閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

退位

2017-01-31 07:37:35 | 閃き
一般の企業では定年制度が導入されている

最近は年金の引き上げに伴って定年年齢の引き上げを行う様に政府が要請しているが、これも都合の良い噺である

ある番組でコメンテーターの1人が定年制を廃止すれば良いとコメントしていた

年を重ねても働いている人は一応に元気であるので、定年といって無理に仕事を辞めなくても良いという考え方のようだった

それでは、昔はどうだったのであろうか?


年齢を重ねていつまでも居座ると若い人の重荷になるという考え方が昔からあった

勿論、そんな時代でも年老いて働く者は存在したのだが、大家の旦那が楽隠居するイメージが強いのであろう

一家の家計を支える柱が交替し、それまで頑張ってきた者は隠居する

そんな風潮は今では懐かしいとさえ思えてくる


敗戦後、日本国の象徴となった天皇の地位を真摯に受け止められている今上天皇の生前退位のご意向は、政府内でも検討されている

色々な考え方があって喧々諤々としている様だが、もっと単純に考えられないものなのかと思う

崩御されてから引き継がれる事でも差し支え無かった以前の天皇とは違って、今では日本国の国事を含む様々なお仕事が存在し、それ自体が停滞することの影響を考えれば、体力のある世継ぎに早めに交替する事は理に適っている

定年制のような年齢の制限は難しいだろうから、体力的に鑑みて適切な時期に天皇のご意志で交替で切る制度を取り入れれば問題は無いように思う

一部、政治に利用される等の懸念事項もあるようだが、天皇の公務を観ていればそんな心配は無用である事が判るし、そう懸念する事こそ悪く利用する事を考える兆候のようにも感じる


後生に悪い影響を与えるのなら早めに退き、健康ならば他の仕事を見付けて働き、生きがいと健康な身体を維持して生活を一変して行く折り返しが定年なのではないかと思う

勿論、世の中には少ない年金だけでは生活出来ない方々も多く存在しているのだが、これからの世代は親との同居を軸にして、折り返しの人生を考える為に退位(定年)を考えた方が良い気がしている
コメント
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