ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

牧歌。

2012-11-19 18:00:30 | Weblog

今回の現場は、米山。石巻から車で一時間近く走ったところにある。
ずいぶんと牧歌的な風景が広がっている。すぐ隣には牛舎。外では子牛が元気に走り回っている。
渡り鳥の群れがV字の編隊を組んで上空を通り過ぎて行く。そして夕方に帰って来る。

久しぶりの仕事がどうだったとか・・・そういうのではなくて、昨夜は結局一睡も出来なかったので、ずっと眠かった。そして、今眠い。

ボヘミアンか?

2012-11-19 00:26:50 | Weblog
12時前に宿舎へ、無事に到着しました。心配してくれていたみなさん、安心してください。車も僕も無事です。元気満々です。

石巻の気温は4度。かなり寒い。部屋に入ると特に寒い。不思議だ。誰もいないので探検した。ふむふむ、こういう感じか・・・と一人で納得。

1、2、3、4、5・・・五軒目だ。キャンプも入れると、石巻での宿舎は五軒目。流浪の民か?
寒いのと、お風呂が付いていないことを除けば、今回の宿は上出来。焚き火が出来ないのと、外で寝転がることも禁止だが、それは、どうせ外は極寒なので良しとする。

石巻にも、飯坂温泉のような共同浴場があればいいんだけどな。いくつかあったらしい沸かし湯の銭湯なんかは、震災で潰れてしまったようだ。

何もかもを持って来られたお陰で、やることはたくさんある。
久しぶりの仕事も楽しみだが、アフターファイブだかシックスだかセブンの活動も楽しみだ。

そう、そうなんだよ。楽しいと想うことは大切な事なんだよ。そう思わなければ、人生なんて文句だらけの代物に代わってしまうからね。

寒くても、雪が降っても、身体がついて来なくて辛くても、交通費が出ないから財布の中身が空っぽになっても、せっかくの日曜日を400キロの道程を走ることだけに費やしても・・・楽しいものは楽しいのだ。

ね、そういうことなんだよ。

湯。

2012-11-18 21:06:27 | Weblog

高速道路。270キロを一気に走り。疲れた。
疲れたら温泉に入るしかない。

飯坂温泉。鯖湖の湯。200円。

先は見えた。ここからはした道で行こう。温泉パワーで走り切ろう。

うーん・・・温まったら、眠くなってきちゃったなぁ。


遠征。

2012-11-18 17:00:19 | Weblog

石巻へ向かっています。
月末には帰って来られるという話だったのに・・・どつもしばらく帰って来られなそうで・・・。

十日間くらいならば本さえあればなんとかなるのだけれど、二週間を越えるとなると退屈も極まる。
そうなると持っていく荷物が変わってくる。

そんなわけで、バイクでの遠征から変更。
バックシートにアコースティックギターとエレキギター。ベース。マッキントッシュとエムボックス、読み切れないくらいの本。何から何まで詰め込んで、車の旅だ。

これは楽しい遠征になりそうだ。

星の楽隊。

2012-11-18 04:14:41 | Weblog
大切なものだけを三日月に閉じ込めて
忘れたくはないけれど いつかまた時の果てで

唄は闇夜を抜けて君に降り注ぐでしょう
確かめたくなるけれど それはまた空の果てで

愛しい人よ 泣かないでくれ
傷つき泣き疲れたら・・・夜明けだ

僕は一人で星を見上げながら
見えない君の姿を思い出すのでしょう
星の楽隊唄が届く頃には
過ぎ行く季節とともに歩き出すのでしょう

目には見えないものと耳では聞こえないもの
そのココロどこかしらでつかまえてくれればいい

ずぶ濡れのまま 夢を見ていた
傷つき泣き疲れたら・・・夜明けだ

僕は一人で声を嗄らしながら
茜に染まる空には君を描くでしょう
星の楽隊唄が届く頃には
還らぬ季節とともに歩き出すのでしょう

I'll sing my song with my heart.
I'll sing my song with your heart.

僕は一人で君を想いながら
去りゆく季節の中を歩き出すのでしょう

経験則。

2012-11-18 02:53:02 | Weblog
唄を作ると、聴いてくれる人がいる。
唄が出来上がるのを楽しみにしてくれている人がいる。
・・・僕はつくづくし幸せ者だと・・・想う。

そんな風になるために、奔走した日々がある。
そんなことは当たり前だと、奢った日々もある。
そして今、僕は僕を、つくづく幸せ者だと・・・想う。

新曲のタイトルは、星の楽隊。今日はオーラスで演奏した。好評だったようである。
この何年かで1番いい曲だ。という感想は大袈裟だとして(あるだろ?他にも)、誰もが新曲の良さを口にするその曲は、名曲の可能性大だと経験が語っている。
曲がいいとか、歌詞がいいとか・・・そういうのではなくて、ソウル、魂がこもった曲。そんな唄なんだと想う。
魂の魔法にかけられた唄の名曲の可能性は低いと、経験が・・・語る。
どっちに転ぶかは・・・今は誰にもわからない。

富良野のお風呂にて。

2012-11-16 05:26:45 | Weblog


富良野山部、廃バスの五右衛門風呂。
地主の佐藤さんが水を出してくれたので、山部滞在何日目かでお風呂に入れるようになった。
釜を綺麗に洗って、水を注ぎ込み、薪を焼べてお風呂を沸かす。リアルタイムファイアーなので、湯加減の調整が難しい。今だ!という時に入らなければ、結構面倒臭いことになる。

ところで、その五右衛門風呂は地面から少し高い所にある。1メートルくらいの高さにある。釜の下には石とセメントで固めたカマドがある。

その日は、星が綺麗な夜だった。流れ星を観ながら入る五右衛門風呂なんて最高だ。富良野の夜は寒い。冷え切った身体をお風呂で温めるなんて最高じゃないか。
お湯の温度を確かめて、今だ!というタイミングを見極める。廃バスに戻って、素早くお風呂の準備をする。ほぼ全裸で、廃バスの入り口を出て裏にある五右衛門風呂へと歩く。ほぼ全裸というより、全裸だ。寒い寒い!とつぶやきながら五右衛門風呂の台の上に上がる。かけ湯をして、いざ入浴!
あっ、五右衛門風呂の底に敷く板を忘れてた!と、右手で板を取る。板を沈めて、それに足を乗せて入るというわけだ。
板を取って、底に沈めようとしたその時・・・足が滑った。右手に板を持ったまま、足が滑った僕なのである。半回転だか一回転だかはわからないのだが、回転しながら転落したのである。背中から。もちろん全裸で。・・・これは痛い。死んだかと思った。全裸で。寒空の下、死んだかと思った。全裸で。
しかし、死んではいなかった。死んでいなかった僕は、全裸なので寒いのだ。とにかく、台に上がって、土の付いた身体と板を洗って、五右衛門風呂にじゃぶんと入る。どうも何箇所か擦りむいたみたいだ。ピリピリとしみる。でも、寒いよりはいい。あぁ、気持ちがいい。あぁ、死ななくて良かった。全裸で。

その日は、お風呂に浸かりながら唄を口ずさんでいた。星がキラキラの輝く寒い夜だ。
僕は僕が書いた曲の中で、この歌詞は素晴らしい出来だな、と想う曲がいくつかあるのだが、その中でもベストだと確信するのが「ローズ」の歌詞だ。
この唄の歌詞は、細部まで抜かりなく作ってある・・・気がする。特別な何かではなく、普通に素晴らしい。この唄は世に出るべき唄なのではないかと、珍しく思ってしまうのだが・・・。

まぁ、ピリピリとするひじ辺りの擦り傷をさすりながら、満天の星の下でローズを歌う。

さぁ、ローズが聴きたくなったことでしょう。CDを持っている人は聴きましょう。持っていない人は、どんな唄なんだろう?と想像しましょう。
冬にぴったりの唄なのです。

いやしかし・・・回転しながら背中から地面に落ちても、かすり傷で済むこの俊敏さと受け身の上手さ。しかも全裸で。と、ローズなんていう名曲を作ってしまうこの才能。

なんてことだ・・・天は二物を与えてしまったな・・・。

おしまい。

アットゥシと豚バラ。

2012-11-15 02:39:39 | Weblog

部屋に入って、温度計を見ると・・・9度。一桁・・・。猪木の真似をしながら、「バカヤロー!」と叫んでみる。・・・あるあるぅ。
そんな武蔵嵐山あるあるはいいとして。

アイヌの伝統的な織物。アットゥシ。おひょうの樹の皮の繊維を編んだもの。防水性と防寒性に優れたもの。

木の皮で編んであるんだよ。凄くない?
江戸時代、アイヌや東北地方の人達への差別を目的として、木綿の交易が禁止された。木綿が手に入らなくなったので、綿を使わないこういった織物が出来上がったらしい。

このアットゥシは、その道のプロが一年をかけて編んだもの。値段は・・・100万円!
安いか高いか?

買えるか買えないかという問題は、100万円を持っているか持っていないかという問題になってくるから別として・・・。

安いか高いか?という事に焦点を絞れば、安いと言わざるを得ないよな。

商売の為にモノを作る場合、いかにコストを下げて利益をあげるか?コストとは、主に人件費と材料費。コストを下げるということは、それを削るということだ。安い材料を手に入れて、労働力の安い国でモノを作る。これは、きっと、経済の基本。そうやって、利益というものを出していく。かかった人件費、材料費、輸送費、利益、設備投資費などなど、もろもろを換算して、値段というものが決まるのだ。

ではどうだろうか?
このアットゥシ織。そのシステムに乗せて換算するといくらになるのだろうか?・・・100万円ってことはないよな。人間国宝の陶芸家や、著名な芸術家が作る付加価値のようなものはここには無い。
このアットゥシ織には、一年という実際の労力がかかっている訳だ。

何を言いたいのか・・・それが問題だ。このアットゥシ織を見た時に、何を想ったのかが問題だ。

僕らは安くて良いものを求め過ぎるあまりに、本物、ホンモノに触れる機会を失い過ぎてはいないだろうか?
経済効率という言葉のもとに繰り広げられているのであろう生存競争の中で消えて行く、ホンモノに触れる機会が少な過ぎやしないだろうか?

ホンモノとは、手が届かないくらい高いものであっていい。憧れるくらい高いものであって欲しい。
でも、そのホンモノたちは、絶対になくなってはいけないと・・・思うのだな。

今日、スーパーに豚肉を買いに行った。アニキの誕生日にカレーを作ってあげたのだ。豚のバラ肉の塊を探していたら、アメリカ産のバラ肉しか売っていなかった。国産は売っていなかったのだよ。誕生日だから、国産の豚バラを食べさせてあげたかったのに。まぁ、アニキはどうせ味など分かるわけもないのだけどね。これは気持ちの問題なのだ。

日本は、この国は、近い将来、TPPに参加をするのだと思う。世界中から、安いものが入って来て、もしかしたら僕たちは、安い豚肉が買えて嬉しく思うのかもしれない。
でも僕は、国産の豚バラが買えないのは嫌なんだな。国産の豚バラが買えなくなるのは嫌なんだな。

そういう未来が確実にやって来る。

アットゥシから話がずれた・・・?いや、ずれてはいない。きっと、そういうことなんだよ。
求める心、意識する心・・・が、未来を変えていくんだよ。

もう、もはや、僕は、政治には無頓着になった。資本主義経済の中で行われる政治など、所詮ギャグでしかない。完全なギャグだ。

それでも、求める心、意識する心は、未来を変えていくような気がするんだよな。

あぁ、100万円を貯めて、いつかアットゥシ織を羽織りながら、秋味を釣りたい。

運命の糸。その二。

2012-11-12 01:25:27 | Weblog
一心不乱に木を彫っている人がいる。下を向き、黙々と彫っている。周囲の雑踏の騒がしさと一線を画すその空間。そこに入り込むことに躊躇いを感じるほどの、その空間。

僕は・・・その人の前にしゃがみ込んだ。

誰かが横から話し掛けて来たようだが、僕にはその声は届かなかった。

僕は、その人の前にしゃがみ込んでいる。その人は、僕の存在に気づくこともなく、一心不乱に彫り続けている。

ふと、糸が・・・繋がった。

その人と僕の目が合った。

こんにちは。・・・僕は二風谷であなたに会いました。

おぉ、とその人は声を漏らし、立ち上がり右手を差し出してくる。僕も立ち上がり、その手を強く握る。

覚えているだろうか?
二風谷のキャンプ場で、クマのウンチを見せに連れて行ってくれ、鮭の産卵を一緒に待ち眺め、アイヌ文化博物館のチセでトンコリの演奏を聴かせてくれ、アイヌの歴史や文化や伝統工芸について教えてくれたあのおじさんを?
てっきりアイヌの人だと思って話していたら、実は東京出身の、僕らと同じシャモだったおじさんのことを?

そのおじさんが、今目の前にいる。二風谷から1000キロ以上も離れた、池袋の街での再開だ。金色の招待券をもらったことも、一等の巨大なヌイグルミを当てたことも、ジャンケン大会で優勝したことも、全部薄れてしまうくらいの驚きではないか。

えっ?ヤラセだろって?
・・・。
えっ?知ってたんだろって?
・・・。
池袋に行くなんておかしいって?
・・・。
いやだなぁ・・・。偶然だよぉ。・・・。ホントに。・・・。ぐ・う・ぜ・ん。

いやぁ、運命の糸って・・・あるんですねぇ。

つづく・・・かな?

運命の糸。

2012-11-12 00:39:55 | Weblog
日曜日なので、珍しく出掛けた。珍しく池袋へ行ってみた。帰る頃には雨が降るっていうのに、バイクで出掛けた。

なんとはなしに池袋の街をブラブラと歩く。服が欲しいわけでも、雑貨が見たいわけでもないので、なんとはなしにブラブラと歩く。ふと目に入る文字・・・平取町商工会の文字。

ん?これはあの、北海道の平取のことかなぁ?

北海道から帰って来たばかりだ。それは気になるってもんだろう。
今時珍しいサンドイッチマンが掲げるその文字を追って、てくてくと歩く。
しばらく歩くと、何やらイベントらしき会場に着いた。この会場の中で、平取町のなにがしかが観られるということなのだろう。入場料を500円・・・と書いてある。・・・何をやっているのかも分からないのに、入場料を取るなんて・・・大したイベントだぜ。そう思いながら、チケットを買う列に並ぶ。
すると、一人のおばさまが斜め左方向からこちらへ向かって歩いてくる。何十人もの人が並んでいるにも関わらず、僕の前で立ち止まった。一枚の紙切れを差し出しながらこう言った。

一枚余ったから、これ差し上げるわ。

そして、立ち去って行った。不思議なこともあるものだが・・・こういうこともあるのだ。
チケットの行列に並ぶ人からの羨望の視線を受けながら、招待券と書かれた光り輝くチケットをヒラヒラとさせながら、僕は列から外れる。・・・こういうことも、あるのだ。

中に入るとクジ引きをやっていた。別にクジ引きなどやりたいわけではなかったのだが、歩いていたらクジを引かされた。クジを開くと・・・一等・・・と書かれていた。ん?一等?
景品引換所のボードの一番上には、ペア旅行券!と書いてある。えっ?旅行券?当たったの?まぢで?と、クールに興奮しながら、一等のクジを係の人に手渡すと、おめでとうございます!!!と叫ばれ、巨大なヌイグルミを渡された。クジに外れた人の群れ、これからクジを引く人の群れから感嘆の声が上がる。巨大なヌイグルミを抱えさせられた僕は・・・少し恥ずかしいだろ?逃げるように、その場を後にする。
去り際にもう一度ボードを見ると、ペア旅行券は特等だった。一等が一番上ではなかった。特等の下の一等のところにはもちろん、巨大なヌイグルミ、と書いてあった。・・・持って帰れねぇよ。

少し歩いたところで、誰かに背中をドンと押されて二三歩つんのめったら・・・そこはジャンケン大会の会場だった。ん?ジャンケンなんてしたくねぇよ。と思っていると・・・威勢のいい声がスピーカーから響く。

さぁ、利き腕をあげてぇ!

なんといっても、ここはジャンケン大会の会場なのだ。手を挙げないと周りから白い目で見られる。仕方がない。ヌイグルミを持っていない左手を挙げた。

最初はグー!ジャンケン・・・。

あれよあれよと勝ち進み、決勝戦でも勝ってしまい、望みもしないのに、二重構造保温保冷タンブラーを左手に持たされてしまった。・・・右手には巨大なヌイグルミ。左手にはタンブラーの箱。・・・もう何も持てねぇよ。

それにしても、なんなんだ?今日は?なんでも当たる日なのか?こういう日もあるのか?

それにしても、平取町の商工会はどこにいるんだ?

つづく。

11/10(土)大宮ストリート。西口AND東口。

2012-11-11 23:20:00 | Weblog
いやしかし、旅から戻っての初ストリートだったというのに・・・騒がしい夜になってしまった。
わざわざ長嶋茂雄の出身地、千葉の佐倉から聞きに来てくれた人も居たというのに・・・呆れるくらい騒がしい夜になってしまった。
あっちこっちと動き回っても、安住の地など見つかるわけもないのだが・・・ボヘミアンのように移動を繰り返す。
まぁ、これも旅みたいなものだわな。人生の旅みたいなものだわな。

あの状況の中、歌いに歌った23曲。大したもんだわな。バトルやらなんやらも全部含めて、楽しかったと、心から想えるのだから、大したもんだわな。
今後の展開の難儀さも含めて、楽しみだと想えるのだから・・・まぁ、よしとしようではないか。
このココロ折れるものならば、折ってみるがいいさな。

来週はさいたま新都心、スーパーアリーナに併設された、旧ジョンレノンミュージアムにて、LOVEANDPEACEのイベントにバンドで出ます。ので、ストリートはお休み。そこんとこ、よろしく。

どんな時でもあれだよ・・・ただ唄を歌うだけなんだから・・・難しいことなんて何も無い。そこんとこ、よろしく。

11.10 大宮ストリート
【セットリスト】
1.Queen of rumble fish
2.3gの奇跡
3.Message
4.みんなの唄
5.飛べない鳥
6.Everyday(中断)

~場所移動(デッキ下)~
7.あっ、満天の星空だ(中断)
8.スマイル

~場所移動(大宮駅東口)~
9.Iris
10.Under the flag of jack
11.月のお姫様
12.Hello good-bye
13.goodtimes badtimes

14.三日月の夜
15.あいのうた
16.カナリア

17.Everyday
18.金色の翼
19.Starting Over
20.スマイル
21.3gの奇跡
22.Queen of rumble fish
23.COWBOY