野原に寝転がって、空を見ている。
月があって、星があって、雲が浮かんで、流れ星が流れる。
ウサギの形をした雲が、頭上を渡る。
「やぁ、元気かい?また逢えたね」
やぁ、元気かい?また逢えたよ。
月が昇って、風が吹いて、雲が流れて、形を変えていく。
僕は永遠を信じているのか、信じていないのか・・・それはわからない。
星が動いているのか、雲が動いているのか、僕が動いているのか、それもわからない。
競争なんてしなくてもいいのに。
そんなに欲しがらなくてもいいのに。
心配ばかりしなくてもいいのに。
ただ生きているだけで、それでいいんだよ。