
行きつけの車屋さんに言われたこと。
距離を走っているジムニーは、ギアボックスがダメになる。
ジムニーを買った時に、車検証と共に入っているはずの整備記録簿が見当たらなかった。
電話をして、何のオイルを交換したのかを聞いてみた。
エンジンオイル、デフオイル、なんちゃらなんちゃら。
「ミッションオイルも交換したかったんだけど、やってない。ネジが固くて開けられなかったから、やらなかった。」
おいおい。
ギアボックスがダメになる・・・に直結するミッションオイルが替えられないってのは致命的だろ?
おいおい。
整備記録簿を入れなかったのは、計画的犯行だと思われるな、これは。
どうしたものか・・・。
スズキのディーラーに持ち込むことにした。
素知らぬ顔で、ミッションオイルを交換してください、と言ってみた。
ディーラーだから、なんとかしてくれるだろう、と。なんとかしてくれないとマズイだろう、と。
店内で待つ。結構待つ。整備の現場を覗いてみる。
やっぱり・・・。
整備士二人が車の下で悪戦苦闘をしているではないか。プロでもダメなのか?
こちらも確信犯なので、少し心がチクチク痛む。
そこで、整備士の大御所が登場である。
「もうオイルは抜いちゃったんだろ?じゃあ、上を外して入れるしかないだろ。」
さすが大御所である。御大である。そういう手があったのだね。
僕にとってのラッキーは、オイルを先に抜いてくれたことである。抜いてしまったのだから、入れねばならぬ。
普段なら絶対にやらない、車内のギアハンドルを外して、オイルを流し込むという荒技をやらねばならなくなったのだ。
とりあえず、安心。
そこから、また待つ。なかなかの時間が経過する。
また覗いてみる。
整備士の兄さんが、こちらに向かって叫んだ。
「ネジが入らないよぉ!」
もう、ほんとに申し訳なくなってしまった。
普段なら10分で終わる作業に、1時間近くもかけさせてしまった。
結局は、さすがプロである。見事、元に戻った。
懸案事項だった、ミッションオイル交換は終わった。感謝感謝である。
ちなみに、ジムニーのエンジンオイル交換のタイミングは、3000キロに一回である。普通の車は5000キロに一回。ここもバイクみたいなのである。
伊勢に行ったこともあり、もう2000キロも走ってしまった。もうすぐオイル交換だ。
自分でやってもいいのだけれど、感謝の意を込めて、またここの車屋さんにやってもらおう。
行きつけの車屋はどうなった?・・・またそれは、別のお話。