群馬県の南牧(なんもく)村から上野村をドライブしてきました。
南牧村は高齢化率日本一の村。村の消滅が現実味を帯びています。村は「里山の幸せな生活ができる村」というキャッチフレーズで村をアピールしています。集落が点在していますが空家が目立つ場所もあります。
上野村はその95%が森林という村。人口は約1200人。関東地方の自治体として島嶼部を除くと最少の自治体。35年前、日航ジャンボ機が墜落した場所。
この画は上野村神流川。ここの川の水は濁ってはいけない。しかし、目の前の川は茶色く濁り川中には砂溜まりができている。以前はもっと山の森林が自然のダムとなって、いっぺんに川が増水することも濁った水を運ぶことも無かった。
今、群馬・長野の山と川は相当なダメージを受けている。砂防堰堤は土砂で埋まり、土砂は堰堤を乗り越え岩や樹々と一緒に下流に流されていく。砂防堰堤の存在理由は何なのだろう。もしかしたら全国的に同じことが起きているのかもしれない。
山と川が壊れ始めている。
下の画は水が山を削っている景色。普段はここに流れは無いと思われる。流れの周りの森の木々が流され、山を削って土砂を下流に運んでいる。