この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

近寄る奴らは鏖!!映画『クライモリ』。

2013-08-13 14:37:04 | 旧作映画
 前から少しばかり気になっていた『クライモリ』というホラー映画を見てみました。


 と、その前に。
 先日のクイズの答えです。

 「鹿」の下に「金」と書く「鏖」という漢字はそれ一文字だと「みなごろし」と読みます。
 「みなごろし」を漢字で書きたかったら「皆殺し」と書けばいいだけの話で、なぜ別に「鏖」という漢字があるのか、考えてみると不思議です。

 一応成り立ちを調べてはみましたが、イマイチ納得出来ない説ばかりで、「なるほど!」と腑に落ちることはありませんでした。鍋の形から「皆殺し」の意味になったと言われてもねぇ。


 話を『クライモリ』に戻しますが、なぜこの作品が気になっていたかというと、個人的に高く評価する『ヒルズ・ハブ・アイズ』に似ているという話をよく聞くからです(ちなみにgoogleで『ヒルズ・ハブ・アイズ』を検索するとなぜか拙ブログの記事が約 85,800 件の中からwikipediaに続いて二番目にヒットします。ほんとなぜかわかりません。)。
 
 そして実際見ての感想ですが、、、う~~~ん、まったく似てない。
 そりゃ奇形化した殺人鬼が出てくる、という一点は共通していてもそれ以外に似ている部分があるとは思いませんでした。

 例えば『ヒルズ・ハブ・アイズ』はストーリー的にとても工夫が凝らされてるんですよね。
 何しろ序盤は主人公が誰かわからないように作られている。
 中盤になり、主人公が誰かわかると、初めて物語が動き出す。

 一方『クライモリ』では主人公は一目瞭然としてるし、それどころか、誰が、どの順番で死ぬのかすら予測がつく。何も意外なことがないんです。
 これが70年代のホラーのスタイルだと言われても、自分には工夫なく作っているようにしか思えません。

 まぁ他にもいろいろ言いたいことはありますが、ともかく自分は本作がつまらなかったので、(いったい何作あるのか、正統なのかどうかも分からない)続編も見ないでいいやと思いました。
コメント (2)
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