「ねえ、これ、作ってみて。。。」
おねだり上手のゆりこさんが目の前に出した記事。ふんふん、なになに?
・・・・・・・・悪しき感情運び去るりんごの優しい香り。・・・・・・・・
「 アップルジェリー」
・・・アップルジェリーの呼称から、食後のジェリー菓子を連想された方が多いと思います。
しかし、これはジェエリーと呼ぶジャムなのです。
仕上がりが宝石のガーネットのようなこれに限り、ジェリーといいます。・・・
これは作りがいがある!、ということで、早速つくることにしたのですが・・・。
まずは無ワックスの紅玉探しにとりかかったのですが、なかなか見つからず、やっと八百屋で見つけたときには、頂いたレシピが見当たらず・・・そうして、新たにゆりこさんからレシピをファックスで送ってもらったのですが・・・・・・・
りんごをごしごしと一つ一つ丁寧に洗って。
りんごの柄もつけたまま、丸煮をするためです。
水を2カップ加えて、ホタホタ炊き続けて2時間。
さらしにくるんで、下のボールにしたみ汁を受けます。
・・・・・・・・・次は、この液を6割にまで煮詰めて、白ザラメを1、6キロ加える。・・・・・・・・・
あれ、こんな少ない液を6割に煮詰めて、1,6キロの砂糖?それじゃ飴煮になっちゃうじゃん。・・・・・・・ここで、ゆりこさんに電話を入れ、内容量の確認をしたら
「次は水が2㍑で」アチャ~~、ここが間違っていた。筆記体のLを、Cに見間違っていた!!
これじゃあ、今から水を入れてやり直しは出来ないし・・
はた、と考えてしまいました。これだけのりんごを使って無駄にするのも癪だし
軌道修正。さらしの中のりんごを裏ごしし、先程の液に入れて煮詰め、規定量の半分の砂糖を入れて、いつものりんごジャムをつくることに。
それから数週間後、ゆりこさんからお電話が。“アップルジェリー作ってみたので、
どうぞ”ということで、やっと待望のアップルジェリーに会うことが出来ました。
初公開、宝石のような輝きのアップルジェリー
私の作ったりんごジャムは・・・・ふつ~うのりんごの味。
ゆりこさんが作ったアップルジェリーは、洗練された都会的な味。
口に入れるとゼリーが口の中にとろけて・・・・・
もう幸せの極地でした。
今年は師匠のおかげで野菜や果物の美味しさをかみしめる年になりました。リンゴも出がけの紅玉の香りが何ともいえず、例年になく何度も紅玉を買い求めました。
これはご存知「いのちを養う料理」の辰巳芳子さんのレシピです。作ってみるととてもシンプル。果物と同量(重さ)の水でじっくり煮込んで果物のエキスを抽出しその液にあとから甘味を加えて煮詰める。ほかの果物でも応用が利くジェリーのレシピと感じました。
お勧めの頂き方クリームチーズにたっぷりジェリーを載せて食後のデザートに。メタボの夫に内緒で娘と楽しんでいます
クッキーの上にアップルジェリーが乗って想像すると・・・。私も挑戦してみようかな
でもいしころとまとさんに「運動不足の君は自分で食べないで」なんて言われそうね。今度お会いした時をお楽しみに・・・・
ちょっと質問です。。。
6割まで煮詰めた所に砂糖を1,6キロ入れて、水を2リットル入れて。。。
ここからまた煮詰めると輝くジェリーの出来上がりなのでしょうか。。。?
変な質問でごめんなさいね(笑)
りんごジャムではなくてアップルジェリーなのですね~ 写真を見て納得です。
本当に宝石のような輝きですね、どんな食べ方が一番いいのでしょうか?
普通のジャムのようにして食べるのではもったいないようですね・・・
母の実家が米沢市なので、小さい頃、遊びに行くと、
庭に小さなりんごの木がありました。
直接もぎ取って食べるりんごの酸っぱくて、でも、
しゃきっとした歯ごたえが忘れられませんでした。
「紅玉」は私にとってフルーツの原点かもしれません
それにしても、ゆり子さんのアップルジュエリー美味しそうですね。
いえ、、、いしころとまとさんのジャムも美味しそうです。14日に味見したいな~。
とっても贅沢な食後のデザートになりそうです。
ゆりこさん又何かおねだりして下さいね。でこぼこコンビの私たちがお互いに補ないながら、結果とてもいいものが出来れば、とても楽しいことですから。
辰巳芳子さんがご出演なさったNHKの「今日の料理」。途中からしか見られませんでしたが、おせちを作る時に家中に炊くにおいがひろがっていくのがとっても優しいですね、とおっしゃっておりました。
ストーブの上でことこと煮る煮りんごの香りが部屋中に漂う中で、手編みのセーターを作るのが、冬の時期の私の楽しみなんですよ。
では、今度は是非とも私の為だけに、アップルジェリーを作ってきてください。よろしくね^^
紅玉の出回る10月から11月にどうぞおためし下さい。
「ふたを開けるとあっと驚くジェリーケーキ」というのもいけるかな、と思っていますが・・・
料理上手のもんぺさん如何なもんでしょうか?
ところで、とってつけたような最後の文。事務局長には特別のジャムを持って行きます。中は果たしてどんなものを煮詰めてあげましょうか?“悪しき感情を運び去るりんごの優しい香り”という名のアップルジェリーではないですよ!“悪しき感情をお運び入れる・・・・”ということで、何が入っているか楽しみに待っててね。今日から一つ楽しみが増えました。事務局長のお陰で・・・
りんごジャムも酸っぱさが口に残る紅玉が一番適していると思います。旬の時期には安く出回りますので、その時期に狙うのがいいかもしれませんね。
美味しそう、美味しそうとおほめの言葉が飛び交って、ちょっと恥ずかしくなってきたのです
じ、じつはこのジェリー、したみ汁を煮詰めるところが難しいようです。せっかくだから濃厚なものを作りたいと欲張った私、火を止めたのにお鍋からもくもくと香ばしいにおいが
というわけで、『洗練された都会の味』と言えば聞こえはいいのですが紅玉フレーバーにキャラメルフレーバーまで加わった実に味わい深い?お味になったというわけです。娘に言わせるとキャラメル味は秋冬系だから、ま、ちょうどいいんじゃないってことで…。素晴らしい紅玉の香りを楽しみたい場合早めに火を止めるのがポイントですね。
今夜も辰巳先生が今日の料理に登場なさいます。『いのちを養う』先生の料理魂。素材を大切に、感謝していただく、生きることの基本ですね。