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言葉の意味と概念について~

2022-04-10 09:38:25 | 悟得びと認識論
言葉の意味と概念について~


「勉強」とは、学校で算数や国語を頑張って学ぶ事、と思っていた。
辞書を調べてみると~

勉強とは、
(一) 学問や知識、技能などを身に着けために励む事。
(二) 将来の為になる経験。
(三) 商品の値段を安くする事。    と書かれていた。

この三つの関連性が今一つ掴めずにいた。
そこで、「勉」と「強」の二漢字の意味から考えたのが
「勉強とは、勉めて強いる」事。

出来ない事や不得意な事、そしてやりたくない事…
でも必要な事を「自らに勉めて強いて体得する行為」が勉強なのでは~と考えた。

さすれば、「商品の値段を安くする」事が、勉強と言える訳も納得できた。
それは、商品の値段をこれ以上安くすると大きく利益が下がるのを覚悟して、
勉めて強いて「値下げする」事なのだろう。


そんなこんな納得を自分勝手にしていたら~

最近買った「岩波 国語辞典(第八版)」に~

勉強とは、「無理にでも(=強)努力して励むこと」
(一) 仕事に精出すこと。
(ア)学業・技能などを身に着けよう努力すること。
(イ)今後、事を処するのに役立つ、身にしみる経験。
(二) 商人が品物の値段を安くして売ること… とある。


なんと~
勉強とは、「無理にでも(=強)努力して励むこと」と書かれていた。




また、「意味」とは、
(一)言葉や記号、身振りが表している内容。
(二)言葉や行動のうらにある意図や事情。
(三)するだれの値打ち。(例解新国語辞典「第二版」)


意味とは、
(一) 言い手がどんな捉え方でその表現を選んだかに関わる、言葉の表す内容(と味)。
(二) 行為・表現・物事の、それが行われ、また、存在するにふさわしい、価値。(岩波 国語辞典「第八版」)

概念とは、
(一) 一匹一匹のイヌからその共通した特徴を取り出して、「イヌ」とはどういう動物か、と考えるような、一つの類として頭にえがく考え。
(二) 年寄といえば「がんこもの」、若者といえば「未熟もの」ときめてかかるような固定した考え。
(三) 実際とは別に、頭の中につくっている考え。


以上の事から、私は以下のように考えた。

言葉とは、その言葉が表す(現実の)モノ・コトを概念化したもの。

意味とは、話し手が、その言葉を使って伝えたいモノ・コト。

例えば、「私の飼いイヌ…」と言った時、
この「イヌ」とは、犬一般的ではなく、私の飼っている柴犬のマロンの事。

この場合の「私のイヌ」の概念は~
「イヌ一般」と
「柴犬一般」と
「マロンというイヌ」
の三重の概念が含まれている。


ある現実のモノ・コトを大まか・概観にまとめたモノが「概念」
その「概念」を特定の言葉で表現する。

ある人が、その特定の言葉の概念に基づいて、
言葉を発した時、そこに「その人の伝えたい」言葉の意味が発生する。





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1 コメント

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Unknown (一村隆滝)
2022-04-11 10:53:35
自由びとさん、こんにちは。

この記事、興味深く拝読しました。

全く悪意はありません。

端的に感想を述べますと「(思考の)技の崩れ」だと思いました。
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