ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

今も戦っている。

2012-07-01 00:42:00 | Weblog
フランス革命。18世紀の王政時代。国民の怒りがヴェルサイユ宮殿を取り囲む。逃げ出したルイ16世と王妃は捕らえられ、首をはねられる。

紫陽花革命、21世紀の日本。首相官邸を15万人から20万人の人が取り囲む。この国が民主主義を語るならば、首相はそこに集まった少なくはない人々との対話をすべきだろう。すべては国民のためと語るならば、それがどの国民を指すのか、真摯に説明すべきだろう。それが時の権力者の責任である。

もうすぐ原発が動き出す。
今も戦っている人がいる。

大飯原発の入口では、原発の作業員が乗るバスの通過を阻止するために、再稼働反対を叫ぶ人たちが自らの身体を金網に鎖で繋ぎ、機動隊との睨み合いを続けている。お年寄りや子供を抱いた母親が、雨の中で戦い続けている。

僕らが知らなければならないことは・・・こういう事実である。

安全だとは言えない安全対策もままならないまま、警報装置が誤作動を繰り返し続けている中、大飯原発は動き始めようとしている。

誰のために、何のために・・・動かさなければならないのか?

誰のために、何のために・・・彼らは自分の身体をバリケードに貼り付けて戦っているのか?

僕らが考えなければいけないのは、こういうことである。・・・と僕は想う。

情けの無い、情けない指導者とその取り巻きたちのせいで、今夜も眠れない。