昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

臘八会

2018-12-08 17:48:48 | 俳句

12月も8日である。
年末を過ごす準備も新年を迎える準備も何もしていない。
歳の瀬、新年と言っても何も特別なことを催すわけではない。
しかし、会社のことでも、税務署への報告とか、年末処理とか、結構、時期の区切られたものがある。
放っておくわけにはいかないのだが、なんとも手が付かない。
しばらくしたら、もうどうとでもなれ、という気分になるかもしれない。
いずれにせよ、親に似ず無精な性分が災いをなしている。

生き死にも粥の種にて臘八会   素閑

臘八や問うて返すは糠妄想   素閑

臘八や風は賤が家吹き通る   素閑

臘八の夜更けて意地を張り遠し   素閑

臘八やしびれ切りたる板の冷え   素閑

臘八や板東太郎の雲の無き   素閑

臘八やしづくしたたる水道栓   素閑

臘八や寝間にて震え一夜過ぐ   素閑

母のもと煩わしくもあり臘八会   素閑

臘八に為すがままなる六十路かな   素閑

臘八や荒れにまかする切り通し   素閑


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