出光美術館では、12月25日まで「トプカプ宮殿博物館・出光美術館所蔵 名宝の競演」 が開催されている。
今年は日本とトルコが外交関係を樹立して100周年。トルコのトプカプ宮殿博物館所蔵の至宝、トルコ・イスラーム美術博物館の名品、そして、出光美術館所蔵の日本、中国やトルコの陶磁器などの競演を楽しむことができる。
中東から中部ヨーロッパまでを領域としたオスマン帝国には、東アジアからヨーロッパに至る珍しい宝物が集められ、宮廷コレクションとして受け継がれた品々を観ることができる。
展示構成
第1章 華やぐ宮殿の宝物
第2章 中国陶磁の名品 東西交流の証Ⅰ
第3章 日本陶磁の名品 東西交流の証Ⅱ
第4章 色彩鮮やかなトルコのタイル・陶器
先日、帝国劇場や出光美術館界隈の再開発事業が発表され、建物は取り壊される。今回の特別展がこの建物での最後の展覧会となる。
鑑賞後に、この風景を眺めるのが好きであった。新たな出光美術館ではどうなるのか、今後発表される計画を楽しみにしたい。