風と水の記憶 Mitsuhiro's Photo Page/ 田谷光宏

日常のこと。旅先のこと。生き物達のこと。つれづれを写真と一緒に。

動物園のアジアゾウ ・イズミ/2017年4月・61歳11ヶ月で死去 

2020-03-04 21:15:26 | 日記
コロナが人間世界を揺るがしています。自分の撮影旅行にも直接関わってきました。予定を大きく変更せざるを得ません。
いい機会なのかもしれません。自分は小さい頃から、乱暴な考えですが、人間は街の中から出ないほうがいいと思ってきました。人間は自然を食い散らかして発展してきた事実があります。人間が自然を楽しむことも含めて、自然をいじめてはいけないと漠然とではありますが思っていました。それは人間が自然を愛でることも含めてです。何もするつもりはなくとも人間が自然の中に入っていくことだけで自然に対してストレスを与えることになります。
自然を守っていくことは専門家に任せてと。
人間であること自体が後ろめたいことであるような気がすることもあります。ジレンマです。

自分は数多くの自然界の生き物を写真の中に奪い込んできました。きっとこれからも同じことを続けていくと思います。楽しく愛おしい自然を相手に、いつも後ろめたさと懺悔の気持ちを懐に隠しながら。
ただ、今までとは違う自然との関わり方を考えていく時期なのかもしれません。

写真は3年前に群馬の動物園で死去したアジアゾウ のイズミです。死ぬ数日前のもの。イズミは2歳の時にタイから日本の動物園に売られてきて59年ずっとコンクリートの上で生きてきました。砂あびも泥浴びもしないまま。

群馬サファリパークのシンリンオオカミ。

ファロージカ。

コメント (2)
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悲しきケープペンギン/南アフリカ 写真整理中・削除中

2020-03-03 18:48:12 | 旅行
ケープペンギンはこの数十年で80%減少したと言われています。
「生態系の罠」という不思議な表現で現在のケープペンギンの状況を説明している説があります。ケープペンギンはイワシ・カタクチイワシを主食としていますが、イワシ・カタクチイワシが食べているプランクトンを感じ取って追いかければそこにイワシ・カタクチイワシがいる、という思惑でプランクトンを追いかけます。ところが人間の乱獲や気候変動でプランクトンがいるのにイワシ・カタクチイワシがいないという状況が生まれてしまいました。ケープペンギンに他の感覚を使う余地は残されていません。ひたすらプランクトンを追いかけます。ところがそこにもイワシ・カタクチイワシはいない。これが「生態系の罠」。ケープペンギンはこの罠に陥ります。結果は餓死という悲惨な結末です。
イワシ・カタクチイワシがいるはずなのに見当たらず、右往左往して衰弱していくケープペンギンの悲しい姿が浮かびます。




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水族館/南アフリカ 写真整理中・削除中

2020-03-02 19:50:29 | 旅行
2014年。もう随分と時が経ちました。大昔のような気がする・・・
南アフリカにケープペンギン、ミナミセミクジラ等を見に行きました。途中寄ったケープタウンの水族館。
水族館はいつでもどこでも子供たちを夢中にしてくれます。いや・・おじさんたちも夢中!!

       





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