今日の夕方からは、1ヶ月に1度のセロのレッスン。
12月の頭から、仕事が忙しかったこともあり、ほとんどセロを触れることはなかった。18日になって、時間がとれたので、セロ弓の毛替えに郡山へ。弦も購入しておいたので、昨日、張り替えをした。前にも書き込んだが、某HPでお奨めの組み合わせで、4本の弦のうち、音程が高いほうの2弦をデンマーク製のヤーガー、低い方の2弦をオーストリア製のスピロコア。
弓の毛には、松ヤニをたっぷりと塗り込む。
弓の毛と新しい弦とが馴染むまでには、時間がかかるのだろうか。音が十分に弾き出せない。ただ単に、力量不足なのかもしれない。
レッスンは、いつものように、「ウェルナーの教則本」、「ドッザウアーの教則本」、そして「バッハの無伴奏チェロ組曲1番」。今日のプラスアルファーは、「バロック音楽」について、先生から教えてもらった。「音楽」学の時間である。
バロックの時代は、クレッシェンド、デクレッシェンドなど強弱の記号はなく、スラーなど音の流れを通して作曲家の意図をくみ取って、音楽として表現していかなければならない、とのこと。バッハの無伴奏も、当然ながらスラー以外の記号はない。その記号も、バッハ夫人が後に書き込んだものや、学者が書き込んだものがあるらしい。小生、当然のごとく読み込むことはできないので、バッハの無伴奏組曲は、先生の解釈をそのまま受け入れている。
今でこそバッハは有名な作曲家であるが、死んでから約1世紀、世間から忘れられていた。それを掘り起こしたのがメンデルスゾーンであることは有名な話である。メンデルスゾーンがいなければ、別な曲をレッスンしていたかもしれない。