けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

不屈

2009-01-13 19:48:36 | football
MARCAから、懐かしいあの名前。データ間違いは適当に直してあります。
ゴールの映像はこの記事から。


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ウルグアイの元FW、ダリオ・シルバが、交通事故で右脚を切断してから2年半を経て、フットボールのピッチに戻ってきた。そして、チャリティマッチで2ゴールを挙げた。

シルバは現在36歳、カリアリ(1995-98)、エスパニョール(1998-1999)、マラガ(1999-2003)、セビージャ(2005)、ポーツマス(2006年2月まで)でプレイした。また、ウルグアイ代表として49キャップを記録、2002年W杯出場をかけたプレイオフでもプレイした。
2006年の中頃、ダリオ・シルバはモンテビデオで交通事故を起こした。自身の車で信号機に激突。信号機の支柱が車の上に落下、シルバの右足を砕いた。シルバは膝から下を切断し、命の危険もあったが回復。その後は、自身の情熱のひとつである競馬に入れ込むなど、自身の生まれた国で暮らしていた。
シルバは「Fundacion Ninos con Alas(翼を持つ子供たち財団)」の後見人に指名され、経済状況に恵まれないウルグアイの子供たちを助ける活動を行っている。Punta del Esteの街で、シルバは、ウルグアイとアルゼンチンのテレビ関係者や有名人で構成されたチームでチャリティマッチを行った。
右脚に義肢を着けたシルバは、ピッチを走り、GKめがけて何度もシュートを打ち、またいくつかのアシストもした。さらに、2つのペナルティも決めたのだ。2つ目のPKは、アルゼンチンの「Famosos(有名人)」チームと対戦した、ウルグアイの「Las estrellas(星、スターたち)」チームを勝利に導くものとなった。
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やっぱりフットボールからは離れられないんだな、という思いと……いや、やっぱりこの人はすごい。すご過ぎます。


ひとつの記録

2009-01-13 00:29:14 | football

08/09 Liga Espanola 1a division Jornada 18
Real Mallorca 0-3 Real Madrid C.F.

マドリーの得点:アリエン・ロッベン(3)、ラウル・ゴンサレス・ブランコ(17)、セルヒオ・ラモス(66)

GK:イケル
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、カンナバーロ、エインセ
MF:ガゴ、ラス、スナイデル、ロッベン(パランカ)
FW:イグアイン(ファンデルファールト)、ラウル(フンテラール)

3点も入れて勝つことができました。そういえば山岳ステージを抜けたんだな……。ちょっと時間もたってしまったので、適宜、箇条書き式に。

○やっぱりキレまくりのロッベン(良い意味で)。凄まじい勢いのカウンターでゴールが決まる。ゴール前までのスピードと、一転、冷静にゴールを狙うところと、どちらもロッベンらしい。
○イケル→ラウル→イグアイン→ロッベン=ゴール! 
○後半は大人しくなったロッベン。と思ったら、凶悪なドリブル&シュートをかますロッベン。でも決まらなかった…
○ディフェンサ5名のマジョルカ。個人的に楽しんだのが、マドリー側から言うと左を使うラウルやスナイデル、エインセとやりあうスカちゃん。元気だったか~。
○やりあうと言えば、マドリーのディフェンサたちvsウェボ。ウェボを痛めつけているセントラル2名は実に頼もしかった(ウェボごめん)
○そんなウェボの腹いせは、最後ガゴへと向かった…。
○痛がるわりにはそうでもない、というのはグティの専売特許だと思っていたが、最近はガゴもそうだと思う。
○イグアイン、2アシスト。フンテラールが来たから奮起(洒落ではない)、なのかどうかはわからないが、いつもよりよく動いていたと思う。下がってボールに触ったりする機会が増えていたような印象なのですが、どうなんだろう。気のせいかな。ラウル的な動きを学んでくれると良いなと思います。
○ガゴ&ラス、素晴らしい。
○負担が減った分、ガゴがパスに色気を出しているのが良い。といっても、やはり距離の中程度~短いパスを前線に出せる人がもっといてほしい。グティさん、早く戻って来てください。
○で、ガゴはセルヒオ・ラモスに素晴らしいアシストをいたしました。
○セルヒオ・ラモス、ゴラッソ。ゴールは自身の父親に捧げたものであるとのこと。
○グイサの真似したガッツポーズがブーイングを浴びているとアナウンサー氏は述べておりましたが、限りなくオフサイドくさかったから…という理由の方が大きいんじゃなかろうかと思っております。
○ちなみに、約3年前、セルヒオ・ラモスが同じスタジアム(当時はソン・モイシュ)でゴールを上げたときも、あのキコのポーズをやってました。でもその時の試合結果と、その後の展開については聞かないで……。
○どこかの記事では「パイにチェリーをのっけたセルヒオ・ラモス」という記述がありました。ここしばらく、虎の子の飴玉を1個、大切になめ尽くした、って感じの試合だったので、パイに飾りつけができるような試合に戻ってこれて嬉しいです。
○わかりづらいたとえですいません。


記録のひと
カピタン・ラウルの記念すべきリーガ通算500試合。そこに花を飾るリーガ通算212ゴール目が、この試合の2点目でした。イグアインのクロス?パスをヒールで軽く合わせた、ちょっと意外な入り方のゴール。でもあれは、あの場所で一番確実にゴールが入るやり方なんだろうな。本当はベルナベウで祝えると最高だったかと思いますが、まだこれからもいろいろな記録達成があるでしょうからその時に。とにかくおめでとう。

公式で既に日本語にもなっていますが、ラウルの今回の記録についてざっと。

1994年10月29日、ラウル・ゴンサレス・ブランコは、ラ・ロマレダ(サラゴサ)でリーガ・エスパニョーラのデビューを飾った。当時17歳。
それから15年が過ぎ、レアル・マドリーの真のカピタンは、今31歳となった。マジョルカ戦でラウルは記念すべき500試合出場を達成した。そのうち471試合で先発し、先発した試合のうち94%でフル出場している。この間、一度も退場になったことがなく、受けた警告の数はわずか22枚。98/99シーズンと00/01シーズンにはピチチを獲得している。
これまでにリーガで500試合出場を達成したのはわずか5名(スピサレッタ 622試合、エウセビオ・サクリスタン 543試合、パコ・ブージョ 542試合、マノロ・サンチス 523試合、ミケル・ソレール 504試合)、ラウルは史上最年少の達成者として、6番目に名を連ねた。



雪の影響は続く
本日リカバリトレーニングをしたレアル・マドリーの人々ですが、今日はトレーニング場所がいつもと違いました。といっても、バルデベバスであることに変わりはありませんが。エスタディオ・アルフレド・ディ・ステファノ、つまりバルデベバスの敷地内にあるレアル・マドリー・カスティージャのスタジアム。だったそうです。マドリー公式のトレーニング画像を見ると、普段使っているらしきところはまだ雪かきも済んでいませんが、エスタディオ・ディ・ステファノの方は、せいぜい霜が降りている程度の感じ。陽の当たり具合が違うのか、雪かきの優先度があるのか…後者か。

トレーニングでは、フィジカルの問題を抱えているグティとパレホに加え、ロッベンも室内のみで調整を終えたとのこと。もっとも国王杯なんていうものがないわけで、次の試合は週末。時間をかけて回復、調整すれば良いと思います。余裕だ~。


その他雪の影響

1)ビセンテ・カルデロン
ビルバオのGKイライソス、アトレチコファンから雪球をボコボコと投げつけられる。日本のYahoo!ニュースのトップにまで載ってしまう。

2)ヌマンシアでは
10cmの雪は無事に片付けられた(リンクは消えてしまったけど、日曜のMARCAには雪かきをする映像が出ていました)。
ソリアは寒いところのようで、他の地域で雪が降ってなくてもヌマンシアのスタジアムでは「ピッチが凍って…」なんて話がよく出てきます。この先も油断はできません。

3)レイノ・デ・ナバラ

これは練習場

ここも試合前日まで雪に覆われていましたが、きちんと片付けられました。でも真っ白でしたね…霧で。


嗚呼オサスナ
ひたすら守るのではなく、らしさを出して戦って、逆転までしたのに…ああ、もうちょっとだったのに。本当に惜しかったというか、空しかった…。
寒い方面出身だし、雪が降ったら強いだろうと思っていたプラシル。ビクトル・バルデスに激突して結局交代せざるを得なかったわけですが、その状態が心配です。
(オサスナ公式では、左臀部の強打で、2日間の自宅静養の後、水曜日に再診断とのこと)

次節は、オサスナがベルナベウに来るんですね。あんな辞め方をせざるを得なかったカマーチョは、ベルナベウへの帰還をどう思うんだろうか。ポルティージョは、ファンフランは。