ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

帰る理由。その二。

2012-11-09 21:13:52 | Weblog

そんなわけで、帰って来た。

いざ帰って来ると、本棚を作るなんて・・・面倒臭いなぁ・・・と想うから不思議だ。
しかし、そんなことは言ってられない。

そもそも、ここに引越してくる一年も前のこと。初めてこの家を見た時、閉まった窓越しにこの部屋を覗き見た時、ここに引っ越せたらいいなぁ・・・ここに住めたら、あの壁全部を本棚にしてしまいたいなぁ・・・そう想ったのである。
つまり、それは・・・これは、この家との約束と言っても過言ではないのである。

木材を大量に買い込む。予算が乏しいので、大量と言っても、絞りに絞った材料だ。
それをコツコツと切ったり貼ったり打ち付けたり。
途中で金具が足りなくなって翌日に延期。20キロも離れたホームセンターへ金具を買いに行ったり。

設計図無し、イメージあんまり無し、ぶっつけ本番、ええいままよ!と言う作戦で作業は進む。

京都に素敵なカフェがある。名前は・・・忘れた。
とにかく壁全部が本棚になっている。・・・そんなイメージ。だって・・・ここは「はちみつカフェ」だから。

測っては休み、切ってはお茶を飲み、打っては眠り・・・のんびり少しずつ・・・そして遂に完成。

要らないモノ達との烙印を押され掛かった、我が愛着のモノ達。それを収めて、こんな風になった。
ずいぶんと素敵に出来たものだ・・・と、我ながら感心。

これがね、僕が帰りたかった「理由」ってやつなんだよ。

えっ?ライブ?ん?・・・あっ、そう、それ。そうだった、そうだった。ライブのために帰って来たんだった。本棚のためだなんて、嘘に決まってるじゃん。ねぇ?

おしまい。


帰る理由。その一。

2012-11-09 18:46:52 | Weblog
二ヶ月、フラフラと旅をしていて、もう帰ろうかなぁ・・・と想うことが何度かあった。帰りたいなぁ・・・と想うことが何度かあった。
辛いから帰りたいとか、寒いから帰りたいとか、雪が降るからもう無理とか、ホームシックだとか・・・そういう類の感情は微塵もない。

では、なぜ帰りたいと想ったのか?

それは、本棚を作りたかったから。

なんのこっちゃ・・・と。なんのこっちゃとお思いの貴兄。そう、それは本当になんのこっちゃということなのだが、本当にそう想っていたのだから仕方がない。

引越しをしてから五ヶ月、実は、引越しの荷物の80パーセントほどが、まだ片付いていないのだ。この事実は衝撃である。つまり、僕は自分の持つモノの中の20パーセントで生活が出来るという事。つまりのつまりは、80パーセントが要らないモノということに・・・なる。これは由々しき事態だろ?

そんなことはない、と。引っ越しの時に20パーセントくらいのモノ達を捨ててきたのだから、残りはみんな要るものなはずだ、と。

トラッシュリハーサル。

2012-11-09 05:17:49 | Weblog
久しぶりにトラッシュのリハーサルだった。何ヶ月振りだったのかな?・・・三ヶ月振りかな。

来る11/17のラブアンドピースイベントのためのリハーサルだ。
今回のラブアンドピースは、さいたまスーパーアリーナの横っちょ、ジョンレノンミュージアムがあった場所。つまり、いつものように野外ではなく、室内だ。室内なのでドラムもありってことなので、バンドスタイルで出る。

そんなわけでリハーサル。

メンバーとも久しぶりに会った。なんか、懐かしささえ感じたよ。

さて、どんなライブにしようかな・・・と。

久しぶりのライブだし、まぁ無難な感じ・・・になると思うでしょ?いや、おれはそうなると思ったよ。がしかし、そんなに簡単にはいかない。おざなりなライブなど出来ないのだよ。

マコが主導でライブのコンセプトが練られていく。
テーマはバンドスタイルのストリートライブ・・・的な・・・感じ?かっちり締まった感じよりは、田舎のバンド的なノリがいいみたいだ。
ライブハウスでもないし、当日はリハーサルも出来ないし、音の厚みや、中音や外音のバランスも手探りで演奏することになる。そういう状況を鑑みてのテーマ設定である。・・・なるほど、一理ある。

バンドスタイルで演奏したことのない曲を・・・と言い出す。この展開は結構面倒だ。なんだかんだと曲が決まらないパターン。時間もない事だし、そうそう悩んでもいられない。悩んだ挙句、その曲達は演らないなんてことが多々あり過ぎる。

新曲演っちゃう?と聞いてみた。

例えば、新曲演っちゃう?と聞いた場合・・・ちょっと時間が足りないでしょう・・・とか、いいですねぇ・・・とか、そういう反応を待つものだよね。

マコの返事はね、

いいですねぇ、新曲二曲演りましょう!

えっ?二曲?・・・いやいや、ねぇ、そんなにさ、ポンポン新曲があるわけじゃないんだよ、と答えるよね。答えると思うでしょ?
いやね、それが、あるんだよ。昨日作ったばかりのメロディがさ。こんなこともあろうかと・・・ね。さすが、おれ。

そんなわけで、11/17、トラッシュの出番は18時半。午後6時半。
初披露のビートルズナンバートラッシュアレンジ版も携えて、新曲二曲も携えて、楽しいライブになること請け合い。

さてさて、新曲の歌詞をね、書かないとだね。
お楽しみに。

忍か?

2012-11-04 23:39:04 | Weblog
昼下がり、カインズホームで木材を買って来た。
自分の車では運べないほどの大きな木材だ。カインズの無料車貸し出しサービスで、運んで来た。

庭に木材を降ろして、車を返しに行き、また戻って来る。なかなか面倒臭い。

さて、そろそろ始めますか・・・と思った所で、背後から声が聞こえた。

「おやおや、何をおっ始めるんだい?」

振り返ると、大家さんのお父さんがすぐそばに立っていた。
ちょーびっくりした。いつも、気配も無く、背後を取られる。なかなかの強者だぜ。

なんのかんのと話をして、あっ、と思い出す。

「これ、なんの葉っぱですかね?」

昨日見つけた、モロヘイヤの跡地に勝手に生えた、植物のことである。

それは、サツマイモだ。掘ってごらん。

手でザクザクと掘ると・・・大きなサツマイモが出て来た。わぁ!
さらにザクザクと掘ると、今度はジャガイモが出て来た。わぁ!
もっと掘ると、ジャガイモがコロコロとたくさん出てくる。わぁ、わぁ、わぁ!

たぶん、あれだ。食べきれなくて捨てたヤツだ。生ゴミ的なヤツは、畑に埋めることにしている。それだ。それが芽を出したんだ。そして、旅をしている間に大きくなったんだ。すげぇなぁ・・・うちの畑。魔法の畑だな。

タマネギとか生えて来ないかなぁ?人参も生えてこないかなぁ?お肉も生えて来ないかな?そしたら、カレーが作れるのになぁ。

想定内の夜なんだ。

2012-11-04 23:27:06 | Weblog
やっぱり暖かい。こっちは暖かい。・・・昼間はね。
夜は寒い。とんでもなく寒い。北海道と変わらない。
寒暖の差が激し過ぎる。

うちには暖房が・・・無い。灯油を買えば・・・ある。灯油を買ってないから・・・無い。
寒くて部屋には居られないよ。

やはりここは、ウッドデッキに出るしかない。つまり・・・外だ。部屋が寒いから外に出る。・・・なんのこっちゃ。

外に出て、チムニーに火をいれる。つまり、薪を燃やす。これがなかなか暖かい。外なのに暖かい。
火にあたりながら、本を読む。これが・・・寒い夜の過ごし方だ。

いやしかし、何か対策を練らなければならない。このままでは冬を乗り切れそうもない。凍死だ、凍死。助けてくれる人、募集中。

しかし、なんだな・・・。予想はしていたんだけど・・・。帰って来ても、旅をしている時と同じだな。ほとんど変わらないと言うよりも・・・同じだ。

火にあたりながら時を費やす。冷たい風。夜空には星。
笑ってしまうくらいに・・・予想通りなんだよ。

逃避だよ、逃避。

2012-11-03 22:46:23 | Weblog
帰って来て、まず何をしたか。

旅の荷物が部屋に散乱している。僕が想うに・・・僕は荷物を片付けたくなかったんだろう。
散乱した荷物とともに旅の余韻に浸っていたかった・・・という訳では全然ない。ただ単に、面倒だったのだ。逃避だ、逃避。

玄関を片付けて、クローゼットを作った。天井の梁にロープをかけて4メートルの物干し竿を吊る。かなりの大仕事だった。

昨日の夜のうちに、気にいる程のクローゼットルームが出来上がった。やった。

今日はテントを干して、タープを干して、寝袋とマットを干して、洗濯を三回して・・・そこまでは良かった。
ウッドデッキのタープを再設置して、椅子やテーブルを出して、ハンモックを二つセットして、もう一個ハンモックを吊るすための太い桜の樹を拾いに山に入った・・・。逃避だよ、逃避。

部屋はまだ・・・ひどく散らかったまま。大丈夫大丈夫、まだまだ時間はある。のんびりと旅をしたんだ。のんびりと片付けるさ。

チームカプサイシン。

2012-11-03 21:23:30 | Weblog
旅から帰るまで、心配だった庭の事。

雑草は伸び放題になっていないか・・・畑はメチャメチャになっていないか・・・

大家さんが草刈りをしてくれていた。何があったのかはわからないが、バジルとシソの林がすっかり刈り取られていた。引越し記念にしょくじゅした
ブルーベリーの樹もなくなっていた・・・雑草とともに。

なぜか、メチャメチャに伸び散らかったミニトマトはそのままだった。こんな季節なのに、ここはとても寒いのに、まだまだ青い実を付けている。
一本一本の枝をほどくようにして、ミニトマト畑を整えた。もしかしたら、まだ赤くなるかもしれない。100個くらい、青い実が成っている。野菜不足も解消だ。

謎の蔓植物が育っていた。モロヘイヤ畑があった場所だ。カボチャかな?ジャガイモかな?捨てたタネが芽を出したのかな?

でっかい赤唐辛子が鈴なりに成っていた。ん?こんなところに唐辛子を植えたっけな?と思ったら、それは赤く熟したシシトウだった。シシトウは熟すと、ただの唐辛子になるらしい。驚いた。そうなんだ。
食べてみたけど、青いシシトウも100パーセントの確率で、辛かった。これはもう、タダの唐辛子だ。

鷹の爪も豊作だった。上を向いてツンツンたくさん成っている。
ちょっと焼いて、齧ってみたら・・・口から火が出た。タダの唐辛子になったシシトウの千倍は辛い。さすが、本物。

ピーマンもなっていた。二つだけだけで、どちらもちょっと変な形だけど。

ちょっと調べてみたら、ピーマンもパプリカもシシトウも、もちろん唐辛子も・・・全部トウガラシの仲間なんだってさ。ナス科唐辛子属トウガラシ。

つまり、トウガラシの仲間しか生き残っていなかったってこと。・・・驚いた。
もうあれだよ、カプサイシンが溢れているよ、うちの畑は。

3時だから、ジェラートが食べたいな。

2012-11-03 15:19:43 | Weblog
そうそう、札幌でジェラートを食べました。円山公園のそばにあるマルヤマクラスのレ・ディ・ローマ・プラス。

さとほろいちごと、北海道ミルク。ダブルで390円。
ちょうどハロウィン当日。店員さんが、カボチャのジェラートをワンスプーン付けさせて頂いてもよろしいですか?と聞くので、望むところです、と答える。

で、赤と白と黄色の可愛いジェラートになった。

さとほろいちごはソルベだった。僕はソルベがあまり好きじゃないので、ちょっと失敗した。見た目で気づけって感じなんだけどね・・・。

北海道ミルクは美味しかった。さとほろソルベを食べるのが大変で、北海道ミルクと混ぜて食べる作戦にしたのだけど、美味しい北海道ミルクがどんどん無くなってしまうので、ちょっと悲しかった。

まぁ、なんのこっちゃって話なんだけどね。
実のところ、まだまだ書いていないジェラート記事、たくさんあったりしてね。
だってね、全部書くと、ジェラート大好きだと思われちゃう可能性があるからね。

眩暈の原因と思われるもの。

2012-11-03 00:20:11 | Weblog
なんだか・・・眩暈がする。帰ってからずっとだ。クラクラっと揺れる。時々フワッと身体が浮いたようになる。帰ってからずっとだ。

さっき想った。これは・・・船酔いだ。きっと船酔い・・・の続きだ。

船を降りてから十数時間も経って、何を今頃船酔いだと?
でも、考えてみて欲しい。バイクに乗って船を降りた。そのまま10時間走った。つまり、しっかりと地に足を付けた時から船酔いの後遺症が始まった・・・ということではあるまいか?

フワッと浮くような感じは・・・間違いない。船の中で20時間も味わった、あの感覚と同じだ。

クラクラといい、フワフワといい、嫌な感覚ではあるのだけれど・・・病的なものでないのなら安心だ。

ただ、ちょっと疲れたな。気が抜けて風邪を引かないように気をつけないとだな。だって・・・武蔵嵐山は・・・想像通り寒い。もしかしたら、北海道よりも寒い。
もしも風邪を引いたら、それは、気が抜けたからではなくて、嵐山の寒さのせいだと・・・僕は想う。

アイムホーム、ナウ。

2012-11-02 16:37:53 | Weblog

ただいま、と言って玄関の扉を開ける。
その瞬間、僕の旅が終わった。

長かった。やっと終わった。

さぁ、荷物を降ろそう。荷物を降ろしたら、戦友のマグナを優しく撫でてあげよう。共に全てを乗り越えた相棒だ。よく頑張った。よく頑張ってくれた。

改めて・・・ただいま。
いっぱい待たせたね。

楽しいことしかない人生だ。・・・この旅で思い知ったこと。

ブルーハーツの唄を一曲。

"夜の金網をくぐり抜け
今しか見ることが出来ないものや
ハックルベリーに会いにいく
台無しにした昨日は帳消しだ"

子持温泉。

2012-11-02 13:42:38 | Weblog
山を上ったら雨が止んで、山を下りたら寒さも収まった。
でも、冷え切った四肢の先が痛い。指先が凍傷になるかと思ったよ。

凍傷にはならなかったんだけど、冷たいままなので、温泉に入ることにした。
もう先は見えた。気温も上がってきた。余裕シャクシャクで、温泉に入るんだぜ。ワイルロラロ?