三菱一号館美術館では、1月26日まで「再開館記念『不在』―トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル」 が開催されている。
2023年4月から長期休館していた三菱一号館美術館、昨年11月にリニューアルオープン。再開館記念として、美術館コレクションのロートレックの作品と、現代フランスを代表するアーティストであるソフィ・カルとの協働を通して、美術館活動に新たな視点を取り込もうとするもの。
今回の協働にあたりカルが提案したのは「不在」、ロートレックは「不在」と表裏一体の関係にある「存在」について、ロートレックの言葉を引用している。「人間だけが存在する。風景は添え物に過ぎないし、それ以上のものではない。」
なんとなく哲学的なテーマである。
展示構成
Ⅰ ロートレックをめぐる「存在」と「不在」
Ⅱ 「反復」による強調:ブリュアンのマフラーとアヴリルの防止
Ⅲ 「不在」と「存在」の可視化:ポスターとギルベールの黒い長手袋
Ⅳ 色彩の「不在」と線描の「存在」
Ⅴ 形態の「不在」
Ⅵ テキストの「不在」女性の「存在」と男性の「不在」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます