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昨日の夜から、ちょっと悲しい。ちょっとだけ悲しい。
この世界には二種類の人間がいる。
「転ぶ人間と、転ばない人間」
昨日、転んだ。
だから、ちょっと悲しい。
真夜中、道端で転んで、うつ伏せになったまま、しばらくの間立ち上がらなかったのは、痛かったからじゃなくて、悲しかったから。
あっ、おれ、転ぶ人間じゃん。というわけなのである。
なんで転んだのかなぁ?
左胸の肋骨が折れている。と思われる(推測)。左の手首も負傷した。不便である。痛いというのは、不便なのである。
なぜ肋骨が折れていると思うのかというと、この人生で、三度ほど、肋骨を折っているからである。肋骨を折ると、だいたいこんな感じだ。すげぇ痛い。
咳をすると痛い。くしゃみなんてしようものなら、銃で撃たれたような痛みが走る。銃で撃たれたことないけど。
ちょっと悲しいし、結構痛いから、今日の午前中は安静にしていた。暑いし。でも、冷房ないし、暑いし。退屈だし。暑いし。
畑へ行ってみよう!と車に乗ってみたが、ミッションの操作に難がある。ギアをセカンドに入れる時に激痛が走る。手首と胸に。「くそぉ!なんで転んだんや!」と、また悲しくなる。
何が出来るわけでもないのだけれど、悲しみを抱きながら、畑の隅っこに座っている。
いやしかし、この程度の怪我で良かった。この程度の悲しさで良かった。下手したら入院してたかもしれないしな。そしたら、こんな悲しみじゃ済まないしな。
あぁ、おれは幸せだなぁ。
そんなことを想いながら、畑の隅っこに座っている。
三日くらいで治るといいなぁ。
退屈は、嫌だよ。
この世界には二種類の人間がいる。
「肋骨が折れている人間と、折れていない人間」。