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博物館浴(東京国立博物館「法然と極楽浄土」)

2024-05-24 13:07:37 | 博物館・美術館
 東京国立博物館では、6月9日まで特別展「法然と極楽浄土」が開催されている。





 法然は、平安末期から鎌倉初期の僧で、比叡山で仏教を学び、後に浄土宗の開祖と仰がれた。今年は浄土宗開宗850周年でこの特別展が企画された。

展示構成
 第1章 法然とその時代
     「南無阿弥陀仏」と唱えれば救われれる、多くの信者を得る中で、他宗派からの圧力もあり、法然は配流、
    やがて帰京し、80年の生涯を閉じる。知恩院蔵の絵巻などで法然の実績などを知ることができる。

 第2章 阿弥陀仏の世界
     末法の世、浄土宗は庶民まで広がり、阿弥陀仏の彫像や絵画を信仰のよりどころにした。多くの民の願い
    が伝わる。

 第3章 法然の弟子たちと法脈
     法然没後弟子たちは称名念仏を広めようと全国各地で精力的に活動する。その業績を知ることができる。

 第4章 江戸時代の浄土宗
     三河松平氏は浄土宗へ帰依し、末裔の徳川家康も増上寺や知恩院を菩提所として定めた。江戸時代の浄土宗
    の様子をたどっている。

 今回の特別展では、いわき市に関わる展示も観ることができる。
 
 第2章では、重要文化財「阿弥陀三尊来迎図」、いわき市が所有し、東京国立博物館に寄託しているものである。

 第4章では、磐城国新田村(現いわき市四倉町)出身の祐天上人の坐像や書を観ることができた。
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