おもしろきこともなき世を おもしろく すみなすものは・・・

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博物館浴(東京都美術館「芸術×力 ボストン美術館展」)

2022-09-28 21:11:13 | 博物館・美術館
 東京都美術館では、10月2日(日)まで「芸術×力 ボストン美術館展」が開催されている。





 コロナ禍により一昨年の公開が延期されていた展覧会。エジプト、ヨーロッパ、インド、中国、日本といった様々な地域ではぐくまれた約60点の作品が展示されている。

 特に、幕末から明治初期に、大名家が所有していた多くの作品が、海外に流出している。もし日本に存在していれば、国宝、重要文化財クラスのものがほとんど。

 「平治物語絵巻 三条殿夜討巻」は、1159年平治の乱をモチーフにした「平治物語絵巻」全三巻のうちの一つ。残る二巻は国内の美術館にある。これが国内にあれば、国宝クラスと評価される。
 「寛政内裏遷幸図屏風」は江戸時代の作品。天明の大火で焼失した内裏が再建され、天皇が新御所への引っ越しの様子を描いたもの。天皇は牛車の中に座されており、その姿を伺うことはできない。これら日本の作品と並び展示されているのは、ナポレオンやメアリー王女の肖像。西洋では見せることで力を示し、日本では隠すことで力を示す。

 伊勢長島藩5代藩主・増山雪斎の作品「孔雀図」2点は日本初公開。若冲をにおわせる。この作品は日本初公開で、公開に向け1年かけて修復した。

 日本のコーナーを鑑賞していると、あたかも、東京国立博物館でそうしているかのような錯覚を覚える。
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八幡小路で「ミーさん歩」

2022-09-01 21:36:08 | 散策
通勤手段をどうするか、ネットでYahoo、日本気象協会、ウエザーニューズの一時間予報を見て決めることにしている。

今日は16時ころから雨が降ると予報しているのが2社。通勤は徒歩にすることにした。湿度が高く、汗が止まらない状態になってしまったので、職場までは、ショートカット。

昼休み、今日は9月1日、月初めにつき、今月の安寧を祈願して飯野八幡宮を参拝

常磐線・磐越東線の踏切をわたり、ねずみ坂を上る。坂道はきつい。



飯野八幡宮の太鼓橋から楼門、唐門をくぐり、拝殿ヘ。ここまで、国の重要文化財のオンパレードである。







そこから、境内にあるのは、磐城平藩の藩校「施政堂」で子弟を教育した「室 桜関」を顕彰する石碑。篆額は、幕末最後の藩主である安藤信勇。学習院の教授になった方だ。幕末まで藩校があった現在の拘置所を向いて建立されている。



古地図を見ると、境内内の今の集会施設のあたりに三重塔があったり、また、この界隈には宿坊があったりと、信仰のエリアだったようだ。

歩行距離 2.07km
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