先月、ひょんなことから二科会の役員さんに会う機会があり、二科展の招待状をいただいた。

美術鑑賞は大好きだ。「絶対行くぞ~!」と楽しみにして開催を待った。
そして、ようやく国立新美術館に行く日が来たのだが……。
大変、招待状がない!!
どこにしまったか、まったく記憶がない。クリアファイルの中、バッグの中など、心当たりを片っ端から探してみる。せっかくいただいたのに、なくすとは何たる失態か。役員の方に申し訳なくて、一生懸命探した。結果、20分後に見つけることができた。
バンザーイ!
二科展は、絵画の他に彫刻、デザイン、写真がある。まずは1階の部屋に入ってみた。
「こんにちは」
「こんにちは」
受付の方と挨拶を交わし、招待状を差し出す。案内図や出品者一覧をもらい、会場に入った。

まずは彫刻からだ。力作ぞろいで、見るだけではもったいないと感じた。近くの係員に声をかけてみる。
「あのう、写真撮影はできますか?」
「はい。スナップ写真程度でお願いします」
デジカメを持ってきた甲斐があった。気に入った作品を次々に撮り、絵画へと進んだ。
一番目立つ場所に、福島の子供たちが描いた作品が飾られている。

柔らかなタッチや明るい色づかいが「希望」や「再生」を連想させ、胸が熱くなった。いい絵だ。
彫刻は1階だけだったが、絵画は数が多く、1階から3階に渡って展示されている。会場の広さに迷いながら、順番に見ていった。
細部までを忠実に再現した風景画が目に留まる。描き手の優れた観察力と、巧みな筆づかいに感心した。次は、イラストのようにデフォルメされた外国の街並みに魅かれる。写真と違い、作者のフィルターを通した景色が心地よい。
私は絵画の魅力を考えてみた。彫刻と違い、二次元の世界でありながら、見事な立体感を表現する技術や、シャッターを押すだけの写真と違い、自らの指で線を描き、色を塗るプロセスに感動するのだ。どの作品にも、作者の想いが込められていて、大きなエネルギーを感じる。
たくさんの絵を堪能したら、仕事で消耗した体が充電できた。
お腹のほうも充電しなくては。

すっかり元気になって、家に帰った。
しかし、大事なことに気がついた。
しまった、役員さんの絵を見るのを忘れた!!
こともあろうに、私は招待状をくれた二科会の役員さんの絵を見損ねたのだ。
大失敗……。
誰か、写メしてくれませんか~!?
☆追記☆
心機朗さんのコメントに刺激を受け、2度目の二科展に行ってまいりました!
後ろ暗い想いで過ごすより、「エイヤッ」と出かけたほうがいいですよね。
役員さん、ちゃんと見せていただきましたよ。
ありがとうございました。

↑
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)

美術鑑賞は大好きだ。「絶対行くぞ~!」と楽しみにして開催を待った。
そして、ようやく国立新美術館に行く日が来たのだが……。
大変、招待状がない!!
どこにしまったか、まったく記憶がない。クリアファイルの中、バッグの中など、心当たりを片っ端から探してみる。せっかくいただいたのに、なくすとは何たる失態か。役員の方に申し訳なくて、一生懸命探した。結果、20分後に見つけることができた。
バンザーイ!
二科展は、絵画の他に彫刻、デザイン、写真がある。まずは1階の部屋に入ってみた。
「こんにちは」
「こんにちは」
受付の方と挨拶を交わし、招待状を差し出す。案内図や出品者一覧をもらい、会場に入った。

まずは彫刻からだ。力作ぞろいで、見るだけではもったいないと感じた。近くの係員に声をかけてみる。
「あのう、写真撮影はできますか?」
「はい。スナップ写真程度でお願いします」
デジカメを持ってきた甲斐があった。気に入った作品を次々に撮り、絵画へと進んだ。
一番目立つ場所に、福島の子供たちが描いた作品が飾られている。

柔らかなタッチや明るい色づかいが「希望」や「再生」を連想させ、胸が熱くなった。いい絵だ。
彫刻は1階だけだったが、絵画は数が多く、1階から3階に渡って展示されている。会場の広さに迷いながら、順番に見ていった。
細部までを忠実に再現した風景画が目に留まる。描き手の優れた観察力と、巧みな筆づかいに感心した。次は、イラストのようにデフォルメされた外国の街並みに魅かれる。写真と違い、作者のフィルターを通した景色が心地よい。
私は絵画の魅力を考えてみた。彫刻と違い、二次元の世界でありながら、見事な立体感を表現する技術や、シャッターを押すだけの写真と違い、自らの指で線を描き、色を塗るプロセスに感動するのだ。どの作品にも、作者の想いが込められていて、大きなエネルギーを感じる。
たくさんの絵を堪能したら、仕事で消耗した体が充電できた。
お腹のほうも充電しなくては。

すっかり元気になって、家に帰った。
しかし、大事なことに気がついた。
しまった、役員さんの絵を見るのを忘れた!!
こともあろうに、私は招待状をくれた二科会の役員さんの絵を見損ねたのだ。
大失敗……。
誰か、写メしてくれませんか~!?
☆追記☆
心機朗さんのコメントに刺激を受け、2度目の二科展に行ってまいりました!
後ろ暗い想いで過ごすより、「エイヤッ」と出かけたほうがいいですよね。
役員さん、ちゃんと見せていただきましたよ。
ありがとうございました。

↑
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「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
いつも工夫のあるコメントをありがとうございます♪
私は毎朝眠くてツラいです。
東京はまだまだ残暑が厳しい…。
クーラーが手放せませんよ。
二科展にはいい絵がたくさんありました。
著作権はすべて二科会にあるそうです。
パンフレットは名前だけでしたよ。
涼しくなったせいか、よく寝てます。
被災地の子どもたちの絵、すばらしいです!
写真を見ても、胸が熱くなります。
パンフレットには、作品までは載りませんか。
再度行かれて、安心&満足ですね。
いえいえ、私は腰が重いほうですよ。
だからこそ、勢いで行動せにゃならんのです。
動くと決めたら、「えいやっ」と飛び出していかなくては!
仕事帰りの寄り道は、足が重く感じました。
夕食前だというのに、1階のカフェでカフェラテを飲んで休みましたよ。
お父様、絵がお上手だったんでしょうね。
親に連れられた子どもも見ましたよ。
「絵を習っているんだから、よく見ておきなさい」と親は言いますが、子どもは退屈そうでした(笑)
お好きとはいえ、仕事帰りにはちょっぴりお疲れではなかったでしょうか。
行動力がおありですね、いつも思うことですが。
子供の頃、父が二科展に絵を出していました。
何度か見に連れていかれましたが、
ひたすら疲れた記憶しかありません。
私のほうがよほど誘い甲斐のない女のようです
ああ、「泣ける」という言葉が一番ふさわしいかも。
大きな試練に立ち向かい、けなげに生きていますよね。
見習わなくちゃと思いました。
二科展は名古屋でも見られるようです。
10月2日~14日まで、愛知県美術館ギャラリーで開催すると書いてありました。
ぜひどうぞ!
役員さんの作品が見れて良かったですね~。
被災地の子供たちの作品が泣けます。
あっ、こんなコメントが(笑)
今日、思い切って見てきたんだからね。
誤魔化す必要がなくなったよーん。
まあ、なんというか、私は義理堅い昭和の女なんざんす。
見終わったのが7時過ぎになったけど、ちゃんとお茶して帰ってきたよ。
カフェラテが美味しかった。
まあ、やいっちさんも充電されたんですね。
絵にしろ彫刻にしろ、芸術品には作者の魂が入っているような気がします。
独自の世界観に触れる体験は、なかなか心地よいものです。
いいものをご覧になりましたね。
私も自分の世界を表現したいです。
でもまあ、撮影が目的で行くわけではありませんから。
それに、美術館は撮影禁止ばかりですからね。
写真がダメならダメで、諦めます。
行く気になれないということはありません。
実は、見損ねたその日は「自腹で行かねば」と思っていました。
でも、時間がたつにつれ、「いいかな~」と流されちゃって。
友人ならではの厳しいご意見をありがとうございました。
気が変わらないうちに、仕事帰りに行ってきましたよ。
見てきて、スッキリです。
じゃあ、そのおじいさんの遺影はイラストだったんだね。
なかなか味のあるお葬式だったようで…。
写実的な絵は、私も好き。
どうやったら、あんなに上手に描けるんだろうね。
でも、芸術家はエキセントリックな人が多い(笑)
実は、一念発起しまして、今日2回目の二科展を見てまいりました。
入場料の1000円は授業料です。
仕事帰りなら、移動の時間が節約できますし。
なにより、スッキリしてよかったですよ。
スイーツは、生クリームに見えてメレンゲなんです。
サクサクしていて美味しくいただきました。
ただ、中がソルベなので、家に帰ったら下痢しました(笑)
さて!この先生はなんて言い訳するでしょう?生徒諸君!よぉ~く聞いておきなさい(笑)(笑)
でも、大切なのは、鑑賞(と食欲)を楽しむこと。
それができたら、言うことなしです。
小生も、一昨日、美術館へ久々、足を運びました。
向井潤吉という、古民家を描き続けたことで有名な方。
東京には彼の美術館があるけど、富山でようやく彼の展覧会があったのです。
めったにない機会。
今では見ることの叶わない古民家を素晴らしい絵で見る幸福を味わいましたよ。
撮影禁止やらブログ掲載は禁止やら
いろいろと規制が多いと
行く気になれないことが、ままあります
素直に評価したいだけなのですが…
いいものを吸収するのはホントいいですよね。
見てない作品が他にもあるようですから、行くっきゃナイト!
関係ないけど、昔うちで亡くなったお祖父さんの写真が無かったので、たまたま生前描いてもらった似顔絵を葬儀で使ってたよ。それがそっくりで驚いた。
やさしい、明るい色合いで。
彼らの心がこの色のようだと良いのですが。
スイーツなかなか美味しそうです。
で、砂希さんの失敗。
ありそう、私もやりそう。
これーと思っていったのに、他のものに目を奪われ、これーを忘れる事ってありますよね。
お知り合いで他に行かれる方は?
いらっしゃったら、写メですね。
だめなら、見たふりしてなんとかごまかす?