テレビの洗濯洗剤のCMを観ていて笑った
ジェルボール式の洗濯洗剤は90%が洗剤成分
それに比較して液体洗剤は殆どが水
CMでは水で洗う?
と水で希釈されたものは汚れが落ちないと言わんばかりの表現
これは全くの騙しだ
元々液体洗剤が出来たのは理由がある
それまでの洗剤は粉末か顆粒だった
それを洗濯機に入れるのだが、水に溶けにくいという欠点があった
それを解決する為に予め水に溶かして洗濯機に入れた時に溶けやすくしたのだ
希釈率を下げれば濃度が上がり1回の投入量が減るが
濃くすると粘性が増して容器から出にくくなる
そこで容器から出すのでは無く、更に濃度を上げてジェル状にして容器に入れたのがジェルボール式の洗剤なのだ
従ってジェルボール式洗剤の欠点は洗濯物の量に応じて洗剤の量を調整出来ない事だ
話は戻るが、粉末だろうが、液体だろうがジェルボールだろうが、洗濯機の中の洗剤成分の量は変わらない
所詮、水を溜めて水に溶かして洗う仕組みは同じ
CMのジェルボール式の洗剤は水が不要なら主張通りだが、そうではないだろう
このCMを制作した制作会社と洗剤の会社のCM担当者は頭が悪い