朝、起きると、左手首が、猛烈に痛いではないか。
なんじゃこりゃあ!と松田優作ばりに叫んでみても、手首の痛みが引いてくれるわけもなく・・・慌てて手首用のサポーターを探す。朝からドタバタだ。
今の仕事、すごく重いモノは持たないが、ちょっと重いモノは持つ。そして、フォークリフトは両手を酷使する。腱鞘炎か?捻挫かな?
仕事初日。慣れないフォークに乗ってあくせく働いていたら、チェルシーの箱がボコっと潰れてしまった。俗に言うチェルシー粉砕事件である。初日にして始末書を書かされた。
このままではクビになってしまう、と、頑張って働き続けて二週間。つい先日、手が滑って、ぶどう味のグミを落下させてしまった。俗に言うグミグミ落下事件である。
証拠隠滅してしらばっくれようとも思ったが、追跡調査なんぞをされて、後で責め立てられて誤魔化すのも面倒なので、正直に申告した。またもや始末書を書かされた。さらに、昼礼で発表までされた。・・・正直者は報われないぜ。
で、左手首の話に戻る。
入って間もないのに、三枚目の始末書はまずい。非常にマズイのだよ。
大体からにして、ウッカリしながら生きているようなものだよ、この人生。ウッカリ大王が始末書の山を築くのも時間の問題、というのはわかっている?がしかし、ウッカリ大王の名を職場に轟かせるのは、もう少し待って欲しい。その名が轟く頃には辞めている・・・そんなのが理想なのだ。
そんなわけで、左手首の負傷は、緊急事態なのである。手首の痛みで、また荷物が落下しないとも限らないだろ?
サポーターは無かった。あったが、ちょっと違った。どちらかというと、手の平用のサポーターなら見つかった。
仕方が無い。それを畳んで二重にした。湿布を貼って、サポーターをして、さらに、バイク用の防寒リストバンドをはめてみた。おぉ、自家製ギプスの出来上がり。
これで不用意に手首が曲がることはない。あとは、騙し騙し、他の部位で補ってやればなんとかなるはず。
仕事へと向かう、バイクのクラッチを握る時、ウインカーを点滅させる時、ずいぶんと痛かった。
そして仕事は無事に終わり。残業もなく。
小泉純一郎の声が聞こえた気がした。
痛みに耐えてよく頑張った!明日もよろしく!
明日になったら治っているという予感は皆無なのだが、ほんの少しでも快方に向かってくれればいいと切に願う。
だって、この痛みのままだと・・・日曜日にギターが弾けないよ。
まぁ、痛くても弾くんだけどね。
試練は続々とやって来るよ・・・と、北風が言っていたよ。