声を嗄らして呼んだ名前は 遠く遠く離れた君の
歩く道を照らすための 優しい灯りになりますように
空をゆくのは大きな雲と 薄紅の花の色
波打ち際をかすめるように 時の流れを確かめるように
色鮮やかに季節移ろい 胸に秘めたままの花を
寂しい色が儚く揺れて 胸を焦がすのでしょう
声も聞けないまま 何も言えないまま
少しまどろむように 無我夢の中のように
秘すれば花は・・・永遠に花で・・・
時の隙間を愛しむように 歩き疲れて僕らは眠った
声を嗄らして呼んだ名前は 遠く遠く離れた君へ
今浮かぶのは千年先の 終わらない夢の道
この手を振れないまま 何も持たないまま
風にまどろむように 夢花の海のように
秘すれば花は・・・永遠に花で・・・
花の運命を空に問いかけ 無言の空を少し睨んだ
花の名前は君が名付けた 誰にも知られないように・・・そっと
声も聞けないまま 何も言えないまま
少しまどろむように 無我夢の中のように
声も出せないまま 唄も歌えないまま
涙一粒だけ 君に届くように
秘すれば花は・・・永遠に花で・・・
秘すれば花は・・・永遠に花で・・・