
as紙が何を指して「ハラキリ」と言っているのか知りませんが、まあ確かにハラキリものかもしれません、今夜の試合は。
親善試合
Tokio Verdy 1969 3-0 Real Madrid C.F.
1969の得点:小林大吾(6)、ワシントン(26)、山田(53)
1969:高木、米山(平野, 45)、戸川、上村、相馬、山田、戸田(文, 82)、林、小林大吾(玉野, 72)、ワシントン(森本, 77)、平本(ジウ, 60)
マドリー:イケル、サルガド(ディオゴ, 63)、エルゲラ、パボン、ロベカル、グラベセン(P・ガルシア, 53)、ベッカム(フィーゴ, 57)、ジダン(グティ, 33)、オーウェン、ラウル(デ・ラ・レド, 57)、ロナウド(ソルダード, 66)
現地に行っておりましたので、まだ録画したビデオはチェックしておりません。ですからカメラで見たマドリーがどうだったかとか、解説がどう見ていたかとかさっぱりわかりませんが、とにかく見たとおりです。
○動きが重い
○パスが遅い
○プレーが雑
中継をご覧になった方はお分かりかと思いますが、最終的な有料入場者数は30,000人。ブロックでぽっかり明いている場所もあちこちにありました。私はバックスタンド上段だったのですが、前半と後半で席を移動。だってチケット通りだとほんとに端っこだったんだもの。(余談ですが、味スタの上段バックは良いですね。見やすいし臨場感もそれなりにあるし屋根もついてるし)。
えと、閑話休題。つまり両方ともマドリーの攻撃の方がよく見られるサイドで試合を見ました。前半は特にそう感じたのですが、マドリーは前線が大渋滞だったように感じました。
ヴェルディが今シーズン大量失点を重ねて負け続けているという情報を知って甘く見ていたのか、所詮相手にならないようなクラブだと思ったのか。フォーメーション風に言うのなら、2-5-3ってところでしょうか。イケルとパボンとエルゲラさんで守り、サルガドさんとロベカルはほぼMFから前へあがりっぱなし。早い段階で先制されたせいか、最前線はロナウドにオーウェンにラウルに…とごっちゃごちゃ。ヴェルディがタイトに守ったこともあり、動くスペースが各人制限され合っているように見えました。ルシェ監督、FW3人とも出すのは止めたほうが良いと思います。
「パスが遅い」と書きましたが、マドリーが遅く見えたのは疲労のせいなのか、シーズン前だからなのか、それとも緩急の「緩」が顕著だっただけなのか。最近、日本のサッカーの特徴として、良くも悪くも「とにかく速い」と言われるのを聞きます。緩急の「急」ばっかりだと。確かにヴェルディ、きびきびとボールを回し当たっていく、というところがありました。ゆったりボールをまわしていくマドリーとしては、やり辛かったのかもしれません……ま、何を言っても言い訳ですけどね~。
とにかく言い訳をするなら、積もり積もった疲労ですね。一目瞭然。土砂降りのペキンでの試合から移動も込みで中1日。その前はアメリカにいたわけですし。もっともヴェルディだってホットシックスを土曜日に終えたばかりですから、あまり言い訳にはならないような気もしますが…。
明日もどうせあれこれイベントだの何だのがあり、ろくに休めないまま水曜日の試合……。いい加減懲りればいいのに。
この負けが後を引くことはないでしょうが、これでマドリーがこの先、夏のドサ周りツアーをやめてくれればしめたものだと思います。な、ペレスさん。
しかし負け惜しみでもなんでもなく、ヴェルディがうらやましかった。マドリーと対戦できて、しかも勝てたわけですから。うち(=清水)なんてリバプーとの試合の約束は流れちゃいましたものね。いつかリバプーとできたらいいなあ…(あ、でも無理に来なくて良いですからね)。
おまけ:交代で入ってくるフィーゴへの声援が大きかったのが嬉しかった。
さて、本日のマドリーの試合が19時からでありながら、わたくし、お昼前には東京におりました。別件でこんな予定を立てておりましたのです。
「ガエル2本立て」を達成しよう!(於飯田橋)

ガエル・ガルシア・ベルナール主演、「アマロ神父の罪」と「バッド・エデュケーション」。前から見よう見ようと思いつつ腰が重かったのが、マドリーの試合ついでに見ようと思い立ち、4時間しっかり映画館に缶詰されてきました。
感想=お腹いっぱいを予想していったら少し物足りなかった感じ。2本並べると、アマロ神父のほうが好きです。特にアマロ神父の上司(?)になるベニト神父が良いと思った。「バッド~」の方は……理解に少し時間がかかるかなあ。引き込まれるものはあったのですが。
ともあれもりだくさんな1日でした。ああ夏休み。