山の辺の道、菜の花・環濠(カンゴウ)・古墳など見て「夜都伎(ヤトギ)神社」へ。前編

2022-03-22 14:57:15 | 山の辺の道
先日お伝えした「竹之内環濠集落 菜の花畑」、
(実際に歩いたのは3/13、いつの間にか10日も経つんですね…)

満開の「菜の花畑」見たさのウォーキングでした
自分の記憶に留めるにはもう少し書き足しておきたいと、
薄れゆく記憶を呼び戻すことにいたします。


この時期この辺りを歩いていると、「梅」と「菜の花」の香りを楽しむことが出来ます。
姿は見えなくても「香り」で何に近づいているのかがわかります、
この季節ならでは…花(鼻=嗅覚)は確かに記憶に残ります。

念仏寺」(天理市中山町)の駐車場をお借りして出発し、細い道をあちこち彷徨うことしばしば。
  路傍の仏様、
集落の端々にいらっしゃるような気がします。

途中で出会った地元の方が
「茶色の案内板があるから、それを追いかけて行けば大丈夫」って、、、
有難いヒントを頂きましたが、ワタシが勝手に迷ってる感じでした(笑)。

  
ただのため池ではなかった「西山塚古墳」。

  案内はとても親切です。

  
舟渡地蔵(ふなとじぞう)」です。
 ≪(腰痛なおしのお地蔵さん)
 むかし萱生と竹之内両村で池掘りをしていたところ一枚の石に刻まれた
 二体のお地蔵さんが出てきました。
 お寺へ移そうとしたら運ぶ人たちの足腰に痛みがおこり、さあ大変
 お地蔵さんのたたりかと思われましたが 見晴らしの良いこの場所で
 丁重にお祀りし供養をすると、まあ不思議。
 痛みはすっかり治まりました。
 今も腰から下の病気にはこのお地蔵さんのご利益が受けられるとか。
 「天理の昔ばなし」より
 地元では「ぽっくり地蔵」とも呼ばれ信仰を集めています。≫

近くには「トイレ完備」
大和平野を一望できるスポットの萱生町(カヨウチョウ)」、
大和青垣国定公園」(山の辺の道)案内、
竹之内環濠集落」まであと900m…
   

 菜の花畑に埋もれます。

「環濠(カンゴウ)」って、どんなものなのか?
(お城ありきの「堀」とは違うようです…)
昔の様子を残している場所があるということなので、ちょっと寄り道。
   
ここにも「トイレ」完備、小公園も造られています。
竹之内環濠集落
 ≪奈良盆地には、集落の周囲に濠をめぐらしたものが、非常に多い。
  大和は、室町時代になると戦国期の動乱による影響を強く受け、
  自衛手段として防御する方法から、集落の周囲に濠を区画していたものと思われる。
  そうした環濠も現在では、戦乱の防御から潅漑用に転用されたものが姿を留めている。
  天理市では、竹之内町のほかに備前町、南六条町、 庵治町の溝幡で環濠の痕跡をよく留めている。
  一般的に環濠集落は低地部で発達した集落の形態であるが 竹之内町のように
  標高百メートルの山麓に立地するものは、県下でも数少ない
  現在、竹之内町では、集落の入り口付近まで残っていた環濠が埋め戻され公園になっており
  集落の西側、南北に区画する濠の一部が 今でも残っている。
   天理市教育委員会 ≫

  「竹之内環濠」
灌漑用に残された一部。
山裾に果樹園などあっちにもこっちにもたくさんあります、
そのために欠くことのできない生活様式として残っているんだと思います。


石上神宮」と「長岳寺」のほぼ中間地点です。

ではつづく

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