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博物館浴(国立新美術館「田名網敬一 記憶の冒険」)」

2024-10-04 12:25:34 | 遺跡・史跡
 国立新美術館では、11月11日(月)まで「田名網敬一 記憶の冒険」が開催されている。






 本展は、田名網敬一の初めてとなる大規模な個展、本人は展示計画から広報に至るまでかかわってきたが、一度も観ることなく逝去された。
 絵画、コラージュ、立体作品、アニメーション、実験映像、インスタレーションなど、ジャンルを横断する独特の表現 の60年にわたる集大成を知ることができる。





 武蔵野美術大学在学中から活躍したが、アンディ・ウォーホルの美術やデザイン に刺激を受け、日本版「PLAY BOY」の初代アートディレクターなどとして活躍した。
 
 展示構成
プロローグ  俗と聖の境界に ある橋 
第1章     NO MORE WAR 
第2章    虚像未来図鑑 
第3章    アニメーション 
第4章    人工の楽園 
第5章    「記憶をたどる旅」 
第6章    エクスペリメンタル・ フィルム 
第7章    アルチンボルドの 迷宮 
第8章    記憶の修築 
第9章    ピカソの悦楽 
第10章    貘の札 
第11章    田名網敬一× 赤塚不二夫 
エピローグ  田名網キャビネット 
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博物館浴(東京都美術館「デ・キリコ展」)

2024-08-30 12:48:13 | 遺跡・史跡
 東京都美術館では、8月29日まで「デ・キリコ展」が開催されていた。






 ギリシアで生まれたデ・キリコは、ミュンヘンに移ってからニーチェの哲学などの影響を受け、歪んだ遠近法や脈絡のないモティーフの配置、幻想的な雰囲気によって、日常の奥に潜む非日常を表した絵画を描き始めまた。「形而上絵画」とよばれる作品群は、前衛画家たちに知られるようになり、大きな影響を与えていく。 その後、伝統的な絵画の手法による作品を手掛けた。
 アンディ・ウォーホル がポップアートの先駆けと評価している。
 
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博物館浴(国立西洋美術館「スペインのイメージ 版画を通じて写し伝わるすがた」)

2023-08-20 20:59:34 | 遺跡・史跡
 国立西洋美術館では、9月3日まで「スペインのイメージ 版画を通じて写し伝わるすがた」が開催されている。





 ナポレオンの侵攻以前、スペインは未知の国だった。我々が思い浮かべるスペインの典型的な「イメージ」の多くは、19世紀にこの国を訪れた外国人旅行者たちによって確立されたものだった。そのイメージ形成に活用されたのが版画。

 今回の展示では、17世紀初頭から20世紀後半まで、リベーラからゴヤ、フォルトゥーニ、ピカソ、ミロ、ダリら巨匠たちの仕事を観ることができる。



 作品の写真撮影は、基本的にはOK。ピカソを撮ってしまった。




 展示構成
0 導入
1 黄金世紀への照射:ドン・キホーテとベラスケス
 1-ⅰ ドン・キホーテ
 1-ⅱ ベラスケス
2 スペインの「発見」
 2-ⅰ 旅行者の見たスペイン
 2-ⅱ 人物タイプ
 2-ⅲ ゴヤの影響:ドタクロワ、マネ
3 闘牛、生と死の祭典
4 19世紀カタルーニャにおける革新
 4-ⅰ フォルトゥーニ
 4-ⅱ バルセロナからパリへ:世紀末の光と影
5 ゴヤを超えて:スペイン20世紀美術の水脈を探る
 5-ⅰ 「エスパーニャ・ネグラ」
 5-ⅱ 叫びと抵抗:20世紀スペインにおける政治と美術
6 日本とスペイン:20世紀スペイン版画の受容

 約240点の展示
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博物館浴(世田谷美術館「マルク・シャガール 版にしるした光の詩」)

2023-08-14 10:02:48 | 遺跡・史跡
 世田谷美術館では、8月27日まで「マルク・シャガール 版にしるした光の詩」(神奈川県立近代美術館コレクションから)が開催されている。





 マルク・シャガールは、帝政ロシア領で生を受けたユダヤ人。パリ、ベルリン、ニューヨークと活動の場を移し、それが作品にも影響されているという。
 絵画のみならず版画制作にも取り組み、今回の企画展では、神奈川県立近代美術館のコレクションのうち、6つの版画集から焼く140点が展示されている。

 展示構成
「ラ・フォンテーヌ寓話集」-1927-30年制作 1952年刊 エッチング
「馬の日記」-1952年刊 リトグラフ、エッチング
「悪童たち」-1958年刊 エッチング、アクアティント
「ダフニスとクロエ」-1957―60年制作 1961年刊 リトグラフ
「サーカス」-1967年刊 リトグラフ
「ポエム」-1962-67年刊 1968年刊 木版

 「ダフニスとクロエ」では、ラベル作曲の「ダフニスとクロエ」を流しながら鑑賞した。
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博物館浴(東京都写真美術館「土門拳の古寺巡礼」)

2023-05-04 08:52:28 | 遺跡・史跡
 東京都写真美術館では、5月14日まで「土門拳の古寺巡礼」展が開催されている。





 20数年前、職場の旅行で庄内に行ったとき、酒田にある土門拳記念館を訪れた。土門拳の作品が観たくて、行程に入れてもらった。確か、公園の中にある池のほとりに建ち、入館するまでのワクワク感が何とも言えなかった記憶がある。

 2018年にいわき市立美術館で開催された企画展「写真家がとらえた昭和のこども」でも、氏の作品を観ることができた。しかし、ライフワークの「古寺巡礼」改めて観たいと思った。

 寺院の建築の細部、仏像の部分を強調して撮影した写真。仏像を撮影するときには、フラッシュの光を何度も当て、それが引き立つような撮影手法。仏像をモノクロで撮影することにより、当時の色彩を想像することができる。

 鑑賞後、ミュージアムショップで本展関連写真集である「土門拳の古寺巡礼」を購入、楽しんでいる。
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