12月も8日である。
年末を過ごす準備も新年を迎える準備も何もしていない。
歳の瀬、新年と言っても何も特別なことを催すわけではない。
しかし、会社のことでも、税務署への報告とか、年末処理とか、結構、時期の区切られたものがある。
放っておくわけにはいかないのだが、なんとも手が付かない。
しばらくしたら、もうどうとでもなれ、という気分になるかもしれない。
いずれにせよ、親に似ず無精な性分が災いをなしている。
生き死にも粥の種にて臘八会 素閑
臘八や問うて返すは糠妄想 素閑
臘八や風は賤が家吹き通る 素閑
臘八の夜更けて意地を張り遠し 素閑
臘八やしびれ切りたる板の冷え 素閑
臘八や板東太郎の雲の無き 素閑
臘八やしづくしたたる水道栓 素閑
臘八や寝間にて震え一夜過ぐ 素閑
母のもと煩わしくもあり臘八会 素閑
臘八に為すがままなる六十路かな 素閑
臘八や荒れにまかする切り通し 素閑