に開かれた学校になっている中学校は少ないのではないかと思います。
 昨年4月から試行ではじまっている「コミュニティスクール」。地域に何でも相談し、地域の力で生徒や児童を守ること。学校の「都合の悪い事は隠す」と言う事象が直らない限り、同じ事が繰り返し起るのではないかと思います。
 
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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2013-02-07 10:42:55
中田はつ美氏のブログにあった教育委員定例会の様子を拝見しました。教育委員の方も改革を主導していかれるそうで心強い事です。開かれた学校にしていくにはどうすればよいか今こそ皆で考えていくべきではないでしょうか。これからの三田の教育がよりよいものになっていく事
を期待します。
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