一村氏の以下のコメントを考えた事。
>…確かに南郷先生は「回し蹴りは前蹴りの変化技」だと本に説いているのですが、玄◯会の練習体系では回し蹴りは前蹴りの変化ではなく、前蹴りとは別の技として「前蹴りの基本」とは別に「回し蹴りの基本」を一から練習する…<
上記のように基本技の変化技である「廻し蹴り」取り出して、
その変化技の技を図る意味と意義について…
「後屈立と廻し蹴り」の基本技としての、区別と連関的な統一への道。
変化技なら土台技の前屈立の変化技として後屈立があるが…
玄和会では、前屈立を土台技の基本として採用している。
後屈立は、型の中以外では特に訓練していない。
その理由は、土台技として前屈立の方が使える攻撃技の範囲が広い、からである。
さて、変化技である廻し蹴りは、それ自体の技化を目指しているのに…
後屈立は、それ自体の訓練・技化はしていない。
変化技として共通の「前蹴と廻し蹴」を対立物の統一として考えるなら…
双方の使える状況が異なっている。
前蹴りは前から、真っすぐの蹴り技。廻し蹴りは横からの蹴り。
確か南郷氏は、机に座った状態での蹴りに廻し蹴りを訓練した、そうである。
正面の前のガードが強固でも、横からの大きな強烈な廻し蹴り攻撃なら有効である。
確かに前蹴りの訓練だけでも、廻し蹴りの使用は可能であろう。
それでも、変化技を「技の変化の訓練・技化」として、前蹴り修練と並行して廻し蹴り自体を訓練するなら、攻撃力の大いなら向上が期待できる。
前蹴りを基本の蹴り技として
初めは体を真っすぐに膝上げ蹴りの前蹴り、
次に体を横にして斜めに上げた膝からの前蹴り、
更には、体をなるべく真っすぐにして膝を横に上げ、大きな廻し蹴りへ、
全体的な学問の基本技・哲学から、その変化技である個別的な学問・科学への変遷と論理的同一性を感じるのは…私だけであろうか~
個別科学の習得・修得は、変化技それ自体の技化であろう。
科学一般・一般科学を基本として、その基本の技化を目的にし、
その基本技の変化技として個別科学として関わるのがベストなのだろう。