ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

スキンヘッドの神様。

2015-07-23 23:59:23 | Weblog
おはようございます。今日から僕は身の丈しんぐくんです。どうぞよろしく。
アルバムに9曲しか入れられなかったから、反省として身の丈しんぐくんになったわけですが、ライブを前日に控えた今となっては、その選択が正解だったと、身につまされて思うわけです。だって、まだCDを焼いているんだもの。あぁ、良かった良かった。

なんにしても、全部新曲のニューアルバムなんて・・・夢のような出来事なんです。

従来は、新曲が出来るたびに、路上で歌ったり、ライブで歌ったり、シングルとしてリリースしたり。そんなこんなの曲がたまると、寄せ集めて、取捨選択をして、アルバムになるわけです。日本人のアーティストは、そんな感じが多いようです。
外タレになると、違います。いつだって、全部新曲です。ニューアルバムを出して、その中から逐次シングルをリリースしていきます。アルバムに入っている曲を買う人なんているのだろうか?と、子供心に思っていたものです。

そんなわけで、今回のニューアルバムは、外タレ方式を初めて採用したってわけです。僕以外は、作った本人以外は、誰も知らない曲ばかりなのです。おぉぉ、緊張感満載です。これ、いい感じだと思います。
オアシスの最後のアルバムを聴いた時、聴き終わった時、「一曲もいい曲がないじゃん!」と愕然とした自分を思い出します。ははは。緊張感満載です。

みんなが、天才復活!と思うのか、あぁ、この人は事故で何もかも失ってしまったのねと思うのか、それは、神のみぞ知るってことで。

それはそうと、身の丈しんぐくんです。どうぞよろしく。

センセイの思い出をひとつ。

センセイがTrash Box Jamでマラカスを振るようになってしばらく経ったある日のこと。

なんか揉めた。なんで揉めたのかは、ちょっと忘れた。なんだったかな?

うろ覚えだけど。
路上にて、Trash Box Jamが演奏をしている5メートルくらいの距離のところで、ペルー人のミュージシャン3人組が、大音量で演奏を始めた。
これは、あきらかなマナー違反である。ははは。ちょっとした気遣いは、国籍の違いをを別としても必要である。

でもまぁ、よくあることである。

どうにも演奏が出来ないほどの音量なので、Trash Box Jamはちょっと休憩に入った。
すると、センセイがツカツカとペルー人の所へ向かって行く。なんか言い合いをしている。そんで、センセイはペルー人を・・・殴った。ははは。やるなぁ、センセイ。

でもでも、これは大問題なのである。警察が来るのである。警察が来たら、路上演奏は出来ないのである。いつものことだが、遠くから路上ライブを聴きに来てくれている人もいる。だから、穏便、が一番なのだが・・・センセイは殴っちゃったのである。センセイなのに。

そんで、センセイは交番に連れて行かれたりして、ペルー人のミュージシャンとは険悪な感じになったりで、メンバーもファンの子たちも怒ったりして、その日は散々な感じだった。
「あのマラカスオヤジ!もういらないよ!クビだよ!クビ!」的なね。

大体、最初から、マラカスオヤジの加入には反対意見が多かった。そりゃそうだ。なんでマラカス振ってるおっさんがメンバーになってんだ?って話なのだから。

でもね、おれ、全然怒ってなかったよ。
だってさ、おれ、どっちかっていうと、殴っちゃったセンセイのタイプなんだもん、元来。

ペルー人のミュージシャンの気持ちも分かる。だって、生活かかっちゃってんだもん。誰の邪魔になろうが、先にいい場所を取られていようが、やっちゃう気持ちも分かる。おれも、以前はそんな感じだったしね。だから、おれはペルー人を殴ったりはしない。

センセイは衝動派だからね。教え子に頭突きをしたように、衝動的に行動をしてしまうんだね。きっと。今回の自殺もね、衝動的だったのかなぁ?とかね、思ったりもするんだけどね。

そんでもって、次の週。なんか、コソコソと隠れているおっさんがいた。
でも、センセイではないみたいだ。センセイはごま塩みたいな短髪だけど、コソコソと隠れているおっさんは、ごま塩頭ではない。

そんでもって、誰かに呼ばれて、コソコソと隠れているおっさんの所へ行った。行ってみたら、センセイだった。スキンヘッドのセンセイだった。なんだそれ?

センセイ曰く、反省の心を示すために、スキンヘッドにしたと言う。ゴマ塩の短髪からスキンヘッドにするっていうのは、反省を表すことになるのだろうか?あんまり変わっていないじゃないか?

僕は、笑いながら言ったよ。「ウケるんだけどぉ、おれ、全然怒ってないし、反省の意味ないしぃ。スキンヘッド怖いしぃ、気持ち悪いしぃ。うへぇ。でも、みんなには謝ってね。そんで、今日もマラカス振ってね」

センセイはこんなことを言ったような気がする。
「シング様の心の広さに泣いてしまいそうです。あなたは神だ!あなたは神だ!」

そうして、センセイは思う存分マラカスを振ったと。

ははは。

うろ覚えだから、間違ってたらごめん。おれを美化し過ぎ?
ちゃんと覚えている人がいたら、教えてくださいな。