前回のおだちゃんハウマッチの記事が好評だったので、多分好評だったので、再びおだちゃんネタ。
二週間くらい前の話。
おだちゃんにメールをした。
「エゾ、おごって。」
エゾというのは、行きつけのラーメン屋のような、定食屋のような店である。まぁ、1000円も払えばお腹いっぱい食べられる。
おだちゃんからOKの返事が来たので、日にちと時間を決める。
いざ当日。おだちゃんの住む、通路の屋根が壊れたんだか元々ないんだか分からない、雨が降った時にゃ、玄関出たら0.5秒でずぶ濡れになる超高級、マンションとアパートをミックスしたような薄汚れた場末の建物へと迎えにいく。
おだちゃん、現れ、おもむろに車へ乗り込んで来る。そして一言。
「で、どこへ行く?」
そう、エゾおごって!は、あくまでも日本人固有のレトリックの一つに過ぎない。日本人特有の謙遜みたいなものだ。これ、つまらないものですが・・・と一言添えて、浅草今半のすき焼き弁当を差し出すようなものである。
え?エゾじゃないの?とか、無粋なことは言ってはいけない。決して言わない。エゾのエの字も出ずに、話は進む。これぞ、東大寺南大門金剛力士像阿吽の呼吸である。
生の鶏が食べたい、ということになり、結局、鳥料理の美味しいトリマサという店へ行くことになった。
続く。