
公園で寝ている。芝生に寝転がって寝ている。
熱帯の国の芝生の上で眠ると、洗濯機の中の脱水をしていない洗濯物のように全身がびしょ濡れになるのかぁ・・・と・・・僕は今知った。汗みどろじゃないか。
安宿の話。
安宿に食事はついていない。当たり前だ。宿代は1000円と少し。
だがしかし、粋なサービスがついている。パンとコーヒー、食べ放題。すごくないか?
美味しそうなフワフワのパンが数種類。色々なコーヒーや紅茶をサーブする機械が置いてある。すごくないか?
そして、なにがすごいって、そのコーナーのオープン時間が16時から20時。午後4時から午後8時だけ、オープン。4時から8時だけ、パンとコーヒーがタダだ食べられる。なんでなんだ?なんで、そんな時間なんだ?その時間に限定する意味はなんだ?と僕は思わずにはいられない。
おじさんとおばさんが、パンとコーヒーを、食べている。
それは・・・何ご飯なんだ?昼ごはんか?おやつか?晩御飯か?
朝、安宿から出かける時に、コーヒーを飲みたい。だが、コーヒーはない。
夜、帰ってきた時に、コーヒーを飲みたい。だが、コーヒーはない。
不思議なサービスが、安宿には、ある。
それも、安宿が安宿たる所以、なのかもしれない。
なんでだ?