「伊賀の石造文化を見て、感じる」展にて、拓本で知る仏さまの数々。

2023-12-06 14:54:30 | つれづれ思うまま
すでに展示会は終了しています。
もっと早くにお知らせすれば良かったなと反省しておりますが、
遅めの紅葉景色にあちこちフラフラとしている間の出来事でした。
ブログ内にてご紹介しておかねば後々後悔することになるかも…との思い。

 「立石寺六地蔵摩崖仏」(川合/安土桃山時代)
こんなところに密かに隠れていたのかという「六地蔵」さま、
 「中ノ瀬摩崖仏」(寺田/阿弥陀立像/鎌倉時代)
通るたびに圧倒される巨大な「摩崖仏」。

過去の思い出と共に石造文化の数々が拓本としてよりハッキリと蘇ったものです。
素人目にはわからない細やかな線刻や仏さまのお顔など、
刻まれた文字など、改めて残していただいて有難いなぁと。
自分が訪れたところ中心になりますが、実物写真と比べてみました。

展示会での資料より
   

  
巨岩に彫られた「中ノ瀬摩崖仏」の中央「阿弥陀立像」(像高276㎝)。
こんな風にやさしいお顔で長年ここにおられたのか、
拓本でこうやって全体像がハッキリ見えるのですね。

「国史跡 廃補陀落寺町石」五丁石・八丁石 (西高倉/鎌倉時代)
   「基石

  
和銅の道/廃補陀落寺」ミニ紀行

霊山寺奥の院/石塔宝塔」(下柘植/鎌倉時代)
  



岩根の摩崖仏」(大内/鎌倉時代)


 

大光寺/北向三体摩崖仏」(寺田/室町時代)




(しまがはらウォーキングの際の再掲ですが)
「峰の六地蔵摩崖仏」(島ヶ原/安土桃山時代)




改めて「拓本」っていかに地道かつ大変な作業なのかを理解できました。
その作業に長年携わられ、そのお陰さまの歴史的な発見もあったことと思います。
500点以上の拓本があり、それらを伊賀市教育委員会に寄付いただいたそう。
収蔵庫のない伊賀市がいかに大切に保存していくのか、
どんな形で広く市民に披露していただけるのか、
それも含めてしっかり見届けさせていただきたいものです。

今回の展示会は短期間で終わってしまったので、目に触れた方は少ないかもしれません。
またどこかで見せていただけることを期待して私的ご報告とさせていただきます。

ではまた

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「高石垣」雑木伐採終わり、... | トップ | 渡り鳥 ホッとひといき。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

つれづれ思うまま」カテゴリの最新記事