この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

サンデーGX十二月号は本日発売♪

2006-11-20 23:28:55 | 漫画・アニメ
 サンデーGX十二月号は本日発売♪

 十二月号は巻頭から『ワイルダネス』、『ブラック・ラグーン』、『ヨルムンガンド』と銃撃漫画三連発♪揃いも揃って撃ちまくり、あ、いや『ブラック・ラグーン』はそーでもなかったな、総入れ歯。

 『新暗行御史』はセンターカラーにて。巻頭にないと何となく違和感すら覚えます。
 予想通りハッタリにて阿志泰を追い返す文秀。ま、それ以外ありえんわな。懐かしいキャラが再登場で同窓会の様相。つーか、この人、これからそれなりに重要な役割を果たしそうなのにナナシですか?役職名でずーっと呼ばれるんでしょうか。名前つけてやれよ~、と思わんでもない。

 『正義警官モンジュ』は、神谷さんにまゆ毛がないことを知ってちょっとショック。素朴な疑問なんですけど、まゆ毛を描いてる女性の人って海とかプールとか行ったりする時どーしてるんですか?海やプールに行っても水には浸からない?それとも水に濡れても落ちないメイクなんかいな。女性って永遠の言之米。

 GX本誌はこんなもん。同日、『聖結晶アルバトロス』の四巻と『最強!都立あおい坂高項野球部』の九巻も購入。
 『聖結晶アルバトロス』は個人的に現在週刊誌に連載されている漫画の中で一番面白いと思ってます。キャラクター的にはごくごくオーソドックスで、主人公のユウキは大切な人を守るために戦い、ヒロインであるアルバトロスもただ守られているだけのキャラじゃなくて、時に自ら危地に赴く、つまり古きよき時代のアニメの主人公とヒロインみたいな二人なんですよ。例えば『未来少年コナン』のコナンとラナのよーな。だからこそ今の時代には返って新鮮に思えるんですよね。
 作画的にも非常に丁寧に描かれていて、三巻でアルバトロスがユウキに共に戦ってくださいと申し出るシーンなんて、その構図の美しさに思わず息を飲んでしまうほどです。
 というふうに自分がこれほど高く評価しているのに週刊サンデー本誌では打ち切り寸前で、物語とは別のところでヒヤヒヤさせられてます。
 前述の『未来少年コナン』や『天空の城ラピュタ』なんかが好きって方は是非是非読んでみてください!!
 あ、『あおい坂~』ももちろん面白いですよ(それだけかい!)。
 以上です。
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オフ会♪

2006-11-19 21:37:35 | 日常
 土曜日は超久しぶりにオフ会に行ってきました。
 何繋がりのオフかというとミクシィの『実は友達が少ない』というコミュのオフ会in福岡です。
 実はこのオフ会に参加するのは些か抵抗があったんですよね。
 というのも自分は『実は友達が少ない』どころか(オフでは)“友達がいない”ので、そもそもこのコミュに参加している資格があるのか、まずそれが疑問なんです。
 さらにいえば自分は福岡県人ですらないのでin福岡のオフ会に参加していいのかなぁというのもあって。
 幸いオフ会の参加者にそんな細かいことを気にする人はいませんでしたけれど。

 当日は生憎の雨。誰だ~、雨男は~、、、心当たりは約一名。まぁおかげで人出も少なかったし~、などと(心の中で)言い訳を試みたりする。
 待ち合わせは西鉄福岡駅にて、夕方6:30。ほとんど遅れることなく全員集合。正直自分は心配していたんですけどね、なぜかというと福岡には福岡時間(博多時間)というのがあるから。福岡時間というのは何かというと一言で言うと待ち合わせ時刻は三十分程度は遅れても許される(逆に言うと待ち合わせ時刻を設定する人は遅れてくるヤツのことも考慮して時刻を設定しなければいけない)という悪しき風習のことです(自分が学生のころはありました)。まあそういった悪習も携帯電話の普及に伴って一掃されたのかもしれません。

 そぼ降る雨の中、居酒屋に移動、、、みんなで仲良く迷いました(事前に場所をチェックしていれば一躍ヒーローだったのに!と悔やむ。)。
 居酒屋に着いてからはお互い自己紹介、三十代が一人だけだったのには驚きました。福岡の三十代ってそんなに友達が多いんか~って思いました。
 一人だけ年が離れていて話についていけるのか、と内心不安でしたけれど、幸いそれは杞憂でした。なぜかというと盛り上がった話題がガンダムとかだったので。

 河岸を変えて二次会はカラオケに行きました。若干ボウリングがいいっていう人もいたので、大丈夫かなと思ってましたけど、その人たちもガンガン歌いまくっていました。笑。
 久しぶりのカラオケだったんですが、気持ちよく歌えました。思うにカラオケって一緒に行くメンバーによっても楽しさが全然違いますよね。そういった意味でもこのメンバーで行けてよかったです。
 一次会では感じなかったジェネレーション・ギャップを二次会のカラオケではひしひしと感じました。年毎のメドレーで、歌えるパートが一曲もねぇ!!それに比べてみんなよく最近の曲を知っていること!
 自分はラップなんてあんなもん歌でも何でもねぇというような偏見を持っているのですが、やっぱりカラオケに行くならオレンジレンジの一曲ぐらいは歌えるないとダメですね。痛感しました。
 カラオケの途中一人が終電なのでそろそろ帰ります、と残念ながら退座。
 しかししばらくすると期待通り(?)「乗り遅れちゃいました~」といって戻ってきました。まぁお約束ってヤツですよね。笑。
 そんなこんなであっという間に三時間が過ぎ、名残惜しくも二次会も終幕と成りました。
 解散する時もまたみんなで集まりたいねというふうにみなが口を揃えて言いました。まったくの同感でした。

 始まる前はいろいろと不安でしたが、第一回の『実は友達が少ない』コミュオフ会in福岡は大成功でした。また二回目、三回目が開催できたらいいなと思います。
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SAW3。

2006-11-18 23:19:41 | 新作映画
 ダーレン・リン・バウズマン監督、『SAW3』、ソラリアシネマにて鑑賞。

 『SAW』シリーズに対する自分の評価はすでに先日の記事で述べたばかりですが、『SAW3』を鑑賞するに当たり若干修正しなければならないようです。
 その記事で自分はパート1をインパクトは大であるが脚本的にかなり穴があるというようなことを書いたのですが、『SAW3』において見事なまでにその穴が塞がれています。これには非常に感心しました。
 1と2を観た限りでは自分にはジグソウの行動原理がかなり不明だったのが、3まで含めて観ると一本筋が通っていて、3の存在がシリーズ全体の価値を高める稀有な例といってよいでしょう。だいたい続編というのは過去作を貶めるものが多いですから。
 というわけで1と2を観た人は3も必見ですが、3単独では一体何のことやら、って感じではないでしょうか。前作に対するリスペクトもなく、単にヒットしたから作ってみましたという続編が多い中、きちんとした形で過去のシリーズを補完している『SAW3』は自分には好ましいです。(同じスタッフが作ってるんだから当たり前っていえば当たり前なんですけど。)

 さてある映画サイトによると『SAW』シリーズが(『SAW3』のヒットを受け)パート5まで製作されることが決定したとのこと、、、正直やめとけと思わないでもありません。せっかく『SAW3』によってシリーズが理想的な形で終幕を迎えることが出来たというのに、それに泥を塗るような作品になるのではないかと思うのですが、、、『○○ビギニング』とかだとろくなものはないですからね。でも『SAW3』の出来がこちらの予想を遥かに上回るものだったので、同様にいい意味で予想を裏切ってくれたらとも思っています。
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同居人?

2006-11-17 23:59:14 | 日常
 
 

 最近部屋の中に一匹のクモが棲みついています。
 こんな季節に餌になるようなものもないだろうに、何を食べてコイツは生きてるんでしょうね?クモは生餌以外食べないんじゃなかったっけ?
 っていうか、このクモ馴れ馴れしすぎ!!人が無用な殺生をしないのをいいことに、パソコンをカチャカチャとやってる最中、モニターにまで上ってくるんですよ?
 そのうち朝起きたら顔中クモの糸だらけとかそんなことになってるんじゃないかって思う今日この頃です。
 自分はどーすりゃいいんでしょう?
 あとどーでもいいことですが、芥川龍之介が『蜘蛛の糸』を発表してから確実にクモを殺す人は減ったと思います。
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ジャイアントロボ。

2006-11-16 23:56:55 | 漫画・アニメ
 秋の夜長の一人映画祭番外編は『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』

 近頃はどこのレンタルビデオ屋でもビデオからDVDへの移行期にあるようで、ほとんど捨て値同然で中古ビデオのセールが行なわれているのをよく見かけます。
 自分はそういったセールに目がないので、ビデオ屋によるたびに何か掘り出し物はないかな~とセールの棚を物色してるのですが、先週末、DVDを借りるために行ったビデオ屋で何と!『ジャイアント~』のビデオ全六巻が売りに出されていました!!しかも一巻100円!!う、嬉しすぎる!!
 自分がなぜこうも狂喜乱舞してるか、わかんない人には何のことやらさっぱりですぜ、お代官様でしょうねぇ。
 現在アニメーションはほぼすべてCGで製作されています。自分たちが子供の頃はアニメーション=セル画でした。何ていうか少し寂しい気がします。CGが悪いってわけじゃないんでしょうけれど、自分が夢中になって見たアニメはセル画だからこその良さや迫力、面白さがあったように思うのです。例えば『未来少年コナン』や『アルプスの少女ハイジ』がCGで作られたとしたらどうでしょう。人物の動きはすごく滑らかで、色彩も鮮やかだろうとは思いますが、セル画によるアニメの味わいは出せないのではないでしょうか。
 『ジャイアント~』は究極のセル・アニメといってよい作品です。とにかく描き込みが尋常じゃなくて、その絵の美しさ、迫力にただただ圧倒され、感嘆するばかりです。
 そんな『ジャイアント~』全六巻をたった600円で手に入れることが出来たのですから、そりゃ思わず小躍りもしたくなるってものです。まだ改めて再鑑賞はしてないんですけど、次の休みにでもゆっくりと見よう、なんて思ってました。
 今日この記事を書くに当たり、『ジャイアント~』のことをざっと検索したのですが、ウィキペディアに書いてある一文を見て目が点になりました。
>1992年から1998年まで、実に6年に渡り全7話が発売された。
 ぜ、全七話?
 うっそー!!手元にあるビデオは六巻しかありません。つまり完品ではなかったってことですね。(←もっと早く気付けよ!!)
 これだから中古セールは信用できねぇ!!(というか、完品でなかったから売りに出されてたのかも。)
 自分がいつか幻の第七巻を手に入れる日が来ることはあるのでしょうか。まぁ地球が静止する日が来てもそんな日は来ないな、きっと。涙。
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キャビン・フィーバー。

2006-11-15 23:57:41 | 新作映画
 秋の夜長の一人映画祭第三弾はイーライ・ロス監督作、『キャビン・フィーバー』

 才能ある映画監督の商業長編デビュー作がホラー映画っていうのはよくあることだ。
 例えばスティーブン・スピルバーグは『激突!』で日本デビューを果たし、ジェームズ・キャメロンは『ターミネーター』の前に『殺人魚フライングキラー』という低予算映画の監督を任されている。サム・ライミはスプラッター映画の金字塔『死霊のはらわた』で、ピーター・ジャクソンは自ら脚本、監督、美術、主演をこなした『バッド・ティスト』という自主制作映画でデビューしている。デビッド・フィンチャーの『エイリアン3』、M.ナイト・シャマランの『シックス・センス』も一応ホラーの部類に入れていいだろう。
 これほどまでに錚錚たる面々がホラー映画でデビューを果たしているのはなぜだろう、そう疑問に思わずにはいられない。
 無論それぞれがデビューに到った経緯は異なるのだが、一ついえるのはホラー映画は(他のジャンルに比べて)デビューしやすいということがいえる。
 ホラー映画に限らず、映画作りというものにはとかく金が掛かる。低予算で話題になった『バス男』でさえ製作費が40万ドル掛かっている。一口に40万ドルといっても日本円でいえば五千万円に相当する。個人で捻出できる金額ではない。そのため映画作りは同時にスポンサー集めでもある。出資を募る際、映画監督は自分がどのような作品を作りたいのかを出資者に説明しなければならない。
 これが純愛映画なんかだと上手く伝えにくい。監督がどれほどくどくどと説明したところで、どういう映画を作りたいのか、さっぱりわかるまい。
 その点、ホラー映画は明瞭だ。とりあえずクライマックスシーンだけを十分程度撮影してきて、私の撮りたいのはこういう映画なんです!と出資者の前でバーンと試写すれば事足りる。加えて出資者というのは大抵山師なので、残酷な描写を好む。
 というわけでホラー映画はデビューしやすい。というのが持論である。

 さて、デビュー作といってもいくつか種類があると思う。一つは『死霊のはらわた』、『バッド・ティスト』に代表される自主制作映画系、もう一つは他に適当な人間が見当たらないから、とりあえず器用そうだからコイツに監督をやらせてみようという不本意だけど任されちゃった系、『殺人魚フライングキラー』や『エイリアン3』がこれに当たる。この場合、大抵の監督がフィルモグラフィーからその作品を消したがる。笑。
 デビュー作にはその監督の作家性が如実に現れるといわれているが、それはいうまでもなく自主制作映画系においてだ。
 例えば『死霊のはらわた』、この作品はスプラッター映画の金字塔といわれているけれど、シリーズを通して見てみると途中からなぜだかアクションヒーロー物に変容するので、あぁそうか、サム・ライミは特にホラーにこだわっていたというわけではないのだな、ということがわかる。以後彼が満を持して『スパイダーマン』の監督になったのは周知である。
 自主制作映画系のデビュー作でもう一つ共通するのは明らかな詰め込みすぎ感だ。とりあえずやりたいこと思いついたこと全部やっちまおう、みたいな。
 だからこれらの映画では大抵お話が整理されていないし、正直荒い。でもその荒々しさが作品の魅力でもある。
 『キャビン・フィーバー』も自主制作映画の範疇に入るからその例外ではない。『キャビン・フィーバー』を見ればイーライ・ロスがどんな作品をこれから作りたいのか、おおよそわかる。
 彼はホラー映画の申し子だ。サム・ライミがホラー映画にそれほどこだわりがなかったのに比べ、ロスはこれから先ずっと悪趣味で残酷で吐き気を催すような作品を作り続けていくであろうこと、容易に想像出来る。
 実のところ、個人的にホラー映画はそれほど好みではないのだが、この世の中からホラー映画が消え去ったらさぞかしつまらない世界になるだろうとも思うので、ロスにはこれから先ずっと悪趣味で残酷で吐き気を催すような作品を作り続けていって欲しいものだと切に願う。
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シリアナ。

2006-11-14 23:08:14 | 新作映画
 秋の夜長の一人映画祭第二弾は『シリアナ』

 全然映画とは関係ない話なんですけど、自分は約束を守ってくれる人が好きです。正確には、約束をすること自体が好きなのかもしれません。
 というのも、どういった用件であれ、自分みたいな人間と約束をしてくれる人って滅多にいないからなんですけどね。
 今度遊びに行きましょう、今度飲みに行きましょう、そういった口約束は理性では社交辞令だとわかっていてもついつい信じちゃうんです。もちろんそれらが実際果たされることはありません。
 まぁでもそれは仕事上の付き合いでの社交辞令なんだから、果たされなくてもどうってことはありません。特に傷つくということもない。世の中そーゆーもんだと思ってるし。
 でもそれがごく親しい(とこっちが思っている)相手だと話が違ってきて、些細な約束であっても破られるとすごく傷つくんです。そんなことで一々傷ついてどーすんの?といわれると思うんですけど、とにかくガクッとくるんです。
 だから自分が誰かと約束を交わしたら、可能な限り守りたい、そう思ってます。逆に言うと出来ない約束はしたくありません。
 やっぱり果たせていない約束があると死ぬとき心が穏やかではいられませんからね。などと大袈裟なことを言いつつ、しばしば約束したこと自体を忘れちゃうんですけど。(←めちゃめちゃダメじゃん。)

 前置きが長くなりましたけど、この『シリアナ』を見(てレビューをす)ることもある人との約束だったんです。自分としてはさっさと『シリアナ』を見て、レビューを書きたかったんですけど、前評判を聞く限り『シリアナ』ってやたら小難しくて重い話っぽかったから正直見るのは気が重かったんです。
 でも実際鑑賞してみたら全然そんなことはなくて、単純に楽しめました。
 レビューとか読んでいると予備知識が必要とか書かれているのをよく目にしたんですけど、そんなこともないんじゃないかなぁって自分は思いました。
 作品の中に出てくる石油企業にしろ、王家にしろ、現実を反映したものであっても所詮架空の存在だし。まぁ中東地域は石油の利権を巡って常にきな臭い、ぐらいのことを知っていれば充分じゃないでしょうか。
 話が脱線するけど、やっぱり予備知識が必要な映画っていうのは(よほど特別な場合を除いて)二流ではないでしょうか。以前から興味を持っていたテーマが扱われている映画があるからその映画を観に行く、映画で扱われていたテーマについて興味を持ったから鑑賞後さらに自分なりに調べてみる、そういったのはごく自然だと思います。
 でも一本の映画を観に行くためだけにその映画で取り扱われている事柄について知らなければいけないだなんて自分から言わせてもらうと馬鹿馬鹿しいです。
 これは別に映画だけではなくて、小説でも漫画でも音楽でもそうです。あとがきを読まなければ結末に納得できないミステリー小説だなんてナンセンスです。同様に予備知識がなければ理解出来ない映画も二流です。
 作者は作品の中だけで想いのすべてを語るべきだと思うのです。
 そういった意味では『シリアナ』は決して二流ではありませんでした。
 ただ、、、そこで語られるストーリーそのものは別に難しいとは思いませんでしたが、作品の展開がひたすら淡々としていて見ていて非常に疲れました。やたら一本調子で、別につまんないというわけではないのに、いつになったら終わるんだろうって、そのことばかり気になりました。
 結局のところ同様のテーマを取り扱っているといえる『華氏911』の方がメリハリがあって作品的に優れていると思えますし、同じ製作スタッフが作ったという、アカデミー賞を受賞した『トラフィック』も未見なのですが、『シリアナ』を見た限りでは手を出そうという気にはなれませんでした。
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バス男。

2006-11-13 23:54:56 | 新作映画
 秋の夜長の一人映画祭第一弾は『バス男/ナポレオン・ダイナマイト』。

 『バス男』という邦題からもわかるように、通学途中のバスの中で酔っ払いに絡まれた美女を偶然助けたオタクが巨大なネット掲示板の仲間の力を借りて恋を成就するという実話を元にした、感動のお話です。
 はい、嘘嘘♪
 気を取り直して真面目に書きます。

 たまに鑑賞する順番を入れ替えたら作品の評価さえ変わってしまう、そんな関係にある二つの映画があります。
 例えば『下妻物語』と『嫌われ松子の一生』。ほとんどの人は『下妻』→『松子』の順番で鑑賞されたのではないでしょうか。自分はなぜだか先に『松子』の方を先に観ました。で、なかなかいいじゃないか、と思いました。映像的にも凝っているし、役者も熱演だし、完成度は非常に高い。
 しかし、世間的な評価は案外厳しかったんですよね。厳しいというか、賛否両論といった方が正しいかもしれません。
 それでその後『下妻』を見て、あぁなるほどな、と腑に落ちました。『下妻』を見た人が『下妻』のような作品を期待して『松子』を観に行けば、そりゃ裏切られたと思うのも無理ないよな、と思いました。
 自分は『下妻』と『松子』、陰と陽のコントラストが見事で、『下妻』を見ることでさらに『松子』の評価も上がったんですけど、『下妻』を先に見た人が『松子』を見てガッカリした気持ちもわからないではないです。最初からどこ行きかわからない船ならどこに向かっても文句のいいようもないですけど、西行きの船だと思ってたら実は東行きだったら、おぃおぃそりゃないよ、といいたくなるのも無理はないですから。

 先日『ナチョ・リブレ』っていうジャック・ブラック主演の映画を観に行ったんですけど、それなりに満足しました。ストーリーそのものは何てことなかったんですけど、作品全体に漂うゆるい空気は自分の好みといえば好みだったし、何よりシスター役のアナ・デ・ラ・レグエラの可憐さといったらもう!彼女の修道尼姿を拝めただけで千円ぐらいの価値はあったと思いましたよ。笑。
 でも映画レビューブログを見ていたら『ナチョ・リブレ』をあまり高く評価していない人もいて、それがちょっと不思議だったんですけどね。『バス男』を見て納得しました。
 なるほど『バス男』を先に見ていたら『ナチョ・リブレ』を観ても満足できなかったのもこれまた不思議はないです。『下妻』と『松子』のように陰と陽を成す関係というわけではなくて、どちらもゆるくはあったんですが、『ナチョ・リブレ』をゆるい映画だとすると『バス男』はゆる~~~い映画だったんですよ。超絶的なほどにゆるい。これなら『ナチョ・リブレ』が霞んでしまうのも無理はないな、と思いました。

 何だか『バス男』のレビューになっているのかいないのかよくわかんない記事になりましたけど、『バス男』の骨子そのものは典型的な青春学園物だと思います。絶体絶命の窮地に追い込まれた主人公が一発逆転の必殺技を炸裂させる。青春学園ストーリーの王道じゃないですか。
 ただ人物設定や作品全体に漂うどうにも説明しようのないゆるさはこの作品独特といってよいと思います。同じ監督の二作目ですらそれを表現すること叶わなかったぐらいですから。
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明日はホームランだ♪

2006-11-12 23:26:10 | 日常
 週末はDVD三昧でした。
 借りたのは『バス男/ナポレオン・ダイナマイト』、『シリアナ』、『キャビン・フィーバー』の三本。よくいえばバラエティに富んでいる、悪くいえば見事なまでに節操のない三本だと我ながら感心します。
 でもまぁだからこそバランスがいいともいえるとも思っていて、正直『バス男』にしろ、『シリアナ』にしろ、『キャビン・フィーバー』にしろ、単独ではどーしても借りる気になれない作品ばかりだったので、三本いっぺんに借りることが出来てラッキー♪でした。どの作品もそれなりに面白かったです。

 今日のお昼、生まれて初めて牛丼屋なるところに行ってみました。といっても行ったのは吉野屋ではなくすき屋、食べたのは牛丼ではなくトマトバジル豚丼なんですけれど。
 今まで牛丼屋に行ったことがなかったのはたまたまというか、生きていく上でこれといった楽しみも特にないので、せめて『食』に関しては本当に美味しいと思えるものだけを食べていたいと思っていた結果なのかもしれません。
 で、初体験♪の感想はというと、悪くはなかったです。並んでまで食べようという気にはならないですが、値段相応の味だとは思いました。自分がもし一人暮しだったら通っちゃうかもしれません。
 気になることが一つあって、すき屋では豚丼が250円で牛丼が350円だったのですが、この値段の違いは何をもたらすのでしょうか。タレそのものは同じはずですよね。肉の違いでそんなに食感も違うものなのかな?100円多く払ってもいいと思えるぐらいに。豚丼でも充分納得できる味だったですけどね。
 牛丼じゃなきゃダメ!という牛丼愛好者の方、よかったら違いを教えて下さい。

 さてタイトルの『明日はホームランだ♪』は他でもない、一昔前の吉野屋のCMで使われていたキャッチコピーです。まぁ牛丼がそういうステイタス・シンボルだった頃もあったってことですね。今では、牛丼を父親が買ってくる度に息子がホームランを打ってちゃ対戦するピッチャーもたまったもんじゃありません。
 でも似たよーなCM自体は今でもお目に掛かることが出来て、九州限定だとは思うんですけど、あるスーパーのCMで試験を翌日に控えた女の子が母親とそのスーパーに買い物に行くんですよ。で、その子が母親に向かって「グラタンなら頑張れるかも♪」という台詞を口にしながらニコッと笑うんです。
 グラタンなら頑張れる?
 意味がわかりません。その子の家ではグラタンはお寿司やステーキ、もしくは赤飯と同じよーに特別な記念日にしか食べないのでしょうか。グラタンで頑張れるなら(手間が掛かる料理だとしても)毎日作ってやれよ、とそのCMを見る度に言いたくなります。(っていうか、試験は当日になって頑張るものじゃないですよね?)
 などという重箱の隅的なツッコミはさておき、皆さんにはこれさえ食べればとにかく頑張れるっていう食べ物はありますか?
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指定型バトン。

2006-11-11 23:36:28 | インターネット
 『とりあえず生態学』のtrichopteraさんから指定型バトンなるものをいただきました。

 指定型バトンとは、バトンを回した人が指定した言葉を「」の中に入れてお題に答えるバトンのことです。

■最近思う「」
■この「」には感動!
■直感的「」
■こんな「」はいやだ!
■次に回す人5人!指定付き

 また次の人に回す時、指定の言葉を考えなければいけないというルールだそうです。

 で、trichopteraさんの指定した言葉が【すげー尊敬できる人】でした。この【すげー尊敬できる人】っていうのが自分にはひどく難問で、というのも誰かを尊敬するにはある程度その人のことを深く知っていなくちゃいけないですよね?でも自分はそこまで他者に対して興味を持つ方ではないので、自分でも誰のことが尊敬できるだろーって悩みました(←本来悩むよーなことではない。笑。)。
 考えに考えた末、そうだ、マイケル・ムーアがいいやって思ったんです。
 つまり、昨日の記事も最初はバトンに答えるつもりで書いてたんですけど、途中から何だか長くなってしまったのでバトンと絡めるのはやめました。笑。
 といっても尊敬できる人にムーアの名前を挙げた割にはそんなに深く彼のことを知っているわけでもなくて、著作も全部持っているというわけではないし、映画も劇場公開された『ボウリング・フォー・コロンバイン』と『華氏911』を見ただけですしね。
 まぁでも自分が知りうる限りではこの人は尊敬できるなぁと思ったので、ムーアを選ぶことにしました。
 以下お題に答えていきます。

■最近思う「マイケル・ムーア」
 本当に最近は何してるんでしょうね、ムーア?次回作を構想中という話は耳にしたんですけど、それ以来ぱったりと噂を聞かないです。せっかく中間選挙で民主党が大躍進したのに、、、てっきり祝杯をあげるムーアがテレビに映し出されるかと思ったんですけどねぇ。
■この「マイケル・ムーア」には感動!
 二年前の大統領選挙の際、共和党の決起大会か何かに紛れ込んでいるムーアの姿を見たときはスゲーなぁと思いましたね。そりゃ確かにパフォーマンスに過ぎないといえばそうかもしれないけれど、だとしても命がけのパフォーマンスですよね。
■直感的「マイケル・ムーア」
 直感的、、、ムーア???意味不明といえば意味不明なお題ですけど、ムーアって人はある程度大きな敵でないと噛みつく気にならないんでしょうね。
■こんな「マイケル・ムーア」はいやだ!
 当然実は共和党の手先だったムーア、っていうのは嫌ですね。もしそうだったら何を信じればいいのかわからなくなる。。。
■次に回す人5人!指定付き
 まずは指定する言葉は「運命の人」。
 で、回す人五人ですが、、、バトンって答えること自体はそれなりに楽しいですけど、この最後の回す人○人っていうのがねぇ、、、回す人が思い浮かばなくて、今さらながら自分には知りあいが少ないんだなぁってことを痛感してしまいます。
 一人でもいいから、誰かバトンを受け取ってくださいっっっ!!
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