昨夜、就寝中に尿意を感じて目覚めたが、体が動かず起きられなかった。先月から忙しくなったせいもあり、疲れがピークに達していたのだろう。
夕方になってから、体調の変化に気づく。
「おしっこしたい」と思ってトイレに行くが、大した量は出ない。しかし、またすぐしたくなる。
いわゆる貧乳、いや頻尿である。私は青ざめた。
ヤバッ、膀胱炎だ……。
初めて膀胱炎に見舞われたときも、夜中のトイレを我慢したことがきっかけだったようだ。
そのとき、私は教員2年目で、23歳だった。ちょうど汗ばむ陽気となったころ、寝ぼけまなこでトイレに入ると、おしっこの色が赤い。赤ワインほどではないが、ロゼのようなバラ色をしている。
「なんだなんだ」と驚いたが、本当に仰天したのはそのあとだった。
いったーーーーい!!
ロゼワインのあと、不意に焼けつくような痛みが襲ってきた。排尿痛と呼ばれるものであることは、あとから知ったが、耐えがたい苦痛に泣きべそをかく。フラフラしながら部屋に戻ると、体が熱い。体温計で測ると、37度5分もあるではないか。とても仕事には行かれないと判断し、受話器を取った。
「あのー、笹木ですが、膀胱炎になってしまいまして、熱もあるものですから、今日はお休みさせてください」
職場では、休暇を取るのに理由は必要ないのだが、まだ経験の浅かった私は、ありのままを告げてしまった。受話器の向こうの教頭は、セクハラ一歩手前のオジさんである。不埒な想像をめぐらせているとおぼしき間のあと、「ああ、そうですか。じゃあお大事に」という、ニヤけた声が返ってきた。
40代の今なら、「水虫が悪化しまして」とか、「坐骨神経痛で」などと、色気のない嘘をつけたのだが。
病院に行くと、「急性出血性膀胱炎」と言われ、薬がどっさり処方された。
医師は、「番茶かほうじ茶をたくさん飲んで、膀胱内の菌を出してくださいね」と指示を出す。簡単に言ってくれるが、それは悪魔のサイクルの始まりであった。
お茶→尿意→排尿痛、お茶→尿意→排尿痛の繰り返しで、本当にまいった。結局、排尿痛から開放されたのは、夕方近くだったろうか。「もう二度とごめんだ」と思い知らされた。
私の母は、時間がないからと受診せず、膀胱炎を放置した結果、血の塊がゴロゴロ出てきたというから怖い。膀胱炎を甘く見てはいけないのだ。
それ以来、ちょっとの変化にも敏感になっている。尿の出が悪いと、まず膀胱炎を疑う。残尿感、頻尿感があったら、まめに水分を摂る。冷やさぬように体を温め、休養するように努める。
おかげで、今日は、いつも通りの朝を迎えられた。
健康であることが、なによりも大事だ。
皆さんも、膀胱炎にはお気をつけて!
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
夕方になってから、体調の変化に気づく。
「おしっこしたい」と思ってトイレに行くが、大した量は出ない。しかし、またすぐしたくなる。
いわゆる貧乳、いや頻尿である。私は青ざめた。
ヤバッ、膀胱炎だ……。
初めて膀胱炎に見舞われたときも、夜中のトイレを我慢したことがきっかけだったようだ。
そのとき、私は教員2年目で、23歳だった。ちょうど汗ばむ陽気となったころ、寝ぼけまなこでトイレに入ると、おしっこの色が赤い。赤ワインほどではないが、ロゼのようなバラ色をしている。
「なんだなんだ」と驚いたが、本当に仰天したのはそのあとだった。
いったーーーーい!!
ロゼワインのあと、不意に焼けつくような痛みが襲ってきた。排尿痛と呼ばれるものであることは、あとから知ったが、耐えがたい苦痛に泣きべそをかく。フラフラしながら部屋に戻ると、体が熱い。体温計で測ると、37度5分もあるではないか。とても仕事には行かれないと判断し、受話器を取った。
「あのー、笹木ですが、膀胱炎になってしまいまして、熱もあるものですから、今日はお休みさせてください」
職場では、休暇を取るのに理由は必要ないのだが、まだ経験の浅かった私は、ありのままを告げてしまった。受話器の向こうの教頭は、セクハラ一歩手前のオジさんである。不埒な想像をめぐらせているとおぼしき間のあと、「ああ、そうですか。じゃあお大事に」という、ニヤけた声が返ってきた。
40代の今なら、「水虫が悪化しまして」とか、「坐骨神経痛で」などと、色気のない嘘をつけたのだが。
病院に行くと、「急性出血性膀胱炎」と言われ、薬がどっさり処方された。
医師は、「番茶かほうじ茶をたくさん飲んで、膀胱内の菌を出してくださいね」と指示を出す。簡単に言ってくれるが、それは悪魔のサイクルの始まりであった。
お茶→尿意→排尿痛、お茶→尿意→排尿痛の繰り返しで、本当にまいった。結局、排尿痛から開放されたのは、夕方近くだったろうか。「もう二度とごめんだ」と思い知らされた。
私の母は、時間がないからと受診せず、膀胱炎を放置した結果、血の塊がゴロゴロ出てきたというから怖い。膀胱炎を甘く見てはいけないのだ。
それ以来、ちょっとの変化にも敏感になっている。尿の出が悪いと、まず膀胱炎を疑う。残尿感、頻尿感があったら、まめに水分を摂る。冷やさぬように体を温め、休養するように努める。
おかげで、今日は、いつも通りの朝を迎えられた。
健康であることが、なによりも大事だ。
皆さんも、膀胱炎にはお気をつけて!
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「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
気になるのは、原因です。
食生活に問題があったとか、何かあったのか、なんて。
小生にも、とんでもない病的体験があります。
そのドキュメント日記のURL書きたいけど、長い文章だから、遠慮しておきますね。
俺も若い頃に経験しました…何回もトイレに行くんですが出ない…辛かったです。俺の場合の原因は……言えない言えない!もー言えない(笑)(笑)
先生の場合は、過去に一度患った事もあり、そうなり易かった一面もあるんだと思う。
何かと病院や歯科医院にかかるしかなくて踏んだり蹴ったりだねぇ。
まぁ、オレも毎月定期的に通院している身だから他人事ではないんだけどね。明日あたり血液検査の結果が出るけど、それを知るのは恐ろしいのが正直なところ…。
ビール飲むとおしっこが近くなります。
トイレで飲んでたほうがいいくらいです。
砂希さんはおしっこしたいのに我慢できるんですね。
眠気が勝って尿意を理性でコントロールしているでしょうか。
私だったら漏らします。理性が無いのかも。(_ _;)…パタリ
膀胱炎は、圧倒的に女性の多い病気です。
男性は本当にかからないんですね。
原因は大腸菌が8割を占めています。
女性は、菌の入口が肛門から近く、しかも尿道が短いため、菌が侵入しやすいという構造上の弱点を抱えています。
したがって、膀胱には常に大腸菌を始めとする雑菌が入っているそうです。
しかし、この雑菌も繁殖しなければ膀胱炎には発展しません。
排尿によって、多少は菌を洗い流すことができるのですが、おしっこを我慢することで菌がたまり、繁殖しやすくなります。
また、冷えや疲れで抵抗力が落ちても、菌が増殖します。
つまり、食生活うんぬんではなく、抵抗力の問題なんですね。
まったく参りました。
何が原因なのか、わかるような気がする。
品行方正なワタクシと違って、ご乱行がたたったのでしょう?
バチが当たったのかしら(笑)
女性は膀胱炎にかかりやすいのよ。
修道院のシスターだって、抵抗力が落ちればなってしまうかもしれないんだから。
決して同一視しないように(怒)
特に夏場は尿量が減るから、菌を排出する機会が減るんだよ。
気をつけなくちゃ。
なんだか、男性は膀胱炎の何たるかも知らずに一生を終える人がほとんどみたいだね。
ストッキングも菌の繁殖を助ける役割をするんだって。
通気性が悪くなるから。
血液検査の結果が出るの?
何ともないといいね。
ブルーになっても結果は変わらないよ。
明るく元気にいきまっしょ~!
はい、今回は露骨にいきました(笑)
奥ゆかしくいくか、変化球でいくか、タイトルには結構気をつかいます。
でも、たまには直接的な書き方をしたかったんですよ。
アクセス多いです(笑)
ビールは利尿作用があるんでしょうね。
トイレで酒盛りだとムードがないので、シビン持ち込みで宴会というのはどうでしょう。
お漏らしにはくれぐれもお気をつけて。
「片割れ月おねしょ箱」になっちゃいますよ(爆)
さすがは ブログタイトルを「これは したり」とされる方、ぬかりないです。
膀胱炎、私も二度ばかり。
二度目は 採尿の段階で導尿され、いっそう痛い思いをしました。
本当に健康第一、疲労もおしっこも、溜めちゃいけませんね。
ひー、導尿ですか!?
い、痛そう…。
やはり、これは女性の病気ですね。
男性にはわかってもらえないばかりか、「相応の原因があるのでは」と勘繰られる始末。
一般的な病気だと訴える必要性を感じました。
そうですか、おしっこは御所言葉なんですか。
私も調べてみましたが、幼児語としか出てきませんでした(笑)
mixiに「おしっこ近い」というコミュがあったので、そこからいただきました~!