ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

ルネ・ファンのルネ・ファンによるルネ・ファンのためのルネ・ブログ シマ姉のルネ・データ・バンク

ルネと西城秀樹②

2009年09月20日 | ルネと西城秀樹
 昨日は息子の運動会。今日はお墓参りに行ってから、いつものペンションに一泊してきます。連休中に義弟夫婦が甥っ子(1才)を連れて遊び来るし、結構忙しいシルバーウィークです。
 今年は秋雨前線も寄りつかず、絶好の行楽日和が続くようですが、ルネ友の皆さまはいかがお過ごしでしょうか?



 ルネ・シマールの2回目の来日の最終日、35年前の1974年9月20日に東京プリンスホテルで行われた対談が、『明星1974年12月号』に掲載されました。
 

ヒデキをカナダに紹介しようよ
ルネのアイデアでヒデキの歌がカナダに流れる


カナダの女の子たち
きっとヒデキを愛しちゃうよ




男の子の友情対談
ルネ・西城秀樹


 2度目の日本に約1ヵ月の滞在中、ルネがいちばんしびれた歌は西城秀樹の「傷だらけのローラ」だった。そのことから、小さなルネと秀樹の間にほほえましい交際がはじまった。そしてルネは、秀樹の歌を故郷のカナダの人たちにも聞かせようと思い立って、マネージャーと相談した結果『傷だらけのローラ』を秀樹がフランス語でレコーディングして、カナダやフランスなどで発売する話がまとまった。そんなお土産を持って帰国する直前、ルネは秀樹に会った。そしてふたりは通訳を通してだから、ちょっともどかしいこともあったけど、すっかり打ちとけたおしゃべりを楽しんだ。

ルネ ぼく、カナダに秀樹のレコードやビデオを持って
   帰るよ。
   向こうでラジオやテレビに流してもらうんだ。
秀樹 サンキュー。あっ、フランス語じゃメルシーか。
   すぐにフランス語勉強しなきゃ。
ルネ きっとカナダの女の子たち、ヒデキに夢中になるよ。
秀樹 そう、ルネのファンみんないただき。ハハハ…。
   きみはまっすぐカナダへ帰るの?
ルネ ううん。ラスベガスに寄って、オズモンズのショーを
   見て帰るの。
秀樹 それはいいねぇ。ぼくもこの1月に、ラスベガスで
   アイク&ティナのショーを見たけど…。
ルネ 僕も来年あたりあそこでショーをやる予定が
   あるんだ。
   だからこんどはしっかり見ておこうと思ってるの。
秀樹 すばらしいじゃないか。ラスベガスのステージに
   立つのは、ぼくら歌手の夢だからな。
ルネ ヒデキもこんどのレコードがヒットしたら、
   キット出られるよ。
   そしたら、ふたりでいっしょにショーもやれるじゃない。
秀樹 うん。ぜひそうなりたいねぇ。
ルネ その前に一度カナダに来ない? クリスマスか
   お正月に休みがあるでしょ?
秀樹 いや、それがダメなんだなぁ。正月に休みをもらって、
   アメリカに行きたいと思ってたんだけど、名古屋の
   名鉄ホールのショーが決まっちゃったんだ。
ルネ 日本の芸能界って、ほんとに忙しいものね。
   カナダじゃ、1ヵ月のうち10日ぐらいしか仕事
   しないのに。
秀樹 それでルネはクリスマスはどう過ごすの?
ルネ モントリオールに、カナダでいちばん大きい
   ノートルダム寺院という教会があるんだ。
   そこでぼく、クリスマス・イブに、大聖歌隊を
   バックにうたうことになってるの。
   これは向こうではとっても、名誉なことなんですよ。
秀樹 ほう、大したもんだねぇ。
ルネ そうそう、クリスマスのころ、ファン・クラブの
   企画で日本からお友だちがいっぱいくることに
   なってるの(194ページのお知らせ参照)。
   ヒデキもこられるといいんだけどなぁ。
秀樹 残念だねぇ。でも、2月にはアメリカへ行くはず
   だから、そのときなんとか会えないかな。
ルネ 2月? あっ、ぼく映画の撮影にはいってる。
   エリザベス・テーラーやジェーン・フォンダと共演の
   『ブルー・バード』という映画なの。
秀樹 じゃ、ハリウッドに会いに行こうか。ぼくは
   ジェーン・フォンダの大ファンなんだ。
   ぜひ紹介してもらわなくちゃ。
ルネ そうだ。そのときカナダに寄ればいいよ。
秀樹 できたらそうしたいね。
ルネ ガール・フレンドも紹介するよ。ぼくには21才と
   18才の姉さんがいて、とてもかわいいんだ。
   どっちでも気にいったほうをえらぶといいよ。
秀樹 ハハハ、だんぜんカナダへ行くぞ。でも、その前に
   ルネはまた日本にくるんだろう? 
   そのときくわしい相談をしよう。
ルネ うん。1月10日ごろまた来るよ。それから手紙も
   出すね。
秀樹 ぼくもきっと書くよ。元気でね。



 そのときの約束通り、カナダへ帰ったルネと秀樹の間には手紙の交換がつづいている。つい最近のルネの手紙にはこんなことが書いてあった。「ヒデキの歌はカナダでもすごい評判だよ。女の子たちはみんな会いたがってねその第1番のファンはぼくの2番めの姉リーヌさ。彼女からもよろしくって!」 


     ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

 この記事に出てくる『2番目の姉リーヌ』は、過去ログでも取り上げた姉リンさんのこと。スペルは”Lyne”で、当時18才(1955.12. 5生)。ちなみに1番目の姉はオデットで20才(1954. 8.13生) 。ルネは秀樹にすごく惚れ込んでいたのでしょうね。だって2人の姉をガール・フレンドとして紹介すると言っているんですもの。「ガール・フレンド」については、日本人の感覚とは違うと思いますが、少なくとも、プライベートである家族を紹介しようとするくらい、秀樹のことを気に入っていたのでしょう。

 そして、秀樹はこの時19才とありました。しかし、調べてみたら、私が知らなかった情報にぶつかりました。
 それは、新御三家の西城秀樹(昭和30年(1955年)4月13日生まれ)、郷ひろみ(昭和30年10月18日生まれ)、野口五郎(昭和31年2月23日生まれ)は同じ学年だと言われていましたが、実は、西城秀樹は29年生まれで1つ年上だというものです。西城秀樹がゲストで出演した番組で、昔の新御三家の話が出た時、「僕は,2人より1つ年上なんです。」と言っていたそうです。また、「本名の『たつお』は辰年生まれだから」という情報もあるようです。そうすると27年(1952年)生まれということに…。まあ、どちらにしても、お付き合いするのには丁度良い年齢ですね。

 ちなみに、ルネが3回目に来日した時、ルネが「秀樹のカナダの第1番目のファン」と言った姉リンさんが同行しています。ルネは秀樹に会って、姉を紹介したのでしょうか? そして、リンさんはこの頃、アメリカにも同行してはいますが、秀樹と会うことも来日の目的の1つだったのでしょうか? カナダで仏語版「傷だらけのローラ」を発売する企画のために、そのプロデュースをする、ルネのマネージャーであるギー・クルティエ氏が、3回目の来日時に秀樹と打合せ等を持つことは必至です。リンさんが秀樹に会えた確率は高いけれど、その件に関するファン・クラブの記事もありません。実際に会えたかどうか、35年近く過ぎた今となっては調べようもありませんが、何かご存じの方がいらっしゃいましたら、是非情報をお寄せください。よろしくお願いいたします。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ルネと西城秀樹① | トップ | ルネと西城秀樹③ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (村石太マン)
2011-06-14 21:19:07
凄い懐かしい 写真ですね。
アイドル研究会(名前検討中
返信する
Unknown (shimazaki_rune)
2011-06-15 05:58:02
村石太マン様
アイドル研究会でも、是非、ルネ・シマールを
取り上げてくださいませ! 
その際は当ブログの画像をお使いいただいて
結構です。よろしくお願いします♪
返信する

コメントを投稿

ルネと西城秀樹」カテゴリの最新記事