けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

エル・ブランコ

2009-01-09 21:22:29 | football




まさに「エル・ブランコ」の名前のとおり。ベルナベウが真っ白です。ここまで積もったのを見るのは初めてかも。
幸いなことに、今週末の試合はマジョルカ島です。ユニが雪迷彩状態で皆さんどこにいるかわかりません、ってな感じのマドリーも見てみたかったですけど。


ということはつまり
「わ~、ベルナベウが真っ白だ~」

ということは、もちろん真っ白なのがベルナベウだけだというのではなく、マドリー市内を含む辺り一体が真っ白なわけです。もちろんバルデベバスも、


エル・ブランコ。


結局ファンデ・ラモスは、本日11時からのトレーニングを中止にしました。交通に影響が出ていたり、そもそも雪に慣れていない人たちが運転して良いような状況じゃないわけです。それでも選手たちは全力を尽くしてトレーニングに集合。来るのを諦めて途中で自宅に引き返したのが、イケル、セルヒオ・ラモス、エインセ、ガゴ、ファンデルファールト、スナイデル、パレホの7人。他の選手たちが来たってことの方がびっくりですが。休んじゃうよ、普通。
きちんと出勤したラウルやミゲル・トーレスはピッチの様子を見に出てきたそうですが、結局トレーニングは中止が決定。何人かの選手はできるだけ早く自宅に帰ろうと努力し、それ以外は室内で調整。その後、若いのの何人か(=ミゲル・トーレス、パランカ、ハビ・ガルシア、ドレンテ)は、雪合戦……。

日曜の試合はマジョルカ島だから大丈夫、と思ってましたが、このままじゃ飛行機が飛ばないかもしれない…。今節アトレチコはビセンテ・カルデロンで試合ですが、大丈夫なのかな。それに、マドリーでこんな積雪では、他の地域ではもっとひどいところもあるかもしれません。ヌマンシア(ソリア)とかオサスナ(パンプローナ)、ヒホン、サンタンデール辺りは、なんか本格的に寒そう……。


パランカとハビ・ガルシア。

と、ミゲル・トーレス(=パランカの足下にある物体)。埋葬されたようです。選手たちの映像はこちら(MARCATV)で。いい年して、小学生か犬ころのように雪の中を駆けずり回るマドリーの選手たちと、「練習すんのかよ…」とでも言いたげに表情が落ち込んでいるアトレチコの選手たち。そしてヌマンシアのスタジアムでは、10cmの積雪。日曜日17時までになんとかなるのだろうか。


マドリーの選手たち、さらにプラン変更
雪で金曜日のトレーニングがキャンセルになり、マジョルカ戦に備えるのは土曜日午前のトレーニング。のはずでしたが、土曜日にもまだ雪が降る可能性もあるようで、トレーニングも含めいろいろなスケジュールが変更になりました。
当初は、土曜日11時からトレーニング、その後ファンデ・ラモスのプレスカンファレンス、夜19時にバラハス空港を出発してパルマ・デ・マジョルカに向かう予定でした。それが、土曜日午前のトレーニングもキャンセル、ファンデのプレスカンファレンスは予定通りで、選手たちはバルデベバスで一緒に昼食を摂った後、15時にバラハス空港を出発。18時より、マジョルカにて非公開で試合前最後のトレーニングを行う、ということだそうです。確かに雪を掻き分けたドロドロのピッチ上でトレーニングするより良いかも。

寒波

2009-01-09 06:44:22 | football
ごめんなさい
昨夜の国王杯、試合終了間際に2枚目のアマリージャで退場になったミゲルは、その直後はそれはもう凄まじい暴れっぷりでした。いや、ちょっと言いすぎか。でも、激昂し副審に詰め寄るミゲルは、なかなかの迫力でした。

で、協会(審判協会?)によると、ミゲルはレフェリーにこんなことを申し上げたそうです。
「Hijo de p***! お前なんて殺しちゃる。お前なんてHijo de p***だ!」

で、試合直後のミゲルです。
「退場になりましたた後、私がカッとなったことを非常に残念に思っております。私は自分が無力であるように感じ、従って私は怒りを示したわけですが、何をもっても私の行為を正当化できるものではございません。私は、かのレフェリーとその仲間の皆さんに許しを請いたいと望んでおります。また、私は私の仲間たちやクラブにも弁解をすることを許していただきたいと望んでおります。私はいちスポーツプレイヤーであり、普段はこんなことはしないのです。なにが私に起きたのか、私はよくわからないのです。」

ごめんなさい。

また、その後、上に書いたようにレフェリーに対し「死の脅迫」をしたと報道されると、2度目のコメントがバレンシアオフィシャルに載りました。
「昨夜のことは大変申し訳ありませんでした。フットボールの世界では起こってはいけない事態であると思っています。私は自分に運がなくて無力だと感じ、私に対する退場の措置が不公平であると感じたのです。しかしあの態度は何の弁解もできません。あのような態度は選手が取ってはいけないものだと思うのです。それに、私はレフェリーに対し「死の脅迫」などしていないことをはっきりさせたいとも望んでおります。私はレフェリーにも、ファンにも、チームメイトにも、クラブにも謝罪したい。本当にそう感じております。(後略)」

もう本当にごめんなさい。
週末のリーガまでそんなに時間もないし、レフェリーが追加の罰則を求めた…というような報道もないので大丈夫だと思いますが、うっかり大事になれば、2試合3試合と出場停止なんてこともありうるかもしれない。今はひたすら謝っておいてください、という感じです。
でもあの瞬間、全力でミゲルを止めに入ったウナイ・エメリは偉い。あそこで引きずり止めなければ、さらに何を言っていたかわかりませんから。ミゲルが引っ込んだ後も、副審やら主審やらに声をかけ、穏やかにとりなしていたウナイ・エメリ。この人が監督になってから、選手との間や選手どうしの間で、特に問題が起きていない理由がわかるような気がしました。



欧州大寒波
水曜日は2部練だったマドリーは、木曜日は午前中の1回のみ。しかしトレーニング開始が、1時間近く遅れました。理由はピッチに霜が降りていたから。

シベリアからの寒波がイベリア半島にぶち当たり、9日の天気予報では、ナバラ、リオハ、アラゴン全域、カステジョン、バレンシア、タラゴナの辺りに、寒さに関する特に重大な警報が、その他ほぼすべての地域(カナリア諸島も含む)に警報が出ているんだそうであります。マドリーは「重大な警告」からは逃れていますが、最低気温が-4度。皆、ミンスクの寒さを経験してるんだから大丈夫。がんばれ。

扁桃腺炎のイグアインは、すっかり回復して全体練習をコンプリート。一方で気になるのがグティ。水曜日も室内調整(午前)とランニング(午後)で、木曜のトレーニングでもランニングと室内でのトレーニングで、完全に別メです。グティは足首の回復は予想より早いが、筋肉の回復は予想より遅れる…ことが多い印象があります。マジョルカ戦には間に合わないのでは、という報道も出てきていますが、筋肉系は無理をして再発させるとたいてい症状が悪化するので、できれば無理しないで頂きたいと思います。