データマイニングという考え方がある。
コンピュータ・IT用語である。
もう20年も30年も前に流行った言葉である。
「データ」はデータのデータ。
マイニングとは鉱脈採取のことである。
要はただの蓄積された一見、意味のない膨大なデータの中から真に貴重な情報を探し当て掘り出す技術のことを言う。
例えば購買者と購買商品のデータから、正確な消費行動の傾向を分析提示するといったことができる。
主にソフトウェア・ツールが担当する分野である。
昔はオカブはこんなことに取り組んでいた。
しかし、今ではこれもAIがカバーする領域になってきた。
今はAI、AIと喧しいが、なかなか馬鹿にできないものである。
短日や軒端に侘びを残しけり 素閑
短日の下校の生徒暮れ時や 素閑
短き日惨たるさだめあるさまや 素閑
若和尚短日の庭掃きにけり 素閑
短日の燃えるも冷めて暮れ終わる 素閑
短日の広大無辺の天地かな 素閑
良縁に恵まるるとも短き日 素閑
寄席帰り日の短きを笑ひけり 素閑
日短かや閻魔の堂の匂ひかな 素閑
短き日大拙の塔ひかりけり 素閑