ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

僕たちの冒険

2012-07-08 04:46:35 | Weblog
いつだって、繰り返されるのは選択だ。
突き付けられた選択を選びながら、僕らは生きている。
やり直すことの出来ない選択の結果の中を、僕らは生きている。

それはそうと、なぜオレは・・・土砂降りの雨の中、道端にバイクを停めて、カッパのまま閉まった店の軒下に仰向けに寝転がっているのだろうか?
夜の夜中に、道端に寝転がっているのは、酔っ払いかルンペンと、相場は決まっているのではないか?

ウィンドシールドを外したバイクで雨の中、400キロの行程を高速道路で直走るのは、不可能な選択に思えた。そんな選択は自殺行為だ。

朝から一日仕事をして、仕事が終わるや否や、荷造りをして出発。出発の時点でヘトヘトなところから、想定10時間半の下道400キロの旅。そんな選択は、ただの拷問だ。

土砂降りの雨の中、身体を突き刺す雨粒、トラックが跳ねる凄まじい水飛沫・・・水という水を浴び続けながら4時間半、ノンストップで走った。そして、疲れという名の睡魔に襲われる。

雨を避けられる場所を探して、倒れるように地べたに横になった。あと少し頑張れば・・・というような残りの距離ではない。限界と言えば限界だ。軒下まで跳ね入ってくる雨粒を顔に感じながら、深くて浅くて切ない眠りに落ちるのであった。

あぁ、おれはルンペンになっちまった・・・

足音で目を覚ました。酔っ払ったカップルが何か言い合いをしている。・・・おれの2メートル横で。・・・なんでこんなに近いんだ?ここじゃなきゃダメなのか?おれの存在が目に入らないのだろうか?道端で眠るルンペンの存在は無視か?無視なのか?

空はもう明るい。お陰で目が覚めたのは幸いだ。まだ雨は降っているが、少し小降りになった。

エンジンをかける。
ルンペンライダー、発進なのである。

早く家に帰りたい。今は、ただそれだけだ。
早くベッドで眠りたい、。今は、ただそれだけだ。


ここまで書いて、投稿したつもりが・・・投稿されていなかった・・・がーん。

今は・・・真っ赤なプチトマトがたわわに実る・・・我が家のベッドの上なのである。

ただいま。ルンペンライダー、無事に帰還・・・です。