今回から4回シリーズでお送りするのは、『週刊セブンティーン』に掲載された、ルネと西城秀樹氏が、今から39年前の今日、1974年9月22日(日)に東京プリンスホテルで対面した時の記事です。また、この日はルネの2回目の来日最終日でした。カナダに帰国する直前まで仕事という、カナダでは考えられない過密スケジュールをこなす13歳のルネには脱帽です。
カナダのスーパー・アイドル、ルネの熱いラヴ・コールによって実現したこの対面は、それだけに止まらず、日本のビッグ・アイドル、ヒデキの『傷だらけのローラ』を、カナダを皮切りに外国でも売り出すというプロジェクトに発展しました。カテゴリ「ルネと西城秀樹」の記事は、全てその関連記事について取り上げたものです。
先日、『テレビファン』という雑誌にも、同じ取材での記事が掲載されていたことが分かりました。それについてはまたの機会に改めて紹介いたします。
※カテゴリ「ルネと西城秀樹」参照
http://green.ap.teacup.com/applet/rene_simard/msgcate27/archive
アイドル情報
国境を越えた
ビッグ・1同士の握手!
==西城秀樹がルネの友情にこたえて
『傷だらけのローラ』をカナダで発表==
カナダのテレビ、ラジオからヒデキのフランス語の曲が流れる。考えただけでもゾクゾクしちゃう!
しかも、ヒデキにとって大きなこの出来事にルネの友情があるなんて聞くと、またゾクゾク。
ルネがヒデキのとりこに
西城秀樹が、カナダの天才少年歌手ルネ・シマールを夢中にさせ、フランス語盤のレコードを吹き込むことになった。
そのきっかけを作ったのは、ヒデキの新曲『傷だらけのローラ』。ルネがこの歌を初めて聞いたのは、8月27日放送のTBS『火曜歌謡ビッグマッチ』のリハーサル中だった。
ルネはほとんど日本語がわからないが、『傷だらけのローラ』のヨーロッパ的サウンドがまず胸に迫ったのだ。
全身から情熱をふりしぼって、絶叫するように歌うヒデキ。ルネとマネジャーのギィ・クルティエさんは思わず、その歌にハートを打たれた。
ローラ 君は何故に
ローラ 心をとじて…
傷ついた恋人を救うために、命のかぎり愛しぬこうと歌う、ヒデキの強烈なラブ・フィーリング!
「なんてすばらしいんだろう! サイジョーはすてきなシンガーだね。歌詞の意味を教えてよ!」
ルネには通訳の道上さんという人が、いつもそばについている。歌詞を訳してもらったルネは、ますますこの曲が好きになった。
しかも作詞のさいとう大三さんは、東京音楽祭でグランプリをうけたルネの歌『ミドリ色の屋根』の作詞者でもある。
さらに『傷だらけのローラ』を作曲した馬飼野康二さんは、『ミドリ色の屋根』のアレンジャーで、東京音楽祭のときはオーケストラを指揮した。
「やっぱりね! 詩も曲も最高だし、サイジョーの歌とアクションが、それに、ぴったりだね。」
重なる偶然もあって、ルネはすっかりヒデキが好きになってしまった。
クルティエ・マネージャーも耳をそばだて、ヒデキの歌に聞きほれた。
「これは世界に通じるビッグスターだ! じつにいい、歌唱力もしっかりしているし、タレント性も文句なし」
クルティエさんは、ただのマネージャーではなかった。ルネの故国のカナダのモントリオールに、ノーベル・レーベルのレコード会社を持っているほか、プロダクションと音楽出版を経営し、十何人ものタレントを抱えている実力者なのだ。
クルティエさんとルネは『歌謡ビッグマッチ』の本番でも、ヒデキの絶唱ぶりにすっかりコーフンしてしまった。
続きは「ルネと秀樹の友情②『ヒデキの歌をカナダへ』」で!
ちなみに、上の記事の背景に薄く写っているのと同じシーンは、過去ログで紹介した記事にもありましたのでご覧ください。(下の記事参照)。
▲9月20日 東京プリンスホテルで西城秀樹氏と
(「近代映画」1974年12月号『西城秀樹とスターたち』より)
西城秀樹と………
華麗な歌とダイナミックなアクションがすっかり気に入りファンになったというカナダの少年ルネくんをはじめ最近のヒデキのコンビ特集
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪
<最新情報>
去る9月15日にRadio Canadaで放送された"Gala des Gémeaux"はルネが司会を務めた番組で、現在Radio Canadaの映像サイトでご覧いただくことができます。
昨年のミュージカル「雨に唄えば」のために鍛えてスリムになったルネが、歌い踊るオープニングは見ごたえあり! 若いダンサーに全く引けを取りません 素敵に年を重ねた私たちのルネの最新映像をお楽しみくださいね♪(CMをスキップ出来ないのが難点ですが…)
それから、1時間34分ごろから始まるルネ一家のパロディー「Le bonheur est dans le pouding -幸せはプディングの中に-」はブラックで笑えます(?)。ルネが信じていた幸せは偽物で、美しい妻マリー=ジョゼは醜く年をとったおばちゃん、息子オリビエはグレて引きこもり、娘ロザリーは怪しい宗教に走って警官に補導され、可愛い愛犬は豚、妻の母は万引きの常習犯…。途中、日本の「ミドリ色の屋根」の話題が出たり、ルネが洗面所で"L'oiseau"を歌ったりします。ラスト・シーンでは、料理自慢の義母が愛犬のはずの豚を丸焼きに…というブラック・ユーモア満載な内容です。
これらの映像がいつまで見られるか分かりませんので、ご覧になりたい方はお早めに!!
▲こちらは中盤1時間14分ごろから始まるミュージカル仕立てのルネの見せ場のラスト・シーン この後の司会中、ちょっと息切れしているルネも可愛いです 黒いコスチュームのルネは舞台中央(写真では中央よりも向かって左寄り)で両手を上げています
※René Simard, cap sur les Gémeaux(この番組の紹介記事)
http://www.radio-canada.ca/emissions/pm/2013-2014/chronique.asp?idChronique=311264
※Intégrale du Gala des Gémeaux-Meilleurs moments(Radio Canadaの映像サイト)
http://gemeaux.radio-canada.ca/fr/meilleurs-moments/integrale-du-gala-des-gemeaux/integrale-du-gala-des-gemeaux/
カナダのスーパー・アイドル、ルネの熱いラヴ・コールによって実現したこの対面は、それだけに止まらず、日本のビッグ・アイドル、ヒデキの『傷だらけのローラ』を、カナダを皮切りに外国でも売り出すというプロジェクトに発展しました。カテゴリ「ルネと西城秀樹」の記事は、全てその関連記事について取り上げたものです。
先日、『テレビファン』という雑誌にも、同じ取材での記事が掲載されていたことが分かりました。それについてはまたの機会に改めて紹介いたします。
※カテゴリ「ルネと西城秀樹」参照
http://green.ap.teacup.com/applet/rene_simard/msgcate27/archive
アイドル情報
国境を越えた
ビッグ・1同士の握手!
==西城秀樹がルネの友情にこたえて
『傷だらけのローラ』をカナダで発表==
カナダのテレビ、ラジオからヒデキのフランス語の曲が流れる。考えただけでもゾクゾクしちゃう!
しかも、ヒデキにとって大きなこの出来事にルネの友情があるなんて聞くと、またゾクゾク。
ルネがヒデキのとりこに
西城秀樹が、カナダの天才少年歌手ルネ・シマールを夢中にさせ、フランス語盤のレコードを吹き込むことになった。
そのきっかけを作ったのは、ヒデキの新曲『傷だらけのローラ』。ルネがこの歌を初めて聞いたのは、8月27日放送のTBS『火曜歌謡ビッグマッチ』のリハーサル中だった。
ルネはほとんど日本語がわからないが、『傷だらけのローラ』のヨーロッパ的サウンドがまず胸に迫ったのだ。
全身から情熱をふりしぼって、絶叫するように歌うヒデキ。ルネとマネジャーのギィ・クルティエさんは思わず、その歌にハートを打たれた。
ローラ 君は何故に
ローラ 心をとじて…
傷ついた恋人を救うために、命のかぎり愛しぬこうと歌う、ヒデキの強烈なラブ・フィーリング!
「なんてすばらしいんだろう! サイジョーはすてきなシンガーだね。歌詞の意味を教えてよ!」
ルネには通訳の道上さんという人が、いつもそばについている。歌詞を訳してもらったルネは、ますますこの曲が好きになった。
しかも作詞のさいとう大三さんは、東京音楽祭でグランプリをうけたルネの歌『ミドリ色の屋根』の作詞者でもある。
さらに『傷だらけのローラ』を作曲した馬飼野康二さんは、『ミドリ色の屋根』のアレンジャーで、東京音楽祭のときはオーケストラを指揮した。
「やっぱりね! 詩も曲も最高だし、サイジョーの歌とアクションが、それに、ぴったりだね。」
重なる偶然もあって、ルネはすっかりヒデキが好きになってしまった。
クルティエ・マネージャーも耳をそばだて、ヒデキの歌に聞きほれた。
「これは世界に通じるビッグスターだ! じつにいい、歌唱力もしっかりしているし、タレント性も文句なし」
クルティエさんは、ただのマネージャーではなかった。ルネの故国のカナダのモントリオールに、ノーベル・レーベルのレコード会社を持っているほか、プロダクションと音楽出版を経営し、十何人ものタレントを抱えている実力者なのだ。
クルティエさんとルネは『歌謡ビッグマッチ』の本番でも、ヒデキの絶唱ぶりにすっかりコーフンしてしまった。
続きは「ルネと秀樹の友情②『ヒデキの歌をカナダへ』」で!
ちなみに、上の記事の背景に薄く写っているのと同じシーンは、過去ログで紹介した記事にもありましたのでご覧ください。(下の記事参照)。
▲9月20日 東京プリンスホテルで西城秀樹氏と
(「近代映画」1974年12月号『西城秀樹とスターたち』より)
西城秀樹と………
華麗な歌とダイナミックなアクションがすっかり気に入りファンになったというカナダの少年ルネくんをはじめ最近のヒデキのコンビ特集
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<最新情報>
去る9月15日にRadio Canadaで放送された"Gala des Gémeaux"はルネが司会を務めた番組で、現在Radio Canadaの映像サイトでご覧いただくことができます。
昨年のミュージカル「雨に唄えば」のために鍛えてスリムになったルネが、歌い踊るオープニングは見ごたえあり! 若いダンサーに全く引けを取りません 素敵に年を重ねた私たちのルネの最新映像をお楽しみくださいね♪(CMをスキップ出来ないのが難点ですが…)
それから、1時間34分ごろから始まるルネ一家のパロディー「Le bonheur est dans le pouding -幸せはプディングの中に-」はブラックで笑えます(?)。ルネが信じていた幸せは偽物で、美しい妻マリー=ジョゼは醜く年をとったおばちゃん、息子オリビエはグレて引きこもり、娘ロザリーは怪しい宗教に走って警官に補導され、可愛い愛犬は豚、妻の母は万引きの常習犯…。途中、日本の「ミドリ色の屋根」の話題が出たり、ルネが洗面所で"L'oiseau"を歌ったりします。ラスト・シーンでは、料理自慢の義母が愛犬のはずの豚を丸焼きに…というブラック・ユーモア満載な内容です。
これらの映像がいつまで見られるか分かりませんので、ご覧になりたい方はお早めに!!
▲こちらは中盤1時間14分ごろから始まるミュージカル仕立てのルネの見せ場のラスト・シーン この後の司会中、ちょっと息切れしているルネも可愛いです 黒いコスチュームのルネは舞台中央(写真では中央よりも向かって左寄り)で両手を上げています
※René Simard, cap sur les Gémeaux(この番組の紹介記事)
http://www.radio-canada.ca/emissions/pm/2013-2014/chronique.asp?idChronique=311264
※Intégrale du Gala des Gémeaux-Meilleurs moments(Radio Canadaの映像サイト)
http://gemeaux.radio-canada.ca/fr/meilleurs-moments/integrale-du-gala-des-gemeaux/integrale-du-gala-des-gemeaux/
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