今更ながら、「のぼうの城」を読んだ。なぜ今更ながらかと言うと、貧乏人は定価で本を買えないからだよ。・・・作者には申し訳ないけど。
埼玉県行田市、忍城をめぐる攻防の話。
これがもう、面白いのなんのって。読みかけで仕事に行ってしまったから、仕事中も、頭の中はノボウの事ばかり考えてしまっていたんだよ。
何がいいって、登場人物のほとんどをいい者として描いている客観的視点。
メインの成田長親方をよろしく書くのは当たり前とするが、敵方の石田三成の書き方もいい。秀吉もいい。大谷吉継なんて尚いい。百姓もいい。みんないい者でいい。
身分を問わず、戦国の世に生きる者たちの誇りと生き様ってやつが、存分に散りばめられていていい。
面白いから読んだらいいよ。
余談になるが。。。
去年まで手伝っていた瓦屋の親方。のほうの城、つまりは忍城の屋根を直したことがあるそうだ。
行田の町中に建つ忍城。もちろん復元。おそらく、建っていた場所も元あった場所とは違うのだと想う。
トラックの助手席から忍城の屋根を眺めた。シャチホコが二つ屋根の両端についている。その片方が雷に撃たれ破壊されたのを直したと言う。
五階建てくらい?のビル相当の高さの超急勾配の屋根だ。考えただけでも恐ろしい。
すごいね。と言うと、親方は一言こう言った。
「すごいのはおれの親方で、おれは全然すごくはない。弟子っことしてくっついていただけだよ」。
おれはね、職人ってやつのね、こういう謙虚さと誇りを併せ持った感じがね、好きなんだよな。
忍城の水攻めの際に三成が作った人工堤の名残りが、行田市にわずかながら残っているらしい。その名も石田堤。ぜひ行ってみたい。
堤の上に立って、誇り高き古の戦いに、想いを馳せてみたいものだ。
埼玉県行田市、忍城をめぐる攻防の話。
これがもう、面白いのなんのって。読みかけで仕事に行ってしまったから、仕事中も、頭の中はノボウの事ばかり考えてしまっていたんだよ。
何がいいって、登場人物のほとんどをいい者として描いている客観的視点。
メインの成田長親方をよろしく書くのは当たり前とするが、敵方の石田三成の書き方もいい。秀吉もいい。大谷吉継なんて尚いい。百姓もいい。みんないい者でいい。
身分を問わず、戦国の世に生きる者たちの誇りと生き様ってやつが、存分に散りばめられていていい。
面白いから読んだらいいよ。
余談になるが。。。
去年まで手伝っていた瓦屋の親方。のほうの城、つまりは忍城の屋根を直したことがあるそうだ。
行田の町中に建つ忍城。もちろん復元。おそらく、建っていた場所も元あった場所とは違うのだと想う。
トラックの助手席から忍城の屋根を眺めた。シャチホコが二つ屋根の両端についている。その片方が雷に撃たれ破壊されたのを直したと言う。
五階建てくらい?のビル相当の高さの超急勾配の屋根だ。考えただけでも恐ろしい。
すごいね。と言うと、親方は一言こう言った。
「すごいのはおれの親方で、おれは全然すごくはない。弟子っことしてくっついていただけだよ」。
おれはね、職人ってやつのね、こういう謙虚さと誇りを併せ持った感じがね、好きなんだよな。
忍城の水攻めの際に三成が作った人工堤の名残りが、行田市にわずかながら残っているらしい。その名も石田堤。ぜひ行ってみたい。
堤の上に立って、誇り高き古の戦いに、想いを馳せてみたいものだ。