神奈川県立金沢文庫では、2月2日まで「運慶 女人の作善と鎌倉幕府」が開催されている。
大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」で、運慶が鎌倉幕府(北条氏)と親しくかかわっていたことを知った。また、運慶の造仏は、北条政子など、鎌倉幕府の有力な女性たちとの結びつきも密接だった。ここに視点を当て、運慶の造仏とそれに伴う造寺や仏事など、女性たちの信仰との関係を垣間見ることになる。
展示は、運慶工房で造られた像に加え、金沢文庫に隣接する稱名寺の文書(国宝級)や絵巻も紹介されている。
展示構成
1章 京・東国の造仏と女人
2章 北条政子と大弐局の造仏
3章 運慶作瀬戸神社舞楽面と「頬焼阿弥陀縁起絵巻」の世界
展示№1「天王立像」の形式は、白水阿弥陀堂のそれと同じである旨の解説がなされていた。
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