前回紹介した『中一時代 昭和50年3月号』の、ルネ・シマールが3回目に来日した時の記事に、12月に公演したパリのオリンピア劇場から申し込みがあって、2月に1週間公演し、テレビや映画祭にも出ること、フランスとアメリカでレコードの吹き込みがあることが報告されていました。
▲PASSION SIMARDより 海外での活躍を知らせる記事(日本、フランス、アメリカ)
この頃のルネは、第3回東京音楽祭世界大会でグランプリと特別審査員フランク・シナトラ賞を受賞したことをきっかけに、シナトラの紹介でアメリカのショー・ビジネスの世界に招かれ、フランスでも公演を行うなど、忙しいスケジュールをこなしていました。母国カナダでも、もともと望んでいた英語圏での仕事が増えたルネ。3回目の来日も、バンクーバーで日本のファンと交流してからというハード・スケジュールでした。カナダ政府から仕事は1日5時間までと決められていたので、日本の芸能界のような無茶なスケジュールではなかったとしても、ケベックの家族と一緒に過ごす時間が減って、寂しい思いをしていたに違いありません。姉リンやバシャン(バチョー)姉妹が一緒に同行してはいたものの、ずっと大家族で暮らしていたルネは、家族と一緒にいたいと何度も思ったことでしょう。もちろん学校に通うことが出来ないので、家庭教師がスタッフと一緒に同行し、仕事の合間に勉強していました。そんな中で明るい笑顔を絶やさず、頑張り抜いたルネはすごいと、いつも思ってしまいます。
▲PASSION SIMARDより フランスでの活動の記事
さて今回は、フランス、パリでの活躍を知らせる記事を紹介いたします。
何故フランスなのか? それは、フランス系カナダ人のルネにとって、フランスでレコードデビューしてリサイタルを開くことは、とても名誉なことだったからです。ルネはフランスに”Ave Maria”と”Maman,laisse-moi sortir ce soir”の2枚のゴールド・ディスクを持っていました。ルネだけでなくセリーヌ・ディオンも、ゴールド・ディスクを持っています。
また、当時日本で人気だったシルヴィー・バルタンはカナダでも大スターでしたから、シルヴィーとの共演は、ルネにとって大変嬉しいことだったと思います。日本のルネ・ファン・クラブ「メープル・メイツ」の会報の近況報告でも、そのことが書かれていました。
「今僕は10月19日から開催されるパリでのテレビ出演の為、毎日忙しく飛び廻っています。とにかくあのシルビー・バルタンと共演するのですから、今からうれしくて、うれしくて、少し緊張していますが、一生懸命やるつもりです。そして、12月には、パリのあの有名なオランピア劇場への出演も決まり、その仕事のこともあり、毎日てんやわんやの生活を送っています。」
※過去ログ「3回目の来日スケジュール」より
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/315.html
1974年12月のフランスでの活動については過去ログにも書きましたが、デビュー25周年記念CD集のベスト盤に付いてきた小冊子の中で紹介されていました。
ルネはブルーノ・コカトリによってオリンピア劇場のステージに招かれ、さらに、ダニエル・ギシャールの番組に、セルジュ・ラマ、シルヴィー・バルタン、クロード・フランソワ、ティノ・ロッシとともに出演しました。また、フランスで最も良く聴かれているバラエティー放送の司会者ミシェル・ドゥリュカールとフィリップ・ブーヴァールの依頼を受け、彼らのTV番組にも出演しました。
ルネはこの時、全ケベック人の名において、モントリオールからボーイング747で巨大なクリスマス・ツリーをフランス国民に贈っています。
▲1974年12月パリ、オリンピア劇場で セルジュ・ラマとダニエル・ギシャールと一緒に
▲シルヴィー・バルタンとルネの記事『フランスの日々』
▲フランスで紹介されたルネの記事 第3回東京音楽祭世界大会や日本のファースト・コンサート、カナダでの生活の様子などが紹介されています
▲海外での活躍を報じた記事のフランスのページ オランピア劇場での写真も載っています
▲凱旋門を背景に(PASSION SIMARDより)
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仕事関係で最低の気分で帰宅した18日、ルネ本のカラー・ハードカバー版が届いていました♪ 19日も疲れて帰ってきたら、待っていたルネのレコードがカナダから届いていて、20日は問題が解決。21日には理科展に出品された息子の「ジグモの研究」が優秀賞、始業式の前日に私にしごかれながら半泣きで書いた書き初めが金賞を受賞したと学校から連絡が入りました。『終わり良ければすべて良し』の週でした。今日は理科展を見に行きます。
ところで、先週の土曜日、アクセス数が久しぶりに百越えの104アクセスを記録。アクセス解析では123で、日曜日は79アクセス(解析では106)でした。クリスマス・シーズンを除いては、とっても静かな当ブログですので、いきなり3桁を超えたりすると、何かルネ関係で起こっているのか心配してしまいます。以前FMラジオでルネの話題が出た時その様なことがあったので、何か情報をお持ちの方はご一報ください。
▲PASSION SIMARDより 海外での活躍を知らせる記事(日本、フランス、アメリカ)
この頃のルネは、第3回東京音楽祭世界大会でグランプリと特別審査員フランク・シナトラ賞を受賞したことをきっかけに、シナトラの紹介でアメリカのショー・ビジネスの世界に招かれ、フランスでも公演を行うなど、忙しいスケジュールをこなしていました。母国カナダでも、もともと望んでいた英語圏での仕事が増えたルネ。3回目の来日も、バンクーバーで日本のファンと交流してからというハード・スケジュールでした。カナダ政府から仕事は1日5時間までと決められていたので、日本の芸能界のような無茶なスケジュールではなかったとしても、ケベックの家族と一緒に過ごす時間が減って、寂しい思いをしていたに違いありません。姉リンやバシャン(バチョー)姉妹が一緒に同行してはいたものの、ずっと大家族で暮らしていたルネは、家族と一緒にいたいと何度も思ったことでしょう。もちろん学校に通うことが出来ないので、家庭教師がスタッフと一緒に同行し、仕事の合間に勉強していました。そんな中で明るい笑顔を絶やさず、頑張り抜いたルネはすごいと、いつも思ってしまいます。
▲PASSION SIMARDより フランスでの活動の記事
さて今回は、フランス、パリでの活躍を知らせる記事を紹介いたします。
何故フランスなのか? それは、フランス系カナダ人のルネにとって、フランスでレコードデビューしてリサイタルを開くことは、とても名誉なことだったからです。ルネはフランスに”Ave Maria”と”Maman,laisse-moi sortir ce soir”の2枚のゴールド・ディスクを持っていました。ルネだけでなくセリーヌ・ディオンも、ゴールド・ディスクを持っています。
また、当時日本で人気だったシルヴィー・バルタンはカナダでも大スターでしたから、シルヴィーとの共演は、ルネにとって大変嬉しいことだったと思います。日本のルネ・ファン・クラブ「メープル・メイツ」の会報の近況報告でも、そのことが書かれていました。
「今僕は10月19日から開催されるパリでのテレビ出演の為、毎日忙しく飛び廻っています。とにかくあのシルビー・バルタンと共演するのですから、今からうれしくて、うれしくて、少し緊張していますが、一生懸命やるつもりです。そして、12月には、パリのあの有名なオランピア劇場への出演も決まり、その仕事のこともあり、毎日てんやわんやの生活を送っています。」
※過去ログ「3回目の来日スケジュール」より
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/315.html
1974年12月のフランスでの活動については過去ログにも書きましたが、デビュー25周年記念CD集のベスト盤に付いてきた小冊子の中で紹介されていました。
ルネはブルーノ・コカトリによってオリンピア劇場のステージに招かれ、さらに、ダニエル・ギシャールの番組に、セルジュ・ラマ、シルヴィー・バルタン、クロード・フランソワ、ティノ・ロッシとともに出演しました。また、フランスで最も良く聴かれているバラエティー放送の司会者ミシェル・ドゥリュカールとフィリップ・ブーヴァールの依頼を受け、彼らのTV番組にも出演しました。
ルネはこの時、全ケベック人の名において、モントリオールからボーイング747で巨大なクリスマス・ツリーをフランス国民に贈っています。
▲1974年12月パリ、オリンピア劇場で セルジュ・ラマとダニエル・ギシャールと一緒に
▲シルヴィー・バルタンとルネの記事『フランスの日々』
▲フランスで紹介されたルネの記事 第3回東京音楽祭世界大会や日本のファースト・コンサート、カナダでの生活の様子などが紹介されています
▲海外での活躍を報じた記事のフランスのページ オランピア劇場での写真も載っています
▲凱旋門を背景に(PASSION SIMARDより)
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仕事関係で最低の気分で帰宅した18日、ルネ本のカラー・ハードカバー版が届いていました♪ 19日も疲れて帰ってきたら、待っていたルネのレコードがカナダから届いていて、20日は問題が解決。21日には理科展に出品された息子の「ジグモの研究」が優秀賞、始業式の前日に私にしごかれながら半泣きで書いた書き初めが金賞を受賞したと学校から連絡が入りました。『終わり良ければすべて良し』の週でした。今日は理科展を見に行きます。
ところで、先週の土曜日、アクセス数が久しぶりに百越えの104アクセスを記録。アクセス解析では123で、日曜日は79アクセス(解析では106)でした。クリスマス・シーズンを除いては、とっても静かな当ブログですので、いきなり3桁を超えたりすると、何かルネ関係で起こっているのか心配してしまいます。以前FMラジオでルネの話題が出た時その様なことがあったので、何か情報をお持ちの方はご一報ください。