同じ庁内で職場の先輩で、父の従兄が亡くなった
90歳を迎える年齢であったが、最近は施設でお世話になっていた
最近では高齢者は施設でお世話になり具合が悪くなると病院へ入院し、そのまま死に至る
施設も病院も面会が叶わず、家族ですら会えず仕舞いでお別れするケースが通常となっているのは、コロナ禍の悲しい事の一つだ
元々、慎ましい生活を旨としてきた家庭なので、他との交流も深くない
90歳ともなると実の弟や妹も具合が悪く、遠方から葬儀に参列出来ない状況がある
故人の奥様も高齢で、足が悪く家に籠りがちであった
娘婿も病弱で定年前ではあるが交流が少ない
唯一娘は頑張り屋で社交的であることが救いだ
次女は帰って来ていたが旦那の姿はないし孫も何人かいるが、遠方なのか仕事が忙しいのか来ていなかった
葬儀の参列者は少なく寂しい気がしたが、それも仕方のないことだが
奥様方の親戚だと思うが、葬儀の終わりにポツリと漏らした「人(参列者)が少ないね」という言葉が気になった
家庭ごとに事情が異なり家族葬もある中だが、参列者の多い少ないで何かを測る必要もないだろうに
火葬場への同行も人数制限があるため義遠慮したが、これがニューノーマルだと言うのだろうか
人の生と死は一度限り
良いも悪いも大きいも小さいも無い
悲しいことは人知れず死に、お供来さえされないことだ
ご冥福をお祈りします
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます