博物館浴（いわき市立美術館「体験いわ美Ⅱ 見て・考えて・表現して 体験する現代アート」）

　いわき市立美術館では、10月9日まで「体験いわ美Ⅱ　見て・考えて・表現して　体験する現代アート」が開催されている。



　いわき市立美術館は、恐らく、日本屈指の現代アートを所蔵している美術館である。この企画展は、いわ美所蔵の現代アートを鑑賞しながら、展示室に用意されているアートプログラムに参加し、現代アートの面白さを味わう体験型の展覧会。

作家当てクイズ
それぞれが現代アートをどのように感じ取るか付箋紙に書いて作品の隣に張り付け、ほかの人がどのように感じ取ったかを知る。

など、まさに、「見て」「考えて」「表現して」を体験しながら味わえる。

　今回の展示では、いわ美所蔵の「ルオー」「ピカソ」「シャガール」「マティス」「ホックニー」「イヴ・クライン」そのほか、日本の作家の作品が約60点。楽しみながら鑑賞できた。

　展示構成
1　本当に見てるかな？
2　クイズーよく見て、感じて、考えてー
3　謎！文字がアートに
4　水をどうあらわす？
5　無限に広がる
6　にじませて描く
7　違いはあるけど、作家の想いは同じ
8　触れてみる
9　何が起きているかな
10　場所や材料をいかしたアート
11　その時の形を残す

　今回は、常設展も鑑賞。ほぼ、以前に鑑賞した作品であったが、改めて、アンディ・ウォーホルや草間彌生の作品に出合えた。
　

博物館浴（国立新美術館「テート美術館展 光 ターナー、印象派から現代へ」）

　国立新美術館では、10月2日まで「テート美術館展　光　ターナー、印象派から現代へ」が開催されている。



　「テート美術館」は、テートの名を冠する4つの国立美術館の連合体（ブリテン、モダン、リバプール、セント・アオビス）。今回の展覧会では、美術館のコレクションのうち「光」をテーマに18世紀から現代までの作品約100点が展示されている。

　「無垢なる幼児たちの勝利」




　観る限り「勝利」をどうとらえるか分からなかったが、よく観ると、中央当たりに描かれた「水晶玉」、この中に猛獣と思しき四つ足が写り込んでいる。



　幼児たちがこの水晶玉の中に閉じ込めたことによる「勝利」なのか。

　「星くずの素粒子」








　展覧会のチラシにもなっている。