ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

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世界のルネ-アメリカ編⑤

2014年02月08日 | ルネの画像
 今朝起きたら外は一面の銀世界snow 20年に1度という積雪の予報。これからどれくらい降るのか…。週末で良かったと胸をなでおろしつつも、週明けの月曜日に予想される、通勤の困難さと職場の雪かきで頭が痛いシマ姉ですが、皆さまがお住まいの地域はいかがですか?。
 取り合えず今日明日は家の雪かき! そして今日の息子のスイミングスクールはどうしようようか思案中。実家近くのスイミングスクールは、隣町でも「山越え」があるので、この大雪の最中にわざわざ危険を冒すのも…★ 通勤経路でもあるため、明日の内にできるだけ溶けてくれることを祈るのみです。

 そして、真っ白に雪が積もった庭に、愛猫アスカが果敢にも走り出て、あまりの足の冷たさにガレージ直前でUターンした足跡がくっきりcat3ase 今日はおこもり決定です(笑)。


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 さて本題です。

 第3回東京音楽祭世界大会でのグランプリとフランク・シナトラ賞受賞は、カナダ、ケベックのスーパーアイドルだったルネ・シマールの日本デビューを華々しく飾り、一夜にしてブームを巻き起こしただけでなく、アメリカと、仏系カナダ人歌手の憧れの地フランスのショービジネスの門を開きました。
 それは日本側のスタッフにとっても予想外の展開でしたが、日本でルネを大々的に売り出すために、大きな宣伝効果をもたらしました。しかし逆に、ルネの来日を減らすこととなり、ルネの変声と重なったことで、結果的に日本でのアイドル生命を短くすることになるとは、この時誰も思わなかったことでしょう。

 ルネのカナダのデビュー25周年記念CD集の小冊子には、『決して芸能人のことを掲載しない、とても真面目なニューヨークのウォール街新聞が、ルネについて第1面のトップ・ニュースとして大きく取り上げました。彼の前にその特権を独占し得たのは、ビートルズだけでした。タイムズ紙は、発行を遅らせることなく、彼についての幅広い特集記事を掲載しました。』とありました。この2紙の記事が入手可能なら、ぜひ読んでみたいと思っています。
 また、前出の小冊子のバイオグラフィーは、アメリカの活動前で、ブログでの紹介が止まっています。それは、当ブログを始めた当初、カナダからの情報も資料も少なく、どんな活動をしていたのか確信をもって訳すことができなかったからです。しかし現在なら、小冊子に書かれているルネの出演番組の映像や雑誌記事�$の資料もあり、訳していても、その内容について理解できるので、これを機に本腰を入れて訳そうと考えています。

※小冊子のバイオグラフィーについては過去ログでご覧ください。
「BON ANNIVERSAIRE!」
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/95.html
「On ne vit jamais pour rien...2」
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/97.html


 前回紹介したものは、グラビア記事とピンナップでした。今回から3回に渡って紹介しますのは、アメリカの芸能誌の記事です。英文は私の拙い訳文を読むより、原文を読んでいただいた方が良いと考え、あえて訳していません。今回の最初の記事はちょっと小さいですが、他は文章が読める大きさですし(虫眼鏡が必要? ルネ・ファン世代は老眼鏡かも…爆)、一度パソコンに画像を落とせば拡大して読めるので、ぜひ原文でお楽しみください。

 今回の記事は、ルネがアメリカで紹介された当初のもので、どちらも"16Mgazine"に掲載された記事です。日本とほぼ同じプロフィールに、日本でのことやフランク・シナトラとのことが書かれていました。また、「ルネが仏系カナダ人のため日常会話は仏語で、レコードも仏語の曲のみ」、「英語を習っているところなので会話はまだうまくない」、「両親が他の兄弟同様、普通の子供に育てるためにお小遣いは週に2ドル」、「アメリカでは一人ぼっちだから友達を作ることや恋をすることが夢」ということなども書かれていました。しかし、日本とちょっと違うのは、仏語を交えて「Je t'adoreは『君が大好き』って意味だよ」とか、「君のことをmon ange僕の天使と呼びたい」とか、「Je voudrais t'embrasser!君のことを抱きしめたい!」とか、「今夜君の夢を見る」とか、「いつも君に『Je t'aime愛してる』って言いたい」とかとか…★ 恋を夢見るお年頃の普通の男の子だということを前面に打ち出していたことです。日本ではちょっと考えられないことですよね。「ボクのフレンチ・ラブ・トークを覚えて」だなんて、私も含め、当時の日本のファンには刺激的過ぎなセリフかも…。(でも、今の私だと、『まあ、大人ぶっちゃって可愛いわね、お・ま・せ・さん!』な感じです 笑)

MEET RENE SIMARD!
A NEW RISING YOUNG SUPERSTAR FOR YOU!
He's A 13-Year-Old Angel--& He's Taking THE WORLD By Stome!
 

RENE SIMARD
INVITES YOU-
"Learn My French Love-Talk"
The New Friench-Canadien Singing Sensation Introduces Himself To You His Own Romantic Way! Ooh-la-la!

 そして注目すべきは、オズモンズのダニー・オズモンドとルネが似ていると、引き合いに出していることです。年齢も近いし、兄弟姉妹が多く、男兄弟の下から2番目ということも共通点で、仏語で彼らのヒット曲を歌っていましたから、まだルネの歌を聴いたことのない読者へのアピールとして、ダニーは最適の人気スターだったことでしょう。それに、髪と瞳の色が濃く、誠実な印象なのも似ています。当時アメリカの人気アイドルで、後に共演もしたレイフ・ギャレットは金髪だし、イメージも違いましたしね(現在はアイドル時代の見る影もない上に、檻の中の人にもなりました★)。
 余談ですが、少年時代(変声後)のダニー・オズモンドと亡きマイケル・ジャクソンがテレビ番組で共演し、兄弟グループ出身などの共通点が多いことで意気投合しているYouTube映像がありました。ルネはこのふたりのヒット曲をたくさんカバーしていましたが、紹介した記事でマイケルが出て来なかったのは、当時のアメリカの人種差別問題も関わっているのかと考えてしまいました。またこの頃は、カナダのケベック独立運動が盛んだった頃でもありましたから、ルネが仏系カナダ人(ケベコワ)であることにも敏感だったのかもしれませんね。

コメント
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