現在の僕の戦績は、三勝二敗。
つまり、次の一戦は重要である。
白星先行になるか、五分の星になるか。
つまり、それは、絶対に絶対に絶対に負けられない戦いなのである。
先日、久しぶりにお風呂に入ろうと思い、お湯を張った。
なんで久しぶりのお風呂かという本文の主旨とは関係のない疑問を抱く人もいるだろうが、その質問に端的に答えると、それは、宮本武蔵は髪の毛がチリッチリになるくらいまでお風呂に入らないことがしばしばだったからである。
そんで、お風呂の準備が出来るまで、ちょっと待っていた。
そしたら、なんだか、腰が痛い。
そもそも、先々週から先週にかけて「怪我したんじゃないの?」ってなくらいの腰痛に襲われて、それがやっとよくなったばかりなのである。
右腰が痛い。なんだろうか。
あれ?なんか、お腹が痛い。右のお腹が痛い。
お風呂を待っている間、右のお腹をさすっていた。
うん、まぁ、腰もお腹も、暖めたら治るかもね。やっぱり暖めって大事だよな。とかなんとかつぶやきながら、僕はお風呂へ。
「いやぁ、久しぶりのお風呂は気持ちいいなぁ」
と、右のお腹をさすりながらつぶやくのである。
「おかしいなぁ。暖めてるのに、痛いの治らないなぁ。おかしいなぁ。どんどん痛みがひどくなっているなぁ。おかしいなぁ。おかしいなぁ。おかしいなぁ」
ちょっと嫌な予感がした。
「ん?この痛みは、まさか?」
浴槽の縁に腰掛けて、右腰をトントンと叩いてみる。
ズキーン!ズキーン!ズキーン!と、叩いた数だけ痛みが走る。
そう、それは、絶対に負けられない戦いの、試合開始のホイッスルの音に、僕には聞こえたという話なのであります。
つづく。
つまり、次の一戦は重要である。
白星先行になるか、五分の星になるか。
つまり、それは、絶対に絶対に絶対に負けられない戦いなのである。
先日、久しぶりにお風呂に入ろうと思い、お湯を張った。
なんで久しぶりのお風呂かという本文の主旨とは関係のない疑問を抱く人もいるだろうが、その質問に端的に答えると、それは、宮本武蔵は髪の毛がチリッチリになるくらいまでお風呂に入らないことがしばしばだったからである。
そんで、お風呂の準備が出来るまで、ちょっと待っていた。
そしたら、なんだか、腰が痛い。
そもそも、先々週から先週にかけて「怪我したんじゃないの?」ってなくらいの腰痛に襲われて、それがやっとよくなったばかりなのである。
右腰が痛い。なんだろうか。
あれ?なんか、お腹が痛い。右のお腹が痛い。
お風呂を待っている間、右のお腹をさすっていた。
うん、まぁ、腰もお腹も、暖めたら治るかもね。やっぱり暖めって大事だよな。とかなんとかつぶやきながら、僕はお風呂へ。
「いやぁ、久しぶりのお風呂は気持ちいいなぁ」
と、右のお腹をさすりながらつぶやくのである。
「おかしいなぁ。暖めてるのに、痛いの治らないなぁ。おかしいなぁ。どんどん痛みがひどくなっているなぁ。おかしいなぁ。おかしいなぁ。おかしいなぁ」
ちょっと嫌な予感がした。
「ん?この痛みは、まさか?」
浴槽の縁に腰掛けて、右腰をトントンと叩いてみる。
ズキーン!ズキーン!ズキーン!と、叩いた数だけ痛みが走る。
そう、それは、絶対に負けられない戦いの、試合開始のホイッスルの音に、僕には聞こえたという話なのであります。
つづく。