国立新美術館では、12月16日まで「荒川ナッシュ医 ペインティングス・ポップスターズ」が開催されていた。
荒川ナッシュ医は、1977年生まれのいわき市出身。アメリカ国籍を取得し、現在はロス在住のクィア・パフォーマンス・アーティスト 。パフォーマンスアートという分野の展覧会は、小生が鑑賞するのは初めてだと思う。
まず、会場に入ると、その直前に靴の汚れをふき取るようにマットがおかれ、観ると、床一面には、おそらくクレパスだろう、無造作に絵が描かれている。これも、パフォーマンスの一環のようだ。これまでの展覧会の展示とは違う「空間」を感じた。既成の作品と相まって、360度を楽しめた。
中には、マルセル・デュシャンの「泉」を思い出させるような、双子の乳母車
そして、ふるさといわきに対する思いは動画が放映されていた。
とりわけ、いわきのコーナーでは、東日本大震災後の復興に向けた思いを動画を通して知ることとなる。
このとき、蔡国強が横浜市美術館や国立新美術館で 行った企画展を思い出した。
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