数日前、朝起きたら…ふっと…「夢って?」という想いが浮かんだ~
そこから想い出したのは漫画「頑張れ元気」の事である。
元気の父は、元々プロボクサーだったが…病弱だった元気くんの母親が亡くなり、
父も生活の為にプロボクサーを辞め普通の仕事を始めた…
でも…日々の暮らしの中で息子・元気くんの元気じゃない姿を目の当たりにして…
『元気くんに元気に頑張って欲しい~』そんな想いからか…
『父親自身の頑張る姿を見せる』為に、再びプロボクサーに復帰した~
そして…何と、まあ~無謀な事に「世界チャンピョン」を目指してトレーニングを始めたのである…
結果的に、途中の試合で命を落としたが…
それでも…残された元気くんが亡き父親の夢の現実化に向けて頑張り始めたのである。
元気くんは、父親の夢が「世界チャンピョン」だと信じて頑張って…
そして~ついに父親の夢を現実化したが…
でも…しかし…本来の父親の夢は「元気くんの頑張る姿の実現」であった。
そして、元気には、父親の真の夢を分かっていなかったにもかかわらず…
結果的に、世界チャンピョンを目指して必死に頑張り続けたのである。
そんな父親の夢を現実化してしまった(夢の達成=夢の消滅)の元気くんと思いきや…
引き続き~彼は亡き母親方の祖父母の夢(自分たちの跡取り)~
大地主で事業家である祖父の夢を目指して~
以前、ボクサーになる為、最短距離で世界チャンピョン目指す為に…
合格しても通わなかった有名高校入学から再度の人生を始めたのであった~
ここで私が思ったのは、
では…他人の夢・希望を叶える為に頑張り続けている…
「元気くんの夢とは?」であった…
それは自分に関わっている周囲の人々の幸福な姿・笑顔が見続ける事?
それが「元気くんの夢なのだろう…」?
周囲の人々の喜ぶ姿が自分の夢であり自分の幸福であったなら~
これは…元気くん自身の主体的な人生の生き方であるのだろうか?
この場合、元気くんの周囲の人々である母親、父親、祖父母…
彼らが求めたのは「元気くんの幸福」であった…元気くんの夢・幸福であろう…
元気くんが思ったがどうかは不明であるが…
若い元気くんには、祖父母の希望・夢を現実化しても…
その後の彼には、まだまだ長い人生が続くだろう事を想っただろうか…
自分の事を真に想ってくれている周囲の人々の希望・夢を現実化しても…
その後には…元気くん自身の夢・希望の実現化の時は十分残されていたのだろう…