閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

砥ぐ

2014-08-20 07:49:05 | 閃き
忙しさの合間を縫って、やっと理髪店へ行った

馴染みの店である

いつもは予約をしているのだが、急遽思い立ちダメ元で行ったのだが、幸運にも空いていた

理髪店の店主との会話も髭を当たってもらう事と同じ楽しみの1つだ


店主は今、鉈を砥いでいるが、その砥ぎ方が解らないと言う


薪を割る斧の刃は決して鋭くはない

刃物は、それぞれ使用に必要な鋭さがある


店主には鉈は必要な道具ではない為に、解らないのだ

店主は専門家に教えを請うと結んだ


現代人が失った技能の1つに砥ぎがある

包丁やナイフは切れる状態で販売されていて

切れなくなったら新しい物に手軽に交換出来る

しかし昔は皆、刃物を砥いでいた


もし、サバイバルな状態に陥った時、砥の技能の有無が生活を大きく左右させるだろう

当たり前が失われた時の衝撃は強い


火を点ける事もそうだ

ライターやマッチが無い時、火を点ける事が出来るだろうか


サバイバルな状況等有り得ないと私も思うが

そう推測しなければ大切な物だと気付く事は出来ないだろう


些細な事だが、大切な物が身の回りに沢山ある事を気付かされるね